姿勢美法にも好転反応はありますか?

歪みと対話するために姿勢美法を始めた結果、あなたの体にはどんなことが起こるでしょうか?

まず、もともとの歪みが少ない人の場合はスムーズに歪みが目立たなくなっていく事もあります。

この場合には姿勢美法の心地よさ、気持ちよさを体感できるでしょう。

しかし、本来は「痛くなかった」部位に痛みが生じたり、違和感を感じたりすることがあります。

場合によっては熱がでたり、発疹や下痢をすることもあるかもしれません。

この作用を日本の自然療法や中医学では好転反応(または、改善反応)と呼びます。

この好転反応は姿勢に意識をかける習慣が一切なかった場合には注意が必要です。

それまでに一切、姿勢について意識がないゼロの状態から、姿勢美法によって四六時中にわたって体への意識を張り巡らせていく状態に変異するわけです。

この時、体の中では気血水が猛烈なスピードで入れ替わっているんですね。

表面的には何も起きていないように見えても、皮一枚下では尋常ではない変化が起きている可能性があります。

好転反応の詳細は以下のページをご覧ください。

第32回  ハーブヨガにおける好転反応とは何か?前編

第33回 好転反応をするっと経過しよう(好転反応とは何か?後編)

このプロセスは科学的にも説明することができます。

例えば、背骨の歪みを解消しようとすると、それまで歪んだ位置で「安定」していた内蔵の位置がずれ、働きに影響が出ます。

長期的に見れば、内臓の気血水のバランスは改善していくのですが、短期的に体はその変化を外因性のショックと受け止めてしまうのです。

その結果、上に述べたような予想していなかった変化が現れます。

これらの好転反応は効果の出ている証拠でもありますが、やはり気分がすぐれないのは嫌ですよね。

挫折するきっかけになりやすいのが欠点です。

姿勢美法ではこれまで多くの方の歪みに対応してきました。

中には、歪みを解消していく過程で腰痛など、好転反応らしい症状を感じられる方もいらっしゃいました。

好転反応は必ずしも精神的に心地良いものではありませんので、私どもはそのような症状をできるだけ、老廃物の排出という形に変えるお手伝いをしています。

そのためにヨガや食事法、自分と向き合う作業、そして姿勢法を駆使した心と体の両面からの統合的なアプローチをご紹介しているのです。

国際ハーブヨガ協会の公式アカウントです。宗冨美江(Fumie MUne)と宗健太郎(Kentaro Mune)による共同執筆の記事となります。

自然治癒力があるから私たちの体は歪んでいく!?

人間には自然治癒力というものが存在します。

それは免疫機能のように、健康な状態であれば自然に病状が回復するというものです。

自然治癒力はいろいろな場所でいわれていますので、良いイメージを持っている人も多いと思います。

 

この力はすべての人間が持っている素晴らしい力だと言えるでしょう。

針灸やマッサージ、或いは中医学やアーユルヴェーダではこの自然治癒力を活性化させることが特に重視されています。

体の中の気血水のバランスが改善することによって、この自然治癒力の歯車はぐるぐるっとスムーズに回っていきます。

その結果、体は穏やかに回復していくのです。

 

しかし、ここで注意が必要です。

自然治癒力は「その人にとっての自然な状態」に戻す、一時的な回復力でしかないということです。

あくまで、その人の欲求に沿って緩やかに回復につなげていくための力なのです。

例えば、体が歪んでいる人が「自然」にその歪みを克服できるわけではありません。

むしろ、実際には逆なのです。

自然治癒力があるからこそ、人の体は歪んでいくのです。

以下では、O脚のメカニズムを例に、この側面について考えて見ましょう。

まず、ある人が足裏の外側で歩いたり、浮き指の癖があるとしましょう。

しかし、本来、人間の体はそのような動きには対応していないわけですから、最初のうちは、その人の体には痛みが生じます。

しかし、その癖がずっと続くと、あなたの体は何とか対応しようと働き始めます。

自然に痛みを治癒しようとして、いびつな方向に筋肉を増強していくのです。

負荷を与えるから筋肉が対応し、関節が対応し、骨が対応する。

これは筋肉を発達させるプロセスと同じです。

逆に言えば、体はその場の痛みをどうにか解消するためにO脚をあなたに強制しているとも言えるでしょう。

体は『う~ん、長期的に見ると、O脚や猫背は関節を歪ませるようだ。だから、それを解消するような方向で筋肉をつけよう』という風に、都合よく動いてはくれないのです。

体は『今』の地点の事にしか対応してくれません。

良くも悪くも、『今、痛みがないか』『今、気持ちいいか』を選ぶことが我々の本能なのです。

しかし、だからこそ、私たちは今の自分の欲望だけではなく、中長期的な視野に立って体と対話をする必要があります。

そのための方法が姿勢美法であるといえるのです。

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姿勢美法とマッサージやカイロプラクティックとの違いとは?【歪みと対話する10の方法】その11

