ハーブヨガのアーサナ研究:ハーブヨガのシャバアーサナ

ハーブヨガのリラクゼーション(ハーブヨガのシャバアーサナ)

ハーブヨガでは脾臓のプラナヤマの後に、シャバアーサナというアーサナを行います。

これは全身のエネルギーバランスを整えるために必ず行うべき技法です。

熱が過度にたまっている部分から、余分な熱を抜き、冷えている部分に熱を届けるために敢えて止まるのがこのアーサナです。

ハタヨガではこのアーサナは屍のポーズとも言われます。

(生きているものでも、死んでいるものでもない、制止を超越した神様である)ブラフマンを体現することから、「究極のアーサナ」とも言われています。

完全に自己を手放し、脱力しきった状態になると第六チャクラに位置する第三の目が開き、三昧に至れるという意味が込められています。

シャバーサナが上達してくると、10分間のシャバーサナは一晩の睡眠にも勝るとも言われるほど大きいリラックス効果と自律神経の調整をもたらすといわれています。

ただし、シャバーサナをしているからと言って、日常的な睡眠時間を削ることはできませんので注意しましょう。

ハーブヨガでは癒やしたいポイントにハーブボールを置き、その感覚を軸に力を抜いていくことを行います。

しかし、力を一切入れないというシャバーサナは簡単に見えて、比較的難易度の高いアーサナです。

脱力についても姿勢美法で徹底して行いますが、それでも完全に投げ出すことはできないからなんですね。

ハーブヨガのシャバーサナは体の上に置かれたハーブボールを通じて呼吸を行い、意識を拡散するプロセスを踏んでいきます。

ハーブボールのエネルギーが呼吸と共に出入りして、あなたという空間を磨いてくれる感覚です。

ここで、ゴマのハーブボールを使用している際にはシロダーラのように額に置くこともできます。

ハーブヨガのシャバアーサナの手順

1. 導入

  • 床に仰向けに寝てハーブボールを好きな位置に置き、手のひらを上に向けて目を閉じる。
  • 川の中にいて、美しい水が自分自身のよどみを流し切ってくれるイメージをします。

※自分の体が砂に埋もれていくようなイメージで。全身の力を抜きます(約5分間)

 

2. 起き上がるまでの流れ

  • 手足を動かす
  • 手首足首を回す
  • 手のひら、足の裏を擦り合わせる
  • 手を組み上伸びをする。腰から下は下へ、上は上へひっぱる
  • 膝をかかえて腰を左右に動かす
  • 膝をかかえたままゆっくり起き上がる

※決して、無理に起き上がってはいけません。手順通りに起き上がりましょう。

 

国際ハーブヨガ協会の公式アカウントです。宗冨美江(Fumie MUne)と宗健太郎(Kentaro Mune)による共同執筆の記事となります。

動画でわかるハーブヨガのアーサナ研究:Spring Water Spiral(泉の精のスパイラル)

Spring Water Spiral:泉の精のスパイラル

このスパイラルはごまを用いたハーブボールを用いた専用のスパイラルです。

他のスパイラルとは異なり、肌や髪に直接当てることが出来るため、よりダイレクトに頭部のエネルギーバランスを整えます。

スパイラルとしての方法論は至ってシンプルで、各チャクラの洗浄・活性化をまず最初に行い、続いて、肌に大きな影響を与える肩周りから首のラインを温圧して癒やしていくという流れになります。

髪の毛の生えている頭皮を癒やすことは、実は婦人科系を含む腎の位置を癒やすことになります。

そして、この腎の位置のエレメントは水とされています。

あなたはこのスパイラルを通じて、体中の水を浄化し、生まれ変わらせることができるのです。

インドの女神であるラクシュミー神(下図)に代表されるように、女性は水との親和性が高く、水にあふれ瑞々しいことが美しさの象徴とされてきました。

タイではナーントラニーという女神が人気があります。

これは髪の毛を絞った女性神の像で現されています。

この女神の髪の毛を絞る際に出た水が洪水になって釈迦を救ったと言われ、大変な信仰を集めています。

大地の女神は豊穣さの象徴ですから、それを髪の毛の豊かさとして表現したのでしょう。

簡単に言えば、髪の毛が豊かである=腎の気が豊か=産み出す力が豊かという観想の構図がここに成立するのですね。

スパイラルの観想としてはゴマの優しい香りとぬくもりを感じながら、髪が生き返る様を感じて欲しいと思います。

動画でわかる泉の精のスパイラル

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動画でわかるハーブヨガのアーサナ研究:チャクラクレンジング 

チャクラクレンジングとは?

