今回はクレドベーシックの第11項です。

クレドのベーシック第11条
11.自分の身だしなみには誇りを持ち、細心の注意を払います。ハーブヨガ指導の際には自然素材のものを身につけて、母性に溢れながらも凛としているイメージを表す役目があります。

身だしなみについてのクレドです。

本日のテーマは外見に表れる母性について扱います。

ヨガ指導者やセラピストは外見によってもメッセージを発信している

最初にセラピストとして生徒さんに接する私達は、「見られる」存在であり、外見によってメッセージを発信していることを自覚しましょう。

それは生徒さんの視覚を通じて、あなたのハーブを届けるためです。

私の経験では、自分が身だしなみに意識をかければかけるほど、生徒さんもまた自分自身の身だしなみに意識をかけるようになります。

また、自分自身の身だしなみに関心を払わなければ、生徒さんも同じような習慣を持っている方が集まったり、そのような習慣になりがちです。

これは感応の法則が働いています。

身だしなみへの意識とは自分への愛情表現であること

そして、この身だしなみへの意識というのが、簡単にできる自分への愛情表現でもあるのです。

私達の責任は生徒さん一人一人が自分自身に愛情(関心)を払う習慣を身につけるようにすることです。

だから、あなたがまず身だしなみに関心を払うことはハーブヨガの習熟においてとても大きな意味を持つのです。

まずは、衛生的かどうか、というきれいさ。

そして、美しいかどうか、という二つの視点は常に心掛けたい視点です。

セラピストはあくまでも母性を引き出すための身だしなみを心がけることが大事です。

まず、母性とはタロットの女帝のカードを見れば分かりますが、ゆったりした余裕のある外見です。

これはマタニティドレスを着ているとされていますが、締め付けられるような服装ではありません。

この「ゆったりさ」とは命の持つ「豊穣さ」や「安心感」を私達の潜在意識に植え付けてくれます。

この豊穣さというのが母性においてとても大事なのです。

だからこそ、ヨガ指導者やセラピストにも、このゆったりさを確保してほしいと思います。

ヨガ指導者やセラピストにとって母性がキーポイントである理由

ここで、母性がどうして大事なの?と思う人もいるかもしれません。

特に一般的なヨガ指導者のイメージはフィットネス的なタイトな服装をしていますよね。

多くの人がヨガ指導者と聞くとそんなイメージをするかもしれません。

しかし、私たちはあえて、ゆったりした「攻撃しない」母性にあふれる服装が大事だとお伝えしたいのです。

あなたのもとに現れる生徒さんは、いわばあなたのもとでもう一度、生まれ変わる存在だからです。

Tune-inやKotodama Workの状況を考えればわかりやすいと思いますが、全てのハーブヨガのメソッドを通じて、生徒さんは自分自身の古い殻を脱ぎ捨てるために非常に無防備な精神状態にあります。

この時にギスギスした雰囲気を出していると、生徒さんは萎縮して、生まれ変わることを選ぶことができなくなりますよね。

じゃあ、どうするのかというと、まずは服装から入ることです。

ふんわりとした自然素材の服装を心がけること、このシンプルな姿勢から始めます。

人間の肌はとても良く出来たもので、自然素材とそうでない素材をすぐに分別します。

そして、自然素材でゆったりした服装の場合には呼吸もゆるみ、結果として、あなたの脳にリラックスを届けてくれる働きがあるのです。

ただし、ただゆったりとして、自然のものでというと、野生児のような雰囲気だったり、いわば、田舎のおばさん風にもなってしまいがちかもしれません。

しかし、母性を表すタロットのカードはあくまで「女帝」です。

女帝としての風格ある見た目を意識してみましょう。

服装の好みを俯瞰することで、あなたの心と体の状態が分かる

自分がどのように観られるかを意識することは、それだけでも、自分自身の内側と外側の意識の波に大きな刺激を与えてくれます。

今日のワークは、あなた自身の過去と服装の関係を思い出しながら、その時の心と体の状態について考えてみましょう。

  • 10代後半の頃はどんな服を着ていて、どんな状態だった?
  • 20代前半の頃はどんな服を着ていて、どんな状態だった?
  • 20代後半の頃はどんな服を着ていて、どんな状態だった?

という要領で行ってみます。

たとえば、あの頃は、体のラインが出る服をよく来ていたな・・・とか、

暗い色の服を選んでいた、明るい色の服だった、こんな素材だった、などなど、自分自身の服装についての歴史を俯瞰してみることで大きな気づきが得られるでしょう。

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