よって、歪みを本格的に正す事は自分の自然治癒力と逆行する事でもあります。

歪みを解消するということは、意識を通じて筋肉の向きや付き方を徐々に変えていく作業です。

しかも、それは何十年にも及ぶ自分の生活習慣として、鍛えてきた筋肉ですから、そう簡単には解消できません。

姿勢美法ではそのために毎日の生活の中で自分の体と対話する方法を伝えています。

姿勢美法とマッサージやカイロプラクティックとの違いとは?

例えば、ゆがみ矯正と言えば、マッサージや整体、或いはカイロプラクティックなどの外部的な施術でもって歪みにアプローチできるのではという方もいるでしょう。

実際に街を歩けば、「ゆがみ矯正」と銘打ってサービスを行っているところもたくさんありますよね。

骨盤矯正や小顔矯正などなど、いろいろな部位に特化してゆがみ矯正を行っている場所もあります。

確かに、これらの外部的な施術では筋肉の付き方を調整できるため、痛みを解消したり、歪みをその場では解消できる場合もあるでしょう。

Before→Afterの写真を見ると、「すごーい!」「治るんだ!」と嬉しくなってしまいます。

しかし、これらのメソッドはそもそもの歪みのもとにある心の側面や、それが発揮される生活習慣を変えることはできません。

その結果、歪みによって生じる痛みを軽減できても、あるいは体の歪みが解消されとしても、それは一過的なものにしか過ぎないのです。

整体やカイロプラクティックは歪みを作る原因(欲求不満)ではなく、痛みという結果やに対処していることを理解する必要があります。

いわば、ゴムをぐいっと伸ばしているだけで、ゴムから手を離すと、勢いよく歪みは解消されてしまうのです。

勿論、私たちは整体やカイロプラクティックを否定するのではありません。

私たちも体の調子が悪い時は、お世話になることがあります。

ただし、「その場の痛みを解消する」ということと、「歪みの原因を解消する」という事とは見ている地点が違うという事です。

その結果、アプローチの仕方も大きく異なるのです。

国際ハーブヨガ協会では姿勢美法やヨガを、或いは習慣術を通じて、歪みの原因を解消する方法をお伝えしています。

歪みは自分の力でしか対話できませんし、だからこそ、その自己対話は尊いのだと感じています。

 

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胸を張るだけでは綺麗な姿勢は得られない!?反り腰【歪みと対話する10の方法】その9

姿勢美法のクラスで「姿勢をただして下さい」というと、多くの人が胸を張ってしまいます。

ぐいっと胸を張るといかにも堂々として、立派に見えると私たちは思いがちです。

実際に、自信がある様子を「胸を張る」と日本語では表現しますよね。

その結果、どうなるかと言うと、胸を張って、お尻を後ろに突き出してしまう姿勢になりがちなのです。

この姿勢は反り腰(そりごし)といいます。

腰痛を起こす原因の一つですが女性に非常に多いのが特徴です。

例えば、以下の図は生徒さんにモニターしていただいた時の実際の写真です。

姿勢美法を行う前にはかなりの反り腰でしたが、本人はそれに気づいていません。

姿勢の良い人が胸を張っているように見えるのは、実際には「みぞおち」を内側に入れて、胸を張っていない姿勢なのです。

丹田とみぞおちのラインを意識できるようになれば、意識を瞬時にただすことができます。

しかし、自分の姿勢の歪みはなかなか近くできないことも多いものです。

そこで、以下のエクササイズを行ってみましょう。

 

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体軸がぶれると体は歪む【歪みと対話する10の方法】その9

