今回はクレドベーシックの第21項目についてシェアします。
このクレドは私達に問題に取り組むための姿勢を教えてくれます。
そして、表題の通り、ウェルカム!とトラブルが起こるたびに歓喜できるような生き方を作るお手伝いをしてくれるのです。
人間はトラブルを欲する生き物!?
驚くべきことに、人間には何か問題が発生した時、それを解決するというよりは、むしろ「その問題に煩わされたい」という本能があります。
例えば「ハングオーバー」という映画があります。
[amazonjs asin=”B00FIWN2IW” locale=”JP” title=”ハングオーバー! 消えた花婿と史上最悪の二日酔い (字幕版)”]これは登場人物たちがある人物に(ほぼ)一方的に振り回される珍道中を扱ったものです。
宗冨美江は、この映画は見ているだけで疲弊するため、嫌いなのですが、健太郎をはじめとする多くの人はこういった映画が大好きです。
全米でも、日本でも空前のヒットでシリーズ化していた点などをみても、トラブルに巻き込まれ、振り回されるというストーリーを人間は本能として求めていることがよく表れています。
この映画以外にも、
- エリートがトラブルに巻き込まれる
- 自然災害に巻き込まれる
- 円満に行くと思っていた恋愛にライバルが現れる
という形で、映画を始めとする「物語」にはトラブルが必ず出てきます。
ロマンスであろうと、SFであろうと、ビジネス系のお話であろうと、トラブルの発生しない物語はほぼ存在しないでしょう。
これは何故かというと、
「トラブルを通じて、人は成長できる」
ということを、私達は無意識に理解しているからです。
だからこそ、問題が起こった時、交感神経が優位になり、血圧が上がり、目が充血し、あるいは興奮するのです。
目の前のトラブルを人生のプレゼントに変える方法
しかし、同時に人間にはホメオスタシスという本能もあります。
これは慣性の法則とも言えるもので、今起こっている状況に慣れてしまうと、それを維持しようとしてしまう本能です。
つまり、問題が起こっている状況に慣れてしまうのです。
だからこそ、トラブルが発生したらすぐに「できない」「分からない」とはじめから諦めるのではなく、
「できるとしたら…」
「分かるとしたら…」
と心のなかで唱えて見ます。
そして、他の人に相談するときにも、
「~~~で困っているんだけど・・・」
ではなくて、
「~~~が解決できるとしたら、どうしたらいいと思う?」
と相談してみるのです。
このロールプレイをやってみるとわかると思いますが、前者の場合には眉間にしわが寄ってしまいますが、後者の場合には比較的明るい眼差しになるはずです。
注意点としては、その時に解決策がわからなくても心配しないということがあります。
自分の耳を通じて、自分の無意識に自分はそれを解決できるインプットすることに意味があります。
すると、あとは潜在意識があなた(顕在意識)の代わりになって、働いてくれるのです。
そして、「気づき」の形であなたに示唆を与えますので、それに素直に従って行動し、トライアンドエラーを繰り返していくのです。
その結果、あなたのトラブルはギフトに他ならないことがわかるでしょう。
上図:あなたの抱える問題があなたにどんな贈り物をするのでしょうか?
すべての制約条件をすべて忘れてしまう
そのための秘訣がこれです。
「すべての制約条件が取り払われるとしたら、私はどう行動できるのか?」
という視点で考えてみます。
たとえば、時間がないというトラブルの時には、
「1年の猶予があったらどう行動できるのか?」と考えてみる。
たとえば、お金がないと困っている時には、
「今自分が1億円自由になるお金があったらどう行動できるのか?」と考えてみる。
たとえば、人手がないと困っている時には、
「今、手伝ってくれる人、100人に自由に声をかけられるとしたら?」と考えてみる。
トラブルの突破口として大事にしてほしいのは、それは、ひらめきです。
あるいは、ポジティブに行動し続けようという意志をいかに持続できるかにかかっています。
困難を「できっこない」「無理に決まっている」「諦めるしかない」と思い込み、眉間にしわを寄せているとその位置にある第3の目が閉じてしまい、インスピレーションが湧きません。
上図:真実を見抜く第六チャクラ
だから、「私はできる」と唱えるのです。
そして、一旦、上記のように思考を飛躍させることによって、思わぬところから突破口が必ず見えてくるのです。
トラブルの際の自問自答の流儀
だから、あなたにやってほしいのが以下のワークです。
今日のワークは、今、あなたが直面している問題でもいいので自問してみましょう。
「できるとしたら…」
「分かるとしたら…」
と自問してみましょう。
他の人にも質問してみましょう。
どんな問題でもいいので、まずはトライです。
国際ハーブヨガ協会の公式アカウントです。宗冨美江(Fumie MUne)と宗健太郎(Kentaro Mune)による共同執筆の記事となります。
“ウェルカムトラブルを可能にする自問自答の作法【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第21回】” への1件のフィードバック