今日は浄化のためのハーブボールのレシピをご紹介します。
それは塩が主体となっているハーブボールです。
塩の観想の基本知識:
塩は古来より、心身の浄化のために用いられてきました。
たとえば、日本の盛り塩は聖なる結界を示すために今だって使われています。
他にも、お葬式の後には塩を使って、お清めをする習慣もあります。
身体的な視点では、日本でも塩枕といって、塩を枕に入れて浄化を促すものがあります。
あるいは、焼いた塩を患部に当てることで痛みを和らげる方法も自然療法では紹介されています。
アジアで見ると、タイのサムンプライ(自然療法)では塩鍋といわれる方法があります。
これは熱した塩を入れた鍋を体に当てる療法です。
塩の成分の大半は塩化ナトリウムという成分で、これは陰陽理論から言えば、きわめて強い陽性を示します。
塩を使った療法によって、体内の血圧が上がり、気血が集められ、隅々にまでいきわたると考えます。
その結果、これまではどうしても対処できなかった部位の老廃物が剥がれ落ちるように流れ出していくのです。
塩はこの他にも、殺菌作用や排毒作用といった作用が認められています。
塩サウナなども有名な療法です。
このように、素晴らしい力を持った塩をハーブボールにも活用できるに違いない。
そのような思いから、塩の持つパワーに注目し、ハーブヨガ・ハーブボールSPAセラピーに取り入れるべく塩のハーブボールを開発しました。
塩のハーブボールは岩塩ではなく、海塩を主原料にしています。
できるだけ丁寧に作られた海塩を使うとよいでしょう。
しっかりした海塩はただの塩化ナトリウムという化学物質ではなく、海という命の母そのものを凝縮した強い命の観想をもつものだからです。
使用感はどうしても固いですが。力強いハーブボールとして元気を出したいときに用いましょう。
塩のハーブボールのレシピ例
- 陽(白色)のハーブボール:海塩80g・からし粉10g(可能であれば和からしの方が好ましい)・こしょう10g・玄米粉(または米ぬか)50g
- 陰(黒色)のハーブボール:海塩80g・乾燥した柑橘類の皮20g・玄米粉(または米ぬか)40g
※陰性のものには、植物性のものを加え、癒し効果を出しています。
※陰陽はあくまで、関係性を示す指標です。植物由来のハーブボールに比べると、こちらのボールは陰陽のレシピ問わず、陽性が格段に強いです。
※からし粉を使うことで、塩だけよりも、さらに強い気血を集める効果を引き出します。日本の自然療法や西医学ではからしの粉を練って、体に貼り付けるという療法があり、これを一年に一度行うだけで病気知らずとも言われていますが刺激がとても強いので注意してください。
ご使用に当たって:
水に1分ほどつけ、シリコンスチーマーにいれ、電子レンジで加熱して使用してください。
温め時間の目安は1~1分半です。
皮膚に当てるとひりひりすることが多いですので、肌の弱い部分には当てないこと。
使用時間は10~20分を目安にします。
国際ハーブヨガ協会の公式アカウントです。宗冨美江(Fumie MUne)と宗健太郎(Kentaro Mune)による共同執筆の記事となります。
“浄化のためのソルトハーブボールのレシピ【ハーブボールマイスター講座 第16回】” への1件のフィードバック