この三つのステップを行うのが、ハーブヨガの生活習慣です。
あなたが行うハーブヨガのセッションという非日常的な要素(リトリート)、あなたが日常生活の中で行うライフスタイルの二つのパートに分かれています。
非日常的体験であるリトリートについてはまた項を改めて解説しましょう。
この日常生活と非日常的なセッションを往復するアプローチが最も効率よくあなたを変えていくことになるのです。
ハーブヨガが通常のセラピーやヨガクラスと一番違うのは、日常生活の捉え方です。ここが圧倒的に違うのです。
『えぇ~、日常生活ですか?掃除したり、洗濯したり、仕事したりとか…、なんていうか、つまらなそう。もっと、非日常的な体験って言うか、そういうのに憧れてヨガをやってるんですけど…。』
あなたはそんなことを思うかもしれません。しかし、ハーブヨガ実践者にとって日常生活とは以下の図のようなものです。
これはキリスト教における天国にいたるまでの魂の旅を描いている図ですが、魂の度とは日常生活によって成り立っていることを示しています。
どこか非日常的な場所で修行することが魂の旅というわけではありません。
ハーブヨガは非日常的な体験であるリトリートであると同時に日常生活を変えるヨガです。
セッション時の非日常的な体験が、そのまま日常を輝かせるものに転化していきます。
これが一番の心・体・関係性の変化(=魂の変遷)を促すメカニズムといっていいでしょう。
そして、日常生活をあなた自身が最初から大事なものとして認識していない限り、誰かとの関係性も向上しないし、幸福もやってきません。
多くのヨガ実践者が日常の煩わしさから解放されるヨガの時間を尊いものとして認識し、日常生活を『苦行』と呼んだりしていますが、ハーブヨガ実践者にとって日常生活は監獄ではありません。
日常生活はあなたの人生を輝かせる学びの場であると同時に、自分を発揮する舞台でもあるのです。
国際ハーブヨガ協会の公式アカウントです。宗冨美江(Fumie MUne)と宗健太郎(Kentaro Mune)による共同執筆の記事となります。
“第27回 非日常(リトリート)と日常(生活習慣)の両方から変えていく” への1件のフィードバック