物を使うこと

生徒さんの習慣化を促すためには宿題を出すこと以外にも様々な方法があります。

それは物を活用することです。

例えば、書籍を渡したり、「言霊ワークシート」を渡したり、「デイリーワークシート」等を印刷して渡すことも習慣化を促すお手伝いをします。

なぜ物を使うのかというと、日常に帰ってからもハーブヨガについて思い出してもらうためです。

クラス中に「自分の人生について考えるって面白いことだ」と思っても日常に戻れば速攻で流れてしまうからです。

私たちは物質世界に生きていますから、ハーブヨガの習慣を思い出すためには、物を媒介にすることが一番手っ取り早い方法です。

書籍を持って帰って読んだり、言霊ワークの続きをやったりというプロセスを通じて、次回もまた新しい発見をするためにクラスに行こうというモチベーションや、自宅でも習慣にしてみようというチャレンジ精神になるのです。

ハーブボールを渡すという行為も実際にはこの物を使うという鉄則を反映しています。

普通にヨガスタジオに通っているだけでは家でヨガをするモチベーションにはなりません。

しかし、ハーブボールがあって、「温めると気持ちいいいよー」と訴えてくれるからこそ、じゃあ、ちょっとだけ家でもやってみようか、ということになるのです。

ハーブヨガのデイリーシートの活用

ハーブヨガ指導のデイリーシートと言うのは以下の様なものです。

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これは生徒さんが通う日数分だけプリントアウトしてお渡ししてみることも習慣化を応援するためにはお勧めできます。

これは一日にどのようなことをしたかを書き込むだけですが、これをやるのとやらないのでは体質改善の効果に大きな差が出ます。

このワークシートの枠組みは非常にシンプルです。

しかし、まずはこういう風なシンプルな枠組みでもいいので、生徒さんにご家庭でも自分のハーブヨガの実践について書いてもらうことが大事なのです。

 

ただし、指導者は生徒さんが書いている結果を見て、ここはこうしろ、あぁしろという必要はありません。

例えば、「便秘なら野菜ジュースですね」というアドバイスをしてはいけません。

体質改善についてのアドバイスは本やハーブヨガの教科書に記載されていますから、むしろ指導者が行なうのは、生徒さんがしっかり書けているか、自分の人生に関心を払えているかを聞くことなのです。

勿論、渡すだけでは書いてくる可能性は低いでしょうから、クラス後にしっかりと見て上げる必要があります。

その時はぱーっとみて結構記入できていたらそれでいいですし、思ったより書けていなかったら思ったより書けてなかったですねって聞きましょう。

これは「このへんがあまり書けてないですね」と聞くだけです。

そして、「次回まではこの部分も書けるように心がけましょう」と、宿題を出すだけで十分です。

学校の先生みたいに、「まだ玄米粥を習慣にできていないのか」と叱りつけるというわけではありません。

あなたは「どうしてその生活習慣ができないのか、一緒に考えてみましょう」とワークを出すのです。

この宿題というのは、一期一会で出されるものです。

だからこそ、ワークシートでも何でも活用すべきなのです。

 

まとめ:ハーブヨガのアンバサダーになること

あなたがハーブヨガの指導者としてハーブヨガをより積極的に世界に広めていく大使(アンバサダー)になるために最も必要なのは、ハーブヨガの実践を通じて、ハーブヨガを理解することです。

そして、ハーブヨガを指導することを通じて、一人でも多くのハーブたち (ハーブヨガ実践者)を育てることが指導者の使命です。

ハーブヨガの指導技術や経験は非常に大事ではありますが、実際はあなたみたいな人になりたいと思うからこそ、生徒さんは継続してあなたのクラスに通うようになるのです。

まずは自分自身が実践をやっていくってことを行って頂ければなと思います。

ハーブヨガの素晴らしさを言葉で伝えるにあたって、プレゼンテーションのテクニックが上手いだけでは結局、そのビジョン=観想は伝わりません。

こういうものは結局の所、人生の物語をその身体を通じて生きているかというビジョンを通じて伝わっていくものです。

あなた自身の体で楽しさや、喜びを伝えていくのです。

 

そして、あなた自身の関係性の中で幸せに生きていることを醸し出すわけです。

これは言葉ではなくて、無言であったとしても伝わってくるものでもあります。

メソッド自体の楽しさや意味が日頃の実践によって伝わっていくのです。

ネガティブな感情を内側に封じ込めるのではなく愛のある行動によって昇華することが、私が世界のハーブであるということを保証するのです。

そのための指針としてハーブヨガが存在すると考えています。

ハーブヨガを実践するには幾つもの段階があります。まず自分自身の心・体・関係性と対話することです。

その次に人間関係の中での実践すること。特に目の前の人を笑顔にすることです。

そして、最後には社会の中で自分自身の行動がどんな影響を与えるのかについて考えながら行動することです。

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