今回のクレドベーシック第8項の続きを行います。

前回はこちら↓

【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第8回その1】

なぜ、このクレドについて複数回にわたって扱うのかというと、理由があります。

それはどのクレドも大事なのですが、特にこのクレドは実用的な知恵を授けてくれるからです。

前回のクレドは自分がお客様の質問について答える立場でしたが、本日はあなたがお客様に質問するという場合について考えましょう。

ヨガ指導者やセラピストのための質問力とは?

この質問する、という行為にはとても大事なポイントがあります。

それは、何かわからないことがあるときに相手が喜んで答えてくれるように質問する、というもの。

例えば、トライアルクラスの予約の日時について確認のメールを送ったのにお客様から返事が途絶えてしまったという場合、あなたはお客様にご予約をとっていいのか確認をしなくてはいけませんよね。

その時にあなたはどのように質問するでしょうか?

例えば、「早めにご参加の有無についてご返事下さい」とだけメールしてしまうと、まずそのお客様は来ないでしょう。

なぜかというと、そのメールの中に「愛」を感じないから、そして「怒り」を感じてしまうからですよね。

疑問がある場合、私達は多かれ少なかれ混乱し、怒りの感情を内側に秘めてしまいます。

特にコミュニケーションワークにおいて、上記のように質問事項だけを文面にしてしまうと大変なことになります。

対面の場合にはその人の顔の表情などの姿勢がありますので、統合的に判断してもらえます。

しかし、メールをはじめとするインターネット上のコミュニケーションの場合には文面のみですので、書いてあることが全てです。

大切なことなので、もう一度言います。

インターネット上のコミュニケーションの場合には、書いてあることが全てなんです。

書いてあることの中に、「愛」があるか、そして「怒り」はないか、これを穴があくほどじっくり見て確認して下さい。

この姿勢こそが共感力の表れであり、とても大事な要素なのです。

コミュニケーションが怒りにコントロールされている!?

自分自身の怒りにコントロールされたままでは、

「これがわからない、あれがわからない、これは何なんだ、どうしてこれはこうなんだ・・・」

といった、呼吸の浅いメールになってしまいます。

すると、感応の法則が働いて、これを受け取った人もまた呼吸が荒くなり、怒りを感じてしまいます。

まさに負の連鎖ですね。

きっと、あなたはメールで相手が受け取った程には怒っていないかもしれません。

しかし、相手にそう取られてしまっては意味が無いですよね。

だからこそ、ハーブとして生きる私達はどんな時でも、呼吸を整えて、どうやったら相手が嬉しい気持ちで答えてくれるか考えるのです。

あなたに呼吸の浅さがあるときには、まずは脱力をしてから臨みましょう。

クラゲをしっかり観想しながらの脱力がおすすめです。

また、お客様からの返事を頂くためだけでなく、あらゆる場面で質問の仕方は大変重要です。

それは、自分の方が優位な立場であればこそ、質問の仕方に人間性が現れます。

質問をするというのは、愛情表現なのです。

相手に関心があるからこそ質問をするのです。

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