今回はクレドベーシックの第12項です。
褒めるワークについてはハーブメールでも繰り返し、お伝えしてきたことです。
しかし、この「ちゅうちょせず」というのがとても難しいのです。
どうして上手く褒められないのか?
「あーっ、今、褒めるタイミングだったのに・・・・」
「どうして私は褒め上手になれないんだろう?プライドが高いのだろうか」
などなど、私たちも大いに悩んできました。
この原因は私達の内側にある無価値感というものがあるのです。
この無価値感とは簡単にいえば、「どうせ私なんか・・・」という感情です。
目の前の人を褒めたくても褒められないのは、
「私なんかが褒めることで相手は嬉しいのだろうか?嫌がられないだろうか?」
という感覚が邪魔をしているからなのです。
そして、この無価値観は同時に、
「もしも、褒めるのに失敗したら、私はさらに自分のことが信じられなくなる」
という恐怖を刺激します。
つまり、ネガティブなスパイラルがここでも発生するのです。
では、この無価値感を払拭するには、どうすればいいのでしょうか?
これがクレドにある、サロンワーク以外の場でも褒めるということです。
褒め力は筋肉ですから、手当たり次第に褒めていきましょう。
上図:大きな声で「いいね!」と言える勇気を鍛えましょう
ヨガ指導者とセラピストが褒めるべきポイントとは?
しかし、この会員向けのクレドサークルでご紹介するワークはハーブメールで行う褒め力のためのワークとは異なり、もう少し、プロ向けのものをご紹介します。
それが
「相手の習慣を褒める」
です。
これ、ものすごく大事です。
私達の目的は生徒さんの習慣を応援すること以外にはないからです。
また、人間生活が向上するのも、向上するための習慣を身についたからであって、その他のことではないからです。
そのため、サロンでも家庭でも常に習慣に注目して褒めて欲しいのです。
講座でも何度となく扱ってきましたが、私達がサロンワークの中で生徒さん・クライアントさんを褒めるときにはその人の習慣の習熟を「見る・聞く・触る」を通じて理解し、伝えていくのがミソです。
まずは身の回りの人をよーく「見る・聞く・触る」をして、相手がどんな素晴らしい習慣を身につけているかを発見しましょう。
例えば、ご家族の
「いつもあいさつの声がしっかり通って気持ち良い」
「いつも楽しいことを言って、周りを和ませてくれる」
「足取りがしっかりと安定している」
「鏡を見て歯をしっかり磨いている」
といった点などに着目して褒めることから始めてみましょう。
他にどんなことに気づかれるでしょうか?
ぜひ、皆さんの見つけたことを教えてください。
国際ハーブヨガ協会の公式アカウントです。宗冨美江(Fumie MUne)と宗健太郎(Kentaro Mune)による共同執筆の記事となります。
“ヨガ指導者とセラピストにとっての褒め力とは?【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第12回】” への1件のフィードバック