今回のクレドワークはクレドベーシックの第7項です。

クレドのベーシック第7条
7.私たちは業務の仕組みを重視します。繰り返し行われる作業、いやだなと思う仕事、繰り返し起こる問題はないでしょうか? そのような場合に簡単にできる方法を提案し、文書や映像などの共有できる形にまとめる会員を、協会は大変評価します。また、サロンワークはどんどん増えますので、やらなくてもいい仕事を意識し、やらなくても済む方法を考えてみましょう。

 

あなたはこの言葉をご存知でしょうか?

Work for Work 

という言葉です。

これは「仕事のための仕事」という意味で、その仕事をするということだけに熱中してしまって、採算や効率を考えていない状態を指します。

そして、私達は知らず知らずの内にこの状態に陥りがちです。

普段の指導の中で、お問い合わせの段階で、クラス終了後に受ける質疑応答の中で・・・。

特にこの状態は効率が良くない・・・と思えることについて対策を考えることが多いのは、生徒さんとの質疑応答に関してでした。

あまりにも同じことを何度も何度も違う方から聞かれると、どうにかできないものか?と感じ始めました。

例えば、ハーブボールに関してだけでも、

  • 家で使うときはどうしたら良いですか?
  • ハーブボールはどれぐらいの期間もちますか?
  • ハーブボールの中に入っているハーブは何ですか?
  • ハーブボールは他の家族に使ってもいいですか?
  • ハーブボールはお風呂に入れてもいいですか?
  • ハーブボールは電子レンジで温められますか?
  • ハーブボールを処分するときはどうすればいいですか?
  • ハーブボールを買いたいんですけど、どうすればいいですか?etc..

ががーっと挙げてみましたが、これだけでも一部分なのです。

生徒さんはハーブヨガに熱中すればするほど、異口同音にこのような質問をしてくるわけです。

しかし、私たちの体も時間も有限ですから、それに一つ一つ対面して説明していたら切りがありません。

あなたの作家活動はマニュアル作成から始まる

じゃあ、どうするかというと、できるだけわかりやすく書面にして渡しました。

ハーブボールはこう扱ってくださいね

というのを、できるだけ簡便に伝える書面です。

今では当然の知識として会員の皆様に知って頂いていることばかりですが、このような一つ一つの質問に対する答えの積み重ねによってハーブボールの正しい使い方のテキストが生まれてきました。

この書面を作る、という作業はあなたを間違いなく成長させます。

生徒さんが何に疑問を持つのかを知る洞察力を向上させるからです。

そして、あなたと生徒さんとの質疑応答はこれ以外の分野でも、勿論、発生するわけですから、どんどんマニュアルが出来ていきます。

私達の教科書が異様に厚くなっているのも、元はといえば、これまでの生徒さんとのやりとりの中で磨かれていったものだからです。

「こんなにもコツコツと文字にしていくなんて面倒くさい作業を宗先生たちはよくやれるよね!?」

と、よく驚嘆されます。

自分たちでも、積み上がりつづけるテキストの量を見て驚くばかりです。

しかし、実は、私達は究極の面倒くさがりだからこそ、こんなにもテキストが厚くなり、ウェブサイトの記述が多くなるのです。

上図:鳥蝶GREEN時代のテキストブックの例

そして、マニュアル作成し続けた結果、書籍もどんどん出版できています。

昨年出版した「ハーブボールSPAセラピー」ではB4サイズという大判サイズで200ページ近いボリュームの書籍になりました。

それもこれも、そもそも私たちがサロン開業以来、あるいはそれ以前から、マニュアルを書いて書いて書きまくっていることに理由があります。

あなたの作家活動はマニュアル作成から始まるといっても過言ではないのです。

もし、あなたが著者になりたいのなら、一番手短な方法だと推薦できます。

「面倒くさい」を才能に変えよう

マニュアルを作ることの発端は、とてもシンプルな動機からです。

「何度も同じことを違う人に説明するのが面倒だから!」

しかし、結果として得られるのは誰にでもわかりやすい知識体系です。

そして、何より重要なのは、業務の効率化により「時間」を手に入れることができます。

私達が、同じことを毎回説明しているその間に、より新しい現実に立ち向かうチャンスが増えます。

また、より生産的な仕事に向かうことができるのです。

恐らくみなさんも、

  • 玄米粥はどんなレシピがいいの?
  • ハーブヨガは週に何回ぐらいできるの?
  • Tune-inのハーブにアロマオイルはOKなの?
  • ハーブヨガではどうして絵を描くの?

などなど、いろんな質問を受けると思います。

まずは受けた質問や、自分自身が過去にした質問、疑問に思ったことについてをまとめてみましょう。

初心者の視点にたって、物事をみる姿勢を持ち続けることは指導する上で、力になります。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で