第2回 ハーブヨガを身につける4つの心がけ

ハーブヨガを人生の中で役立てるためにはいくつかの心がけが必要です。

こちらの記事ではそれらのうち、もっとも基本的な4つの心がけについて解説しましょう。

心がけその1:自分の体の声を聞く

このプログラムはあなたが自分の頭で考えて、世界の情報を取捨選択し、あなたの人生を自分の力で豊かにすることを応援するための枠組みです。

その第一歩は、自分自身の体の声を聞くようになること。なぜなら、あなたの世界はあなたの体そのものから認識が始まっているからです。つまり、体が何をなすにおいても基礎なんですね。

体の声を聞くためには、体に対する観察欲が大事です。観察力ではありません。

観察したい、意識を払いたいという欲求がなくてはいけません。つまり、観察欲とは体に対する愛情なんです。体が鈍感なままではせっかくの体からのメッセージも受け取れません。

プログラムを開始するに当たって、あなたは観察『欲』を肯定し、自分自身への愛情を認めてあげましょう。

 

心がけその2:『道具』に左右されない

仏教では全てのものは中立的で、その意義自体は空であると説きます。簡単に言えば、全ての事物に善悪はないということです。善いか悪いかはそれを用いる私達の価値観で決定されるものです。私達は生きていくための『道具』として、美や健康、あるいは生き方に関する色々な方法を学ぶ必要がありますが、その道具に操られてしまってはいけません。

世の中には3種類の人間がいます。

道具の機能を使う人、使わない人(使えない人)、またはその機能に溺れる人です。「溺れる人」というのは、その道具が素晴らしいからと言って、盲目的に信じてしまう人を指します。

そのような人は一つの崇高な考えや便利な方法論に出会った時に、それをしていない人達を蔑視したり、攻撃したり、あるいは無関心になったりという方向に姿勢が向いてしまいがちです。しかし、それでは人間として大切なものを忘れている事になります。

自分の頭で考え、道具に左右されないためには次の4つの項目を念頭に置く必要があります。

 

心がけその3:絶対的な悪者を作らない

私達の人生は決断の連続です。時には決断すること自体に億劫になってしまいます。

そんな時に予め決められた「善」か「悪」に従って判断すれば楽ですよね。誰か偉い先生が「これは体に悪いから食べたら駄目」「これは危険だから使うな」「あっちの方角は危ない」と言ってくれたらとても楽に生きられます。

それは自分の体でびくびくしながら試行錯誤したり、自分の頭で考えたりしなくてよいからです。

しかし、全てのものにはメリット/デメリットがあり、また善か悪かという二元論では説明できません。 与えられた「善悪」という、どちらかに偏った見方をするのではなく、何があなた自身について大切なのか、何があなたとその大事な人達を輝かせるのかを考えることが大事です。

そして、自分の頭で考えて試行錯誤することで工夫が生まれます。その工夫こそが、あなた自身の人生への恋の始まりなんです。

コラム:絶対的な悪者を作らない

例えば、ある種の菜食主義の料理本の中では『動物性たんぱく質は血を汚すので摂らない方がよい』と書かれていたりします。しかし、だからと言って動物性たんぱく質を絶対的な悪者と考えることに私は疑問を感じます。例え「血を汚す」事があったとしても、我々の体にしっかりとした消化・排毒作用が備わっていれば、そして、適切な分量を食べることを心がけていれば、それほどの問題はないのです。

そのために消化能力を高める方法をハーブヨガでは指導しています。また、私達が人間本来に備わった自然治癒力を高く評価するからと言って、科学的な薬剤は悪だから絶対に使ったらいけないとはいいません。

薬剤にしろ、農薬にしろ、添加物や保存料にしろ、人間にとって一定のメリットがあり、私達は生きるうえで少なからず恩恵を受けているという事を忘れてはいけないのです。

全否定も、全肯定もしない。

心・体・関係性=魂の歯車に照らし合わせて考えていきましょう。

 

心がけその4:時間を自分の味方にする:『忙しい』を言い訳にしない!

「 時間がないからやりたいことが何もできない」と嘆いていませんか?

そんな風に思う気持ちは痛いほどわかります。

なぜならかつての私はいつもそう感じていたのです。そして、時間がないと言ってはいろいろなことをあきらめていたのです。その割に、夜更かししてインターネットに没頭したり、朝もだらだらと遅く起きては何気なくテレビを見て時間を過ごすというタイプでした。

しかし、翻訳の仕事や子供の看病、そして国際ハーブヨガ協会の活動を通じて、『子供がいるから』、『家事があるから』と言って環境のせいにしているのは、行動しない自分に言い訳しているだけに過ぎないと感じるようになったのです。

何かにチャレンジしたいのなら、どうにか工夫して『使える』時間を作ればいいのです。

私の場合、朝の早起き、テレビのラインを抜く(どうしても観たいプログラムはビデオ・DVDだけで見る)、寝る時間を決める等、自分との約束を作ることで、少しずつ自分の習慣を変えてきました。

そして、子育てをしながらも翻訳家として第一線で活動していましたし、現在はサロンを成功させ、様々なメソッドを考案したり、指導者を育成したりすることが可能になりました。

そう、重要なのは『忙しい』を言い訳にしないことなのです。

忙しい、という漢字は「心を亡ぼす」と書きます。

『忙しい』と口にする時、内側では心が亡ぼされて、充実していないから雑事に翻弄されているだけです。
忙しいということは何かをしない理由にはならないのです。

そのためにもう一度自分の時間の使い方を見直してみましょう。

時間というのは全ての人に平等に与えられています。

一国の大統領の一時間も私たちの一時間も同じです。

では時間の使い方は誰が決めるのかと言うと、あなただけしかいないのです。

誰もあなたの時間を束縛しません。

もう一度考えて見ましょう。

  • 自分が望む生き方はどんな生き方でしょうか?
  • 今の自分の在り方があなたにとっての最高の生き方でしょうか?
  • 何年後にそんな理想の自分になっていたいでしょうか?
  • 今のあなたはそれに近づく努力を少しでもしているでしょうか?
  • 努力していないとしたら、それはなぜでしょうか?
  • あなたには充実した人生を送らない理由があるでしょうか?

ただただ日々の生活に追われて、『忙しい』を言い訳にして理想を忘れているとしたら、むしろ今がチャンスであるとも言えます。

あなたの伸びしろは非常に大きいのです。

一歩ずつでも意識的に理想に近づけることを足元から始めましょう。

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国際ハーブヨガ協会の公式アカウントです。宗冨美江(Fumie MUne)と宗健太郎(Kentaro Mune)による共同執筆の記事となります。

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