クレドベーシックの第4項
本日のクレドサークルのお題は、クレドベーシックの第3項について。
本日はクレドベーシックの第二条について解説していきます。
これは会員という言葉を使っていますが、「ハーブヨガを実践される方」と捉えていただければと思います。
この中で扱われているお約束というのは、
国際ハーブヨガ協会ではミッションを実現する上で人生の主役である会員たちが最も大切な財産です。協会は会員たちが充実した生活を深め、個人の志を尊重し、『人生への恋』を促すような活動環境を育みます。
というものです。
本日のテーマは「人生の主役である」という部分について扱います。
人生の主役であるとはどんなことなの?
まず、主役として、というのは、脇役としてではない、という意味です。
物語における「脇役」というのは何かというと、基本的に役割が一つしかない存在です。
そして、その役割というのは他者(環境)から与えられたものを演じるだけなのが特徴です。
つまり、人生の主役であるというのは、他者の思惑にしたがって人生を歩まないということを意味しています。
この「主役として歩く」というのは平坦な道を歩くこととは大きく異なっています。
タロットカードにおけるゼロ番目の「愚者」のように主人公は勇み足で冒険の旅に出ますが、
必ず壁にぶつかり、苦悩し、時に絶望したり、道を見失います。
しかし、それでも主人公は必ず人生に帰還し、自分の役割を見出して活躍を続けていくのです。
あなたが人生の主役であることを引き受けることは、平穏無事なだけの毎日を捨てることでもあるのです。
主人公である国際ハーブヨガ協会の会員の皆さんも、サロンワークを始めていけば苦悩や動揺に直面することがあるでしょう。
いや、必ずあります。
苦悩も動揺もしないというのは、それ以上、その人は成長しないということなのですから。
国際ハーブヨガ協会を設立したのは、そういった悩める会員がお互いを向上させる場として機能させたいという願いからでもあります。
あるいは、私達夫婦だけではなくて、会員の皆が自分の気づきをシェアする場所にしたいと考えています。
このクレドは協会の性格を的確に表現し、その中で求められる会員の役割を明示するために存在しています。
つまり、会員は「人生を主役として生きる」という冒険に出る仲間たちなのです。
ちょっとしたメールを書いている時も、誰かに挨拶をするときも、自分が主役としてそれを行えているかをチェックしてみましょう。
そして、もしも、自分が主役として今を生きているか分からない場合には、セラピストは自分のためにこそハーブヨガを行います。
ハーブヨガというメソッドは徹頭徹尾、自分の人生を主役として生きることを応援するためのメソッドです。
例えば、Tune-inを通じて五感を取り戻すことにすらも大きな意味があります。
他者から「○○は~~のように感じなければならない」と押し付けられていた仮の世界が音を立てて崩れ落ちるのを感じる人もいるでしょう。
自分自身の感覚を取り戻している状態こそが主人公にまず求められる状態とも言えるのです。
この状態はタロットカードでいえば、太陽のカードの状態にあたりますので、じっくり観察されると実はヨガ指導やセラピー施術も向上します。
国際ハーブヨガ協会の公式アカウントです。宗冨美江(Fumie MUne)と宗健太郎(Kentaro Mune)による共同執筆の記事となります。
“人生の主人公を生きるということ【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第4回】” への1件のフィードバック