姿勢美法では体への意識の払方に最大限のポイントを置いて指導します。
これは無意識に生活していると、どうしても体の重心がぶれてしまうからです。
体の重心がどこにあるかというと、中国医学ではおへその下9センチのところの丹田の位置を重心と定めています。
これを丹田と言います。
日本でも昭和初期までは丹田(ハラ)の意識が教育の中であったと言われています。
ハラに力を入れることは日本の伝統的な修身法では欠かすことのできない要素です。
日本では柔道や剣道などの武道においても、舞踊などの芸事においても、茶道などの芸術においても丹田の位置は最も大事な位置として考えます。
しかし、時代が移り変わることによって、ライフスタイルも変化し、丹田への意識は大きく薄れています。
そこでまずは自分自身の立ち姿の写真を撮影して、自分の体のブレを理解しましょう。
以下には姿勢美法を行う前後で、体軸がどのように変化にしたかについての例を示します。
次に、丹田の位置を意識に埋め込むことが大切なのです。
普段からこの位置に意識を払うことで、体の中に芯を感じることができるようになるでしょう。
丹田に意識を集中するのは丹田呼吸が一番簡単な方法です。
吐くときに丹田の部分を膨らませ、吸うときにへこませます。
この呼吸法は自律神経を落ち着け、リラックスさせる効果もあります。
国際ハーブヨガ協会の公式アカウントです。宗冨美江(Fumie MUne)と宗健太郎(Kentaro Mune)による共同執筆の記事となります。