世界と対話し、触れ合うための習慣

世界と対話する習慣とは?

次に紹介したい生活習慣が、「世界との対話」です。

これは簡単にいえば、自然と向き合う習慣です。

例えば、植物を育てることや、オーガニックハーブを使うというものですね。

これはすでに実践されている人もいるかも知れません。

これはあなたの体へプラスの影響をもたらすだけではなく、あなたの意識の中にある「環境に配慮した私でありたい」という思考を強化して、具体的な形で表明することを実現してくれる習慣でもあるのです。

 

今の時代、オーガニックであることや環境にやさしいことは良くも悪くもブランドです。

多くの場合、オーガニックとか、有機とか聞くと、ポジティブな印象を受けるでしょう。

しかし、それを消費するだけだとしたらそれはハーブヨガ的ではないと私達は考えます。

オーガニックなものを選ぶことで、地球環境が美しくなり、それに繋がっている私の体も美しくなる、という感覚でオーガニックのものを選んでほしいと思います。

或いは、それを作っている人が健康になるという部分があってオーガニックなものを選ぶという姿勢でもあります。

もし、あなたが体質改善をするとして、自分の健康のためだけにオーガニックなものを選ぶのだとしたら、それは結局の所、長期的な体質改善をもたらさないと私達は考えます。

なぜかというと、自分が他者と繋がっているという意識があって初めて、本当のあなたというものがあるからです。

世界から切り離された個人というのは不自然なものであって、自然治癒力が継続的に発動することはないのです。

あなたが自然とのつながりを考えて、社会とのつながりを考えて、身近な人間関係も考えて・・・と考えていった結果として、オーガニックなものを選んだり、植物を育てたりした時、そこには一つの大きな円(エコシステム)が生まれます。

上図:自然界での窒素の循環図:大気の窒素(N)が様々な生物に取り込まれ、やがて大気へと戻っていく様子がわかる

 

私たち生き物はこういった自然の循環の中で生かされていることを知るためにも、この世界との対話で紹介しているような習慣の実践が必要なのです。

ただ自分自身が美しい花に囲まれていたいという理由だけで植物を育てていると、虫がいたら化学農薬をすぐにかけてしまうかもしれません。

しかし、それが蓄積すると土壌汚染につながり、下水を通じて世界中に広がっていくことになります。

自分が自然の美しさを享受したいと思う気持ちが、逆に自然を破壊することにつながるのです。

ハーブヨガと自然

日本では水質浄化に多大な税金をかけて飲める水を作っています。

しかし、今度の経済は少子化のためにどう考えても財政は縮小傾向にありますから、下水事業も今後は何らかの改革を求められる用になるでしょう。

最悪の場合は、下水だけではなくゴミなども処理が追いつかなくなることです。

実際に財政破綻した北海道の夕張市ではゴミがそのまま放置されることが起きています。

今後はゴミの回収可能量がより少なくなることもあり得ますし、世帯ごとに排出量制限が課されるようになるでしょう。

これはゴミを焼却処理するお金と同じかそれ以上に、ゴミ回収のための人件費や車両にお金がかかっているからです。

だったら、経済成長をするべきという人もいるかもしれませんが、燃やす以前に考えるべきこともあるはずです。

まずは一人一人がゴミを減らすことを本気で考えて、実践する時期に入っているのです。

これはメディアに煽られて「このオーガニックハーブがいい」と消費するだけで解決できることではないのです。

 

余談ですが、テレビでも園芸関係の番組を行っているものがありますが、その中で詳しくは雑誌を読もう!と紹介されます。

そこで、趣味の園芸の雑誌を読んでみると、バンバン化学農薬や化学肥料の広告が出ているのです。

バラはこの農薬を使って、この化学肥料を使ってということが前提になっているのです。

アジサイであっても、野菜であっても同じように化学肥料や農薬を使うことを前提にしているのです。

このように植物を育てるといっても地球環境の為ではなくて、「美しいもの」「美味しいもの」の消費が目的になっているのです。

あなたの土壌や地下水が汚れても構わない、今は無視しましょうという発想です。

だから、自然とつながるといっても、その裏にどんなことが起きているかを見定めなければなりません。

それができなければ自然が好きで植物を育てながら、環境破壊に加担しているという本末転倒な状況になりかねないのです。

私たちがどんな行動をとっても、すぐに社会構造の中に絡め取られてしまいがちだからこそ、細心の注意が必要なのです。

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国際ハーブヨガ協会の公式アカウントです。宗冨美江(Fumie MUne)と宗健太郎(Kentaro Mune)による共同執筆の記事となります。

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