第6回 姿勢美法を構成する3つの要素

Tune-inを終えると、姿勢美法のプロセスです。

このプロセスの目的は、自分の体に敏感になり、その声を聞こえるようになること。

自分の体の声を知ることは、あなたが美しく、健康に、愛に溢れた生活をするためには必須の作業です。

 

なぜ、体の敏感さを取り戻すのか?

自分の体からのメッセージに敏感になろうという姿勢こそが、心と身体を理解する一番の基礎だからです。そして実際には人間関係の基礎をなすからです。自分の体という命の基礎部分に無頓着な状態では、誰かとの愛を共有することは難しいでしょう。そのために姿勢美法には以下の3つのステップが存在します。

その1:脱力する

上図:脱力は動物から学ぶ

まず脱力です。これは体の力を抜くこと。姿勢美法ではまず最初に脱力を促す動きを行い、体中の意識の偏りを知り、それを解放することを行います。

脱力を行う理由はあなたの心と身体を子供の頃に戻すためです。ガチガチの心と体では決して何かを学ぶことはできないため、まずはゆっくりと息を吐き、瞬間的に脱力することを目標にしましょう。

そして、脱力するために動物や子供を入念に観察しましょう。例えば、緩急のあるクラゲの動きは脱力をマスターする上で非常に分かりやすいのでお勧めです。

その2:体軸(丹田)を意識して、鍛える

体軸とは体の中心を通っている、あなたの中心部分を指します。ここで肝要なのは丹田の位置です。ここには東洋の身体観の叡智が詰まっています。丹田の位置は第二の脳と言われるほど、神経と血管が交錯しており、この部分を鍛えることで全身の調子を整える事が出来るのです。

これには壁を使って一連の動きを行うエクササイズを紹介しています。姿勢美法のエクササイズについては拙著『姿勢美法』を参照し、国際ハーブヨガ協会のホームページに公開している無料動画を参照するとよいでしょう。

動画でわかる姿勢美法

その3:ゆがみと対話する

そして、最後は歪みとの対話です。姿勢美法は単なる筋肉運動ではありません。歪みとの対話を通じて完成するものです。そもそも、歪みはどこから来ると思いますか?

多くの場合、歪みは骨格の歪みではありません。筋肉の歪みです。骨格の歪みは先天的なものですが、筋肉の歪みは後天的なものです。つまり、生まれてからの環境や習慣の仲で形成されていきます。

そして、筋肉の歪みがどうしてできるかというと、その筋肉を過度に使うから発生します。じゃあ、どうして、その部位の筋肉だけを使うんでしょうか?

それは、その部分の筋肉を使いたいという心理的な欲求があるからです。つまり、心の欲求→動きの欲求→筋肉の欲求→歪みの固定化となっているわけです。よって、歪みと心を対照して考えることができれば、知らず知らずのうちに自分が蓄積してきた心理的なものまで分かってしまうのです。

そして、驚くことに自分がその歪みの正体に気付き、姿勢美法のエクササイズを行うようになると、歪みは自然と溶け出していきます。姿勢美法では以下のように歪みの発しているメッセージを読み取っていくことができます。(※その理論・メカニズム等の詳細は拙著:姿勢美法参照)

歪みの種類 表している心理状態
猫背 今のことだけに没頭していたい。結果はともあれさっさと実行したい。
反り腰 決断したくない。先送りしたい。
O脚 現状を受け入れたい。
X脚 現状を受け入れたくない。
ねじれ 決断を下したいけれど、まだ下したくないというように、現状に矛盾や葛藤がある。
左右の偏り 現状に疑問がある。信じたくない。

(出典:姿勢美法@マーブルトロン刊)

まとめ:姿勢美法を習慣にしよう

姿勢美法とは常に自分の心身の状態をチェック&矯正するためのメソッドですその一連の動きを行うことで、不必要な意識や力の偏り、そして体のアンバランスさを解消することができます。

その効果は習慣化できて、無理なく続ける事が出来るものなので、姿勢美法というメソッドが指導者となってあなたを常に見守ってくれる役目を果たしてくれるのです。

ヨガの効果を最大限に引き出し、かつ、怪我を防止するためには、ストレッチを徹底して行う前に、姿勢美法を行って余分な歪みを手放してから行うほうが効果的です。

日常的には毎朝10分でも良いので姿勢美法を行うことをお勧めします。

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国際ハーブヨガ協会の公式アカウントです。宗冨美江(Fumie MUne)と宗健太郎(Kentaro Mune)による共同執筆の記事となります。

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