Kotodama Workはあなたの言葉の持っているエネルギーを鍛えるワークです。言葉を鍛えるには、体の芯=丹田から出す必要があります。だから、姿勢美法を行うのです。
その丹田から出てきた言葉はあなたをドライブして、運命を変えることにつながります。運命を変えるなんて言うと、仰々しく聞こえるかもしれませんが、運命とは毎日の感情生活を構成する言葉(思考)に大きく左右されるのです。
だからこそ、自分の中に渦巻く言葉を発見すること、それが第一段階です。
そのためにKotodamaワークで行うことはすごくシンプルなことです。それはワークシートにのっている質問に答えていくというもの。
自分の過去の事件や好きなもの等について質問の書かれた紙に自分なりの回答を書き出し、他者とシェアをするという15分足らずの作業です。しかし、構造が単純だからこそ、あなたの人生の指針になる言葉がダイレクトに見つかることになります。
例えば、子どもの頃のお母さんとの関係について『嬉しかったこと』『嫌だったこと』について書き出すワーク。
その際の正解はなく、自分なりに覚えている範囲で書き出していく。その結果を観察してみると、今まで自分が感じていた母親像とは180度違う視点が得られたりするわけです。自分の認識している世界は自分の視点次第でどうにでも変わるものだと知った時、人は大きな気付きを得ます。そして、ワークではその気付きを現実にするためにどうすればいいのかを考えて行きます。
体の持つ力を活用することでアファーメーション(自己確信)をより強く深めることができます。
その結果、「このワークで救われた」「自分の優先順位が明らかになった」「単に10分ぐらい自分を見つめただけで、びっくりするぐらいの発見があった」という感激の声が続出することになりました。
Kotodama Workを通じて、あなたは無心になって言葉を紡ぎます。その結果、無意識が活性化し、普段抑圧していた思いや本音が紙の上に現れるのです。しかも、Tune-inや姿勢美法の後にそれを行うからこそ、出てきた言葉が本物になるのです。
Kotodama Workの実践
セッションでは一枚のワークシートを用意して、それについて5~10分で回答していきます。ただし、Tune-inと同様、これに正解はありません。
例えば、「あなたの相談相手」というワーク。このワークはあなたが信頼して相談できる人を挙げてみましょうという内容ですが、決して、『相談相手がいないと駄目』と言っているわけではありません。
ワークの結果、『私には心から相談できる人がいませんでした…』となるのであれば、それがあなたにとっての一つの発見なのです。それを発見できたことは人生の財産となる経験です。恥ずかしいことでも何でもありません。
例え、相談できる人を10人挙げられる場合であっても、それが正しいとか、素晴らしいとかいうことはありません。このワークは他者から評価されるためのワークではありません。
ですから、自分を着飾って「良い格好」をしないように注意しましょう。自分を偽っていては、自分の歪みを強化するばかりで逆効果になってしまいます。
実を言うと、あなたにとって一番大事な言葉はどんな本にも書いてありませんし、誰もそれを与えることはできません。
じゃあ、どうすればいいの?
あなたの内側に眠っている『言葉にできない言葉』『モヤモヤとした感情や感覚』、それこそがあなたの求めているモノの正体なのです。
このワークを通じて、あなたは自分の言葉を磨き、内面に眠っている宝物を発掘してみましょう。
日常生活でのKotodama Workについて
Kotodama Workは言葉の持っているエネルギー(言霊)を効果的に使って行くことで、自分自身を夢に近づけて行くためのワークです。
その中で体質改善と自己実現のために、毎日実践したいものを3つだけ挙げます。
1つ目は挨拶。誰かに会うとき、一番最初の第一印象の挨拶は全てを決定するといっても過言ではありません。そして、笑顔で挨拶をするということは、あなたが世界に対して素晴らしい存在であることを宣言することになります。
2つ目は愛のある質問。質問には3種類あります。一つ目は情報を聞くための質問。次は相手を責めるための質問。そして、もう一つは相手に愛を示すための質問です。愛のある質問とは、相手に寄り添うための質問のしかたです。愛のある質問をすることで、あなたは相手との信頼関係のはしごを登っていくことになります。
3つ目は褒める。誰かの価値を認め、言葉にするプロセスです。相手を褒めるとき、相手もあなた自身も幸せになります。あなたの周りにいる存在が素晴らしいと気づくことで、あなた自身の価値を認め、高めることにつながって行きます。
国際ハーブヨガ協会の公式アカウントです。宗冨美江(Fumie MUne)と宗健太郎(Kentaro Mune)による共同執筆の記事となります。
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