今回のクレドサークルではクレドベーシックの第五条について。

今回はとても実践的な内容です。

クレドのベーシック第5条
5.私たちの電話対応、事務処理、指導クラスを見て、生徒さんは私たちを判断します。私たちは言葉遣い、立ち居振る舞い、顔の表情を含めて生徒さんから憧れられる人間です。

 

このクレドのエッセンスは生徒さんは私達の全てを見ているということなんです。

ハーブヨガの実践者である私達はどうしてもハーブヨガのクラスの中身にのみ意識が行きがちです。

だから、クラスを充実させることにだけ注力しがちなんですね。

その姿勢はとても素晴らしいのですが、サロンワークは総合力なのです。

メール応対での一言が配慮を欠いたものだったり、クラス終了後の対応がついそっけないものになってしまったりすると、いくらクラスが素晴らしくても、生徒さんからの信頼がある日突然ガタ落ちするなんてことが起こります。

こんなことが起こるとき、セラピストは自分自身の行動の習慣が配慮に欠けたものであったことを認めざるを得なくなります。

普段、気づくことのできない自分自身の習慣を発見させてもらえる瞬間でもあります。

何がいいたいかというと、自分自身の配慮に欠けた言葉使い、振る舞いについて、生徒さんの反応によって気づかせてもらうことができるということです。

生徒さん・クライアントさんとの間でネガティブスパイラルが発生するメカニズム

私自身も、うっかりメールに書いてしまった一言が決定的に「お客様の反感を買ってしまった」という経験があります。

そうなると、その時点までは目をつぶってもらってきたことでも、過去の話が蒸し返されて来ます。

そして、配慮に欠けた行動の数々が連鎖的に浮き彫りになっていくネガティブスパイラルが発生するのです。

例えば、「あの時の表情が冷たかったのは、やはり・・・」とか、「あの時このような対応されたこともあった・・・」などなど、点と点が悪いようにつながって行くんです。

人間、一旦、質問がインプットされると、その質問の答えが体中から探しだされます。

良い質問であっても、悪い質問であっても同じなのですから、まさしく言霊のパワーというものは恐ろしいものがあります。

私の場合、長い時間をかけて作り上げた信頼関係がそこから崩れ落ちたという経験があります。

サロンオープン1年後の頃に起きた、その苦い経験は、その後、一生忘れられない心の傷でもあり、私の人間関係での道標にもなっています。

自分の至らなさに気づき、それを改める決定的な理由を突きつけられることは、人生を向上させるまたとないチャンスです。

このようにして、セラピストは、サロンワークを通じて人格の向上をせざるを得ないのだと感じています。

ネガティブスパイラルを避ける一番の方法は?

しかし、毎度毎度、このように、傷つく形で自分の欠点に気づくのはなるべくなら避けたい所です。

特にハーブヨガは人間力全体の向上を応援するものなので、生徒さんの期待は否が応でも高まる部分があります。

そのために、私達は常日頃から「ハーブである」という行動とは何なのかを考え、実践していく必要があります。

どんな場合であっても、対応を考え、マニュアルを作り、訓練をしておく必要があるのです。

また、これはその人の周りの人間関係での習慣も大きく影響します。

日常的に私達が口にしている言葉や表情こそが、接遇の場に現れるのです。

「ハーブである」ということは常にブレずに人を癒やし元気づける行動が出来る人のこと。

じゃあ、ハーブであるためにはどんなことを意識すればいいの?

そのために、今日はあなたにワークを出したいと思います。

「今から24時間以内に関わる全ての人に必ず笑顔を見せる」

これは、家族でも、コンビニの店員さんからお釣りをもらうときでも、レストランの店員さんの注文するときも、電車で足を踏まれた時でも、ずっとずっと笑顔を作ってみるです。

もちろん、メールの返信をするときも、どんな内容であっても笑顔でメールを書いてみる。

これをやってみましょう。

そして、このワークの結果を是非シェアしてください。

誰に対して笑顔を向けるのが難しかったですか?

どんな時、笑顔になることを忘れがちですか?

笑顔を向けてみたらどんな気持ちがしましたか?

あなたのワークのご感想をお待ちしております!

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