ハーブヨガを続けられた方の体験談の特徴の一つに、婦人科系の疾患や不妊症の克服の体験談の多さというものがあります。
こういった声は、これまでに挙げたいくつもの要素が複雑に絡み合って生まれた効果です。
生殖系はインドのアーユルベーダでは『水』のエレメントとして考えます。
水は非常に変化の大きい部位です。温度の変化によって固体・液体・気体と姿を変えます。
そのため、水のエレメントにあたる生殖系の位置の症状はすぐに変化していくと考えるのです。
ハーブヨガのアーサナにおいて、生殖系に働きかける方法は丹田の活性化、ツボ・チャクラの応用による気血の調整など、挙げ始めればキリがありません。
しかし、特に大事なのが丹田へのアプローチです。
女性の場合、生殖系の鍵となるのが卵巣です。
この部分が冷えていては卵巣の気血水は安定しません。
その結果、そこで作られる女性ホルモンも安定しませんし、生殖系も活性化することもないと考えます。
そこで、丹田周りにアプローチしていくのです。
丹田の上には生殖系がありますので、ここをハーブボールを通じてゆっくりと温圧していきます。
卵巣に自動的に血流が集まり、代謝が行われ、老廃物は速やかに排出されます。その結果として、生殖系の位置の気血水のバランスが大きく改善していきます。
その結果、人間の持つ根源的なエネルギーであるエロスが活性化していくのです。
※ただし、ハーブヨガは医療に変わるものではありません。効果を保証するものではないことをご承知おきください。
上図:丹田周りに働きかけることによって、内分泌系のバランスにもアプローチしていく
国際ハーブヨガ協会の公式アカウントです。宗冨美江(Fumie MUne)と宗健太郎(Kentaro Mune)による共同執筆の記事となります。
“第12回 ハーブヨガのアーサナでエロス(根源的な生命力)を高める” への1件のフィードバック