姿勢美法では体への意識の払方に最大限のポイントを置いて指導します。

これは無意識に生活していると、どうしても体の重心がぶれてしまうからです。

体の重心がどこにあるかというと、中国医学ではおへその下9センチのところの丹田の位置を重心と定めています。

これを丹田と言います。

日本でも昭和初期までは丹田(ハラ)の意識が教育の中であったと言われています。

ハラに力を入れることは日本の伝統的な修身法では欠かすことのできない要素です。

日本では柔道や剣道などの武道においても、舞踊などの芸事においても、茶道などの芸術においても丹田の位置は最も大事な位置として考えます。

しかし、時代が移り変わることによって、ライフスタイルも変化し、丹田への意識は大きく薄れています。

そこでまずは自分自身の立ち姿の写真を撮影して、自分の体のブレを理解しましょう。

以下には姿勢美法を行う前後で、体軸がどのように変化にしたかについての例を示します。

次に、丹田の位置を意識に埋め込むことが大切なのです。

普段からこの位置に意識を払うことで、体の中に芯を感じることができるようになるでしょう。

丹田に意識を集中するのは丹田呼吸が一番簡単な方法です。

吐くときに丹田の部分を膨らませ、吸うときにへこませます。

この呼吸法は自律神経を落ち着け、リラックスさせる効果もあります。

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筋肉の柔軟性が低下すると体が歪む【歪みと対話する10の方法】その8

筋肉の柔軟性が低下すると、どうしても筋肉の可動域が狭くなり、歪みへと固定化していきます。

よって、体を柔軟にする事は歪みを防ぐ第一歩と言えます。

よく、『私は元来、関節が硬いので柔軟運動は難しい』と言う人がいますが、体の硬さとは実際には筋肉の柔軟性が低下していることを意味しています。

個人差はもちろんありますが、生まれつき硬いということはありません。

赤ちゃんの頃はどんな人でも柔らかな筋肉を持っています。

一度、柔軟性が失われても、いわば筋力トレーニングと同じで、誰でも柔軟にすることができます。

(捕捉:筋力トレーニングは科学的に行えば、誰でも筋肉を維持・増強することができます)

筋肉を柔軟にしていくのは柔軟運動が一番簡単です。

柔軟運動には色々ありますが、特にお勧めなのが開脚運動です。

苦手な人は下記のように片足ずつ行ってもよいでしょう。

骨盤の柔らかさが体の実年齢を決めるといいます。

骨盤が硬いとそれだけ早く老化することが報告されています。

お風呂上りに家族に押してもらうなどして、できるだけ毎日行いましょう。

開脚は継続すればどんな人でも必ず効果が出ます。

柔軟性と免疫の関係

柔軟性は体の免疫機能にも影響を与えます。

人間の体には老廃物を流し出すリンパ管という器官があります。

リンパは血液とは異なり、心臓のような一方方向からの強い動きで流れを制御されていません。

リンパはその周りの筋肉によって流れが保たれているのです。

もし、筋肉が硬直していたり、柔軟性を欠いていたりすると、その部分のリンパの流れが悪くなり、老廃物も流れにくくなってしまいます。

老廃物が流れない場合には代謝が遅れ、環境への適応に支障が出る場合があります。

その結果、免疫に大きな影響が現れてしまうのです。

また、逆に考えると、体に老廃物を溜め込んでいる人は姿勢も悪くなりがちだという事です。

特に便秘の人は立ち方が悪くなる傾向にあります。

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加齢によって筋肉と骨と関節が減ることで姿勢が崩れていく【歪みと対話する10の方法】その7

一般的に、老化と共に人間の体はどんどん筋肉と骨を失っていく傾向にあります。

その結果、お年寄りになると体が小さく丸くなってしまいますますよね。

これは加齢による筋肉量と骨量の低下のサインなのです。

公益財団法人長寿科学振興財団のウェブサイトによると、成人の筋肉量は全体重の40%であるのに対して、70歳になると30%まで落ちていくそうです。

近年では労働に筋肉を使わなくなっているため、筋肉の量の低下は若年齢化が進んでいます。そして、これは歪みを大きく形成してしまいます。

例えば、以下の筑波大学のデータはわかりやすい指標になります。

さらに骨量も加齢によって大幅に低下していきます。

これは骨粗しょう症の原因にもなっています。

なぜ、骨量が低下するのでしょうか?

