連載にあたって

今回の投稿よりハーブボールについての知見をご紹介します。

こちらはそもそもハーブボールマイスター講座という有料の通信プログラムの内容の一部無償で公開するものです。

これまで有料でご案内して沢山の方にお役立ていただきました。

実際にこの内容を通じてセラピストをされているかたもいらっしゃいます。

その意味では値千金の内容です。

それでも公開に踏み切った理由は「ハーブボールをもっと身近に活用してほしい」という一心からです。

あなたの生活はハーブボールがあることでもっと楽しく、健康的に、エコフレンドリーになります。

そして、あなたが誰かの親であるならば、子供たちの教育にも貢献します。

観光客が押し寄せるこれからの日本は癒しをテーマに発展していくと私たちは考えています。

その意味でハーブボールはこれからの農業においても大きな役割を果たしていくと考えています。

もっともっと身近にハーブボールを置くことで、日本と世界がより良い方向に変えていく。

これが私たちのミッションです。

だからこそ思い切って公開したいと思っているのです。

ハーブボールの知見について

2012年、私たちは日本で初めて現代人向けのハーブボールのレシピを公開する書籍ハーブヨガを出版しました。

その後、2017年には念願のハーブボールを用いた「ハーブボールSPAセラピー」を出版し、ハーブボールについての知見を日本全国に普及させています。

こちらはクラウドファンディングでたくさんのご支援をいただいてできたものです。

英語の書籍を含めて、ハーブボールについての知恵はこちらのSPAセラピーの書籍以上に詳しいものは世界的に見ても現時点では存在しないと私たちは自負しています。

この本では東条百合子先生由来の日本の自然療法、あるいは常岡一郎先生由来の遊び心という視点を通じて、ハーブボールSPAセラピーが自然療法の本流であることを宣言しています。

そのためハーブボールをもっとライトにSPA・セラピーグッズとして使いたい方には賛否両論ある内容かもしれません。

もちろんそれでOKです。

「レバレッジシリーズ」でベストセラー作家の本田直之さんも仰っていますが「賛否両論こそがオリジナリティ」だからです。

誰もがいい顔をする内容というのは多くの場合、退屈で刺さらないものでしかありません。

そこでハーブボールについて詳しく学びたい方はまずはこちらの書籍をご覧ください。

あなたの心を揺さぶることをお約束します。

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そんな私たちにとっての原点とも呼べる知見について解説していきます。

こちらは過去の養成講座参加者向けのもので、書き方がだいぶ異なります。

どちらかというと、アートブックである「ヨガマット一枚の革命」と似ている書き方です。

この書き味も一つのテイストとして受け取ってお読みいただければ幸いです。

ハーブとは何か?

古今東西のあらゆる文化で人々は癒やしと活性化を求めてきました。

ハーブヨガでは人々にその二つの効能をもたらすものを「ハーブ」と位置づけてます。

その意味で、特殊な薬草や食品だけがハーブではありません。

むしろ、あなたを生かしてくれている世界そのものを「ハーブ」として認識しましょう。

そして、あなた自身が世界を癒やし、活性化させる役割があることを自覚すべきなのです。

その意味でハーブは特殊なものではない。あなたの内側に存在するものなのです。

例えば、あなたの大事な人。あなたの大事な思い出。あなたの空間。

そのどれもがあなたを癒やし、元気づけてくれているはずなのですから。

あなたは今まで無自覚にその効果を感じ取っていたかもしれません。

しかし、「周囲に生かされている」ということに気づくことによって、その効果を自覚的に駆使することができるようになるのです。

同時に、ハーブを愛でるということは世界との接触(コンタクト)と言って過言ではありません。

あなたは地球の生み出した種々様々なハーブに接し、命を分け与えられるのですから。

地球が見返りなく与えてくれる姿勢を見た結果、あなたこそが世界のハーブとなって歩き出すのです。

ここにハーブヨガの究極の目的があります。

あなた自身がハーブになるために、現実のハーブを先生としてしっかりと対話するのです。

ハーブヨガを行うに当たって、こんな質問をよく頂きます。

 → 婦人科系に効くハーブってありますか?
 → 便秘に効くハーブはありますか?
 → 運がよくなるハーブってありますか?

ないことはないんです。

むしろ、ハーブヨガでは、これらの悩みにどんぴしゃで答えられると思います。

しかし、まずはあなたがその症状と対話しようとすること自体が大いなるハーブになります。

「なぜ、私はその悩みを持つに至ったのか?」

「どんな生活をしているから?」

「私はどれだけ自分自身ついて観察してきたんだろうか?」

その視点無しにハーブに外部的に解決してもらおうという発想では、その効果は限定的なものになってしまいます。

薬剤でも薬草でも、確かに短期的・集中的に活用すれば、一瞬だけ効果があるように見えるかもしれません。

しかし、その人の習慣が変わらない限りは、どんなに高価で希少なものを用いても長期的な効果は殆どないこともしばしばです。

何度何度も症状がぶり返すことを経験されている方も多いのではないでしょうか。

そして、自分と対話をせずに外部的なものに依存して、症状を無理やりに押さえつけてしまうことは危険ですらあるのです。

その意味で好転反応を活用して、自分の内面に向き合うことをハーブヨガ・ハーブボールSPAセラピーでは勧めています。

好転反応については以下の記事を参照のこと:

第32回  ハーブヨガにおける好転反応とは何か?前編

第33回 好転反応をするっと経過しよう(好転反応とは何か?後編)

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