対話を促進するためにおすすめしたいレシピ
ハーブとの対話力をあげながら、実際にヨガクラスやセラピーで用いることの出来るレシピを紹介します。
ミドルノート以降は実際に育てやすいハーブを主に紹介しますので、是非、育ててみることをお勧めします。
ハーブの三つの区分
ハーブボールで用いるハーブは以下のように3つの種類のハーブによって分かれています。
このうち、ベースにミドル、もしくはトップを組み合わせて調合していきます。
この組み合わせは香りや効能に基づいて自由に行うことができます。
※ハーブの調合理論についての詳細は拙著「ハーブボールSPAセラピー」をご覧ください。
[amazonjs asin=”B0742YTPW5″ locale=”JP” title=”【新時代の自然療法の決定版】ハーブボールSPAセラピー -気の体でつながる輝く絆の作り方&婦人科系の癒し方(症例別)を伝授-“]・ベースノート
ゴマ・ぬか・乾燥おから・から選んでください(各50g程度)
→ベースノートが大きさを決めますので、100gまでは増量することが可能です。
・ミドルノート
あたりが強くないので、量は適当でも大丈夫です。全て沈静化方向(リラックス)の力をもっています。
その1)柑橘の葉っぱ(生) 2~5枚を細かく刻む
→柑橘類であれば何でもOKですが、トゲのある柑橘類もあるので扱いには注意すること
→タイハーブであればマナオ・こぶみかんも可
その2)レモングラス 茎1つ(青い部分も使えます)を細かく刻む。クロック(石臼)を持っている人はたたくとよい
※これらはもちろん、無農薬・無化学肥料のものを選んでください。自家栽培だと簡単です。
※レモングラスは蚊よけのハーブであるシトロネラとよく似ていますので注意すること。
その3)ミント 手のひら軽くいっぱい分ぐらいを細かく刻む
※スペアミント・ペッパーミント・アプルミントなどなど、ミントには様々な種類があります。どれでもOKですが、実際に少しつまんで香りの違いを楽しみましょう。
※シソと同じように用いることが出来ます。
その4)バジル 手のひら軽くいっぱい分ぐらいを細かく刻む
※スイートバジルは西洋風、ホーリーバジルはアジア風の香りになります。お好みで。
以上のハーブに関しては分量は厳密でなくて大丈夫ですが、これ以外のハーブについては絶対に決められた量を守ってください。
扱いの難しいハーブも存在します。ハーブボールのレシピとして記載されていないハーブは使わないでください。
・トップノート:刺激が強いので分量を守って使うハーブ群
まず、ハーブボールブレンドなどでもおなじみのシナモンについて。
※ハーブボールでは妊娠中の方には使用できません。Tune-inは妊娠中でももちろんOKです。
熱帯産のシナモンは熱帯植物園などに行くと見ることも出来ます。
休日などに是非、シナモンの木を見に行ってTune-inしてください。
馬喰町では日本のシナモンである肉桂の樹皮がたくさん置いてありますので、講座の際に時間があれば観察するのも良いでしょう。
また、バンコクのTea Houseではヨガアートの一環として同じモノを観察できます。
ラベンダー:これもすでに紹介済みですが寒さにも強いハーブですので、育ててみましょう。葉っぱや茎もいい香りを出します。
その1)ゆずやコブミカンの皮 大さじ1~2 沈静化方向
タイではコブミカンの皮を頻繁に使いますが、日本のゆずも使用できます。
香りが強いですが、果肉を使ってしまうと刺激が強くなり過ぎるので注意します。
その2)ココナッツオイル おおさじ1
現在では皆さんおなじみのココナッツオイルですが、ココヤシからとれます。
ココヤシも熱帯植物園などで見ることが出来ますし、日本でも夏季にはスーパーに並ぶことがありますので、実物を見て観想を高めましょう。
※オイルを使う場合には衣服にオイルによるシミができることがありますので注意します。
【まとめ】トップノート・ミドルノート・ベースノートの組み合わせ方
原則として、これら三つはそれぞれ一つずつ組み合わせることが可能です。
あるいは、ベースノートとミドルノートのみの組み合わせでも可能です。
もし、1種類ずつ組み合わせるのに慣れてきた場合(少なくとも育てている場合)には、2種類のミドルノートを組み合わせることは可能です。
※その場合には今回挙げたハーブを用いましょう。
ただし、トップノートを2種類以上組み合わせるのは避けます。
皆さんのクラス・セラピーのためにお役立てください。
国際ハーブヨガ協会の公式アカウントです。宗冨美江(Fumie MUne)と宗健太郎(Kentaro Mune)による共同執筆の記事となります。
“ハーブとの対話力をあげるハーブボールの作り方【ハーブボールマイスター講座 第21回】” への1件のフィードバック