それは血中ホルモンが低下するためなのです。

「歳をとるとともに、身体の中のホルモンが変化するために、骨量が減少します。その他、胃酸分泌の低下や腸の吸収能の低下、腎臓での尿へのカルシウム排泄の増加なども原因となります」(引用:日本医師会のウェブサイトより)

さらにはこのホルモンの低下は骨だけではなく、関節を取り囲む軟骨の生成を低下させます。

そのため関節周りにも大きな影響を与えるのです。

加齢は防ぐことができないからこそ、まずは自分自身の筋肉や骨がどのような状態になっているかを知ることから始めます。

まずは自分自身の年代別の写真を用意して、筋肉量や骨量について変化を観察してみましょう。

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あなたは片足に重心を置いていませんか?【歪みと対話する10の方法】その6

浮き指と同じく、足腰の歪みを生じさせるのが片足に体重をかける立ち方です。

これは骨盤、膝関節、足首に大きな負荷をかけ、自分で自分の体を歪ませることにつながります。

意外に思われるかもしれませんが、これは自然な体の作りなのです。

人間は右側に肝臓があるため、右側の方が重くできています。

そのため、どうしても右側に重心が生きやすい体の作りをしているのです。

しかし、この片足立ちの癖が続くと、脚の外側に体重をかけるようになってしまい、土踏まずの筋肉が弱まります。

これはO脚にも拍車をかけてしまい、さらに歪みを助長する悪循環を促してしまいます。

浮き指もそうですが、まずするべきなのは『自分の重心に意識の向ける」ことです。

まずは自分自身の重心をどちらにかけているかを知ることから始めましょう。

 

歩く時、立つ時に、内側を意識して足を使うようにしましょう。

殆どの人は無意識に足を使っています。

それを一日数分だけでも意識を払うだけで、姿勢を補強する内部筋肉は鍛えられます。

以下の姿勢美法のメソッドもあなたの足への意識を大きく育ててくれるでしょう。

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口の動かし方が姿勢に与える影響とは?【歪みと対話する10の方法】その5

顔の歪みは体の歪みと同じか、それ以上に他の人の目に大きく映ります。

人間の外見は(基本的には)左右が対称な造りなっていることから、人間は基本的に均整の取れたもの、バランスの取れたものを『正常』として認識することが脳科学的に言われています。

特に顔のように視線が頻繁に集まる場所に歪みなどの非対称な部分がある場合、どうしても、それを見る人の潜在意識の部分に影響を与えます。

女性の場合、肌の美容としてシミやたるみを気にされる方が多いですが、実際には顔の歪みの方が他人には見られているのです。

顔のゆがみを形成する上で、口の動かし方はとても大切です。

口の周りの筋肉は顔全体の筋肉に大きな影響を与え、顔の均整に大きく影響するからです。

そして、口をいびつに動かして話したり、食べることが習慣になると、どうしても顔の歪みというものが定着していきます。

もし、写真やビデオなどで自分の口の動かし方にアンバランスな部分を発見したら、できるだけ姿勢美法を行いましょう。

姿勢美法は外部的に圧力をかけて歪みをただすものではなく、習慣の中で自分の筋肉と意識を育てていく方法です。

そのため、効果が一過的ではなく、持続していくのです。

顔の歪みをとるのための姿勢美法

お勧めなのが、以下の顔の筋肉の姿勢美法です。

これを一日数分行うだけで、顔の筋肉の歪みが取れるでしょう。

表情筋を鍛えて、口の周りのたるみやシワを解消。若々しい口元に。

下まぶた引き上げ

下まぶたの筋肉を鍛えれば、目の周りのたるみやシワが激減。

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思考の癖と姿勢の歪みの関係【歪みと対話する10の方法】その4

思考は体の歪みに大きな影響を与えます。

これについては、拙著「姿勢美法」にて、歪みの累計パターンと思考の傾向について解説しています。

その中でも、特に、ネガティブ思考の場合は体が丸まり、どうしても他人のアラを探したり、目先のことだけの近視眼的になってしまうように感じています。

しかし、思考の癖というものは1週間ではなかなか抜けません。どんな悪い姿勢よりも、強固に定着しています。

ネガティブ思考と対話するワーク

お勧めなのは『褒める』習慣を身に着けて、常に誰かの『良い点』を探そうとすることです。

例えば、1日に10回、必ず人を褒めることを1週間続けます。

どんなものでもOKです。

例えば、目の前にあるリンゴを褒めるなんていうのでも十分です。

これはあなたの姿勢のために行うことですので、無理やりにでもまずは褒めましょう。

褒める習慣を身に着けることによって、世界のすべてには良い面と悪い面があり、それはその都度の選択にしか過ぎなかったことを学習するでしょう。

上図:褒める習慣を身に着ける、あなたの目の前にある世界は変わって見えてきます!

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