Relaxing & Revitalizing:生姜& 豆腐の概要
一番最初のレシピは癒しと活性化のバランスがとれているボールのものです。
陽のボールの主成分は生姜。
インドのアーユルベーダはもとより、日本の自然療法でも生姜を湿布の形で応用したり、様々な用途で用います。
生姜は気血水を集め、躍動的に躍らせるのに最も効率がよいハーブです。
癒しのボールでは豆腐を用います。
豆腐は強い陰性の働きを持っています。
簡単に言えば、当てた部位を沈静化させ、過度の好転反応を抑える働きがあるのです。
※豆腐は腐敗しやすいのきちんとにおいをかぎながら管理しましょう。
陽:生姜ハーブボールのレシピ
材料:
生姜100g くだいた玄米(or 玄米粉)20g 大根干葉(あれば)30gまたはシナモン5g
作り方:
- 生姜と大根葉を数日間、太陽に晒し、内部の水分をある程度飛ばします。
- 生姜を全て摩り下ろすか、クロックで細かく砕きます。
- 摩り下ろした生姜、刻んだ大根葉、玄米粉をボールの中に入れます。
解説:
生姜は体を温め、新陳代謝を活発にさせるハーブです。
世界中どこでも手に入るハーブとして、様々な文化圏で使われています。
玄米粉はつなぎの役割を果たしていて、ハーブボールに適度な弾力を与えます。
玄米粉がない場合には砕いた玄米でもOKですし、米ぬかでも代用できます。小麦アレルギーがないなら全粒粉やフスマでもよいでしょう。
大根干葉やシナモンは体を温める陽性の働きを持っています。
シナモンの方が即効性を持ち強い働きを持ちます。
一方、大根干葉は時間の経過とともに水分を含み、ハーブボールの使い勝手を上げてくれます。
陰:豆腐のハーブボールのレシピ
材料:
豆腐80g・小麦粉40g・青菜(小松菜・キャベツなど季節のもの)50g
作り方:
- 豆腐をペースト状にする
- 青菜をきざみ、小麦粉、豆腐と混ぜる
- 2の内容を陰のハーブボールにくるむ
豆腐や青菜は陰性の食品です。
当てた部位を沈静化する作用が大きいとされています。
生姜のハーブボールはとても強力ですので、場合によっては気血が集まりすぎる可能性があります。
その時に余分な熱を排出し、むくみやほてりの原因を取り除く作用を果たすのがこの豆腐のハーブボールなのです。
小麦粉は米ぬかや玄米粉で代用してもOKです。
国際ハーブヨガ協会の公式アカウントです。宗冨美江(Fumie MUne)と宗健太郎(Kentaro Mune)による共同執筆の記事となります。