1.ハーブと対話する姿勢を高めよう

ハーブヨガやハーブボールSPAセラピーではハーブと対話し、セラピスト自身の観想の力を深めていくことに一番の鍵があります。

その観想とは一言で言えば、ハーブボールは私たちの先生です、ということ。

私たちはハーブボールを「使う」のではありません。

もちろん、消費するのでもありません。

私たちがハーブ先生に教えをこう立場なのです。

その意味で、むやみにハーブの種類を増やしても、ハーブヨガ的な意味ではその力を引き出すことが出来ません。

観想が練れないうちは特にシンプルな組成で行うことが肝心です。

子供が最初のうちは桃太郎や赤ずきんなど、登場人物の少ない童話から読み始めるように、

ハーブボールも少ない登場人物で構成する方がそのハーブの深さを引き出すことが出来ます。

宗教的な発心からいえば、100の寺社に入れ替わり立ち替わりするよりも、一つの寺社に朝夕、参じる方が心が晴れやかになるのと同じです。

また、情報の多さというものは私たちの好奇心を刺激しますが、同時に私たちにおごりと恐れと不安を起こさせることもままあります。

(→この理由についてはKotodama Workとして自分自身で考えてみましょう)

ハーブと対話すると言うことは、自分がハーブボール先生のレクチャーについていけているか考えながら臨むということです。

ハーブボールに高いも低いもありませんが、それと向き合う私たちの心身には差があります。

心身の粗い波の人もいますし、同じ人物であっても時と場合によって大きく変動します。

例え、全く同じハーブを用いても心身の症状の経過に大きな差がありますが、それは受け手である私たちの問題でもあるのです。

ハーブのもつ自然を引き出せているか?

ハーブを通じて自分自身の自然を引き出せているか?

だからこそ、常に真摯な態度でハーブと対話し、遊ぶことを心がけます。

この部分を理解した上で、以下の項目に臨みましょう。

2.ハーブの観想を引き出すには?

まず、一番簡単にあなた自身の観想の力をはぐくむことは、ハーブを育てることです。

私たちは日本とタイでヨモギ、ミント、ラベンダー、シソ、柿、びわ、南天、ゆず、ライム、レモングラス、栗、梅、桑(マルベリー)、山椒などなど、様々なハーブを育てています。

いきなり沢山ではなくていいです。

まずは一種類でいいので育ててみましょう。

ベランダにプランターを置いて、適量の土を入れて、水をかかさなければ、ハーブは存外育ちやすいものです。

ハーブボールに入れなくても、どんな種類のハーブでもOKです。

植物を育てる習慣があることで、あなたの生活は一変します。

そして、必然的に対話の力は増します。

手のひらいっぱいのハーブを得るだけにどれだけ多くの時間と労力が必要なのか分かると、一つのハーブについて何十分でも話せるようになるでしょう。

それこそがあなたのハーブとの対話力の基礎を作るものなのです。

 

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