チャクラクレンジングは第一チャクラ、または第二チャクラから順番にチャクラにハーブボールを当てていき、各チャクラのエネルギーバランスを改善するメソッドです。

これはハーブヨガだけのオリジナルメソッドとなります。

最も基本的かつ原始的なハーブヨガスパイラル(連続するアーサナ)ともいえます。

このアーサナは深い呼吸とハーブボールによる温圧によって各チャクラの状態を整えることを目的としています。

そのため外側から見ると瞑想を行っているように見えるかもしれません。

しかし、実際にはハーブボールの持つ強い癒しと熱をダイレクトに感じることのできるアーサナです。

上級者の場合、各チャクラの色や内臓を観想すると効果はさらに大きくなります。

ただし、第一と第六チャクラは粘膜付近であるため、ハーブボールの調合には細心の注意を払いましょう。

これらの部位の場合、あくまで近くに寄せるか省略してもよいでしょう。

このチャクラクレンジングはシンプルなメソッドですが、神経と血管と内臓の全てに届く方法です。

観想としては各チャクラの位置を一心に思い定めて呼吸を行いましょう。

動画でわかるチャクラクレンジング

※チャクラクレンジングには座って行う場合と、立って行う場合の二つがあります。

以下の動画では立って行う場合について解説しています。

チャクラクレンジングで行う各チャクラの解説

1. 会陰部(恥骨)への刺激

ゆっくりと丹田で呼吸をしながら、会陰部分をハーバルボールを使って温めてください。この部分には人間のを示す第一のチャクラの表側に当たります。この部分は生殖器や感情のチャクラとも言われ、活性化すると創造力、忍耐力が高まり、 成功や人と交わる喜びを促します。機能しないとセックス依存に陥ったり、性的興味を喪失したりします。また睡眠や下腹部の障害となってあらわれる場合もあります。色の対応は赤。

※この部位は直接当てるとしみることも多いので、熱を感じられる程度に離すのが良い。実際にクラスでチャクラクレンジングを行う際にはこの部分は省略される。

2. 下腹部:丹田への刺激

丹田は中医学など東洋思想では最も重要視されているツボが丹田です。インド哲学では活力や情熱の第二のチャクラがあるとされています。丹田にハーバルボールを当てながら、上述の丹田呼吸法を行うことで、体中の空気が新しいものと入れ替わる事を実感して下さい。

色の対応はオレンジ。

3. 腹部:みぞおちへの刺激

横隔膜の間にある、みぞおちの部分に第三のチャクラがあります。みぞおちにハーバルボールを押し当て、刺激する事で、集中力を高め、意思を強くすると考えられています。

色の対応は黄色。

4. 胸部:ハートチャクラへの刺激

胸部にはハートチャクラと呼ばれる愛情を司る第四のチャクラがあります。ハーバルボールを胸の真ん中に押し当てます。この時、ハーブを生んだ自然界の恵みに感謝することが重要です。ハーブボールを通じて肺の中に、新鮮な空気が入ってくることをイメージします。

色の対応は緑。

5. 喉:喉のチャクラへの刺激

喉を司る第五チャクラは喉元に位置し、その人の意思疎通を司るとされます。普段から言えないことや悩みを抱えている人は喉のチャクラが弱まり、喉に関する疾病を起こすと考えられています。喉元をハーバルボールで温圧することにより、言葉や表現に関する過敏な意識を和らげることが出来ます。

色の対応は青。

6. 眉間:第三の目のチャクラへの刺激

この部分は第三の目とも言われ、真実を見通すための眼力をあなたに与えます。この部分にはハーブボールを押し当てるのではなく、数センチ離した状態でその熱を感じるだけでよい。ハーブボールの種類によってはたまねぎを使うので、その場合には20cm程度話して掲げる。

第三の目の部分がちりちりしてくれば、チャクラが反応しているといえる。

色の対応は藍。

7. 第七チャクラ:エネルギーの調整

以上の過程で、下から上までの各々のチャクラの調子を整え、最後に第七チャクラから余分なエネルギーを放出すること。頭頂部の上3cm程度の場所を観想しながら、静かに呼吸します。

これによりエネルギーのバランスを調整し、無駄なエネルギーの集中を拡散し、神経の高ぶりをなくすことが出来ます。

色の対応は白。

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ハーブヨガのアーサナ研究:脾臓のプラナヤマ

 脾臓の基礎知識

脾臓は左胸下にある器官で、血液の源泉であり、血液循環を司ると考えられています。

脾臓において食べ物の気が抽出され、それが後に血肉になるからです。

脾臓は血管を上に上げる作用があり、血液が血管以外に出ないようにコントロールしています。

脾臓は血液循環をサポートしており、唇にその状態が現れるといわれています。

脾臓はリンパとも密接なかかわりを持ちますので、調整する事で免疫機能のバランスを整えることが出来ます。

内臓の疲れや炎症があると、それをカバーするために脾臓が腫れることがあるからです。

脾臓の場合は肝臓や腎臓の場合とは違って、冷やす事で活動をスムーズにする事ができます。

脾臓のプラナヤマの観想

脾臓を司る感情は「思い」

過度に考えすぎな状態が続くと脾臓の機能が弱まり、免疫機能が悪化するとハーブヨガでは考えます。

或いは、脾臓の機能の低下によって、不眠症や鬱傾向になる等の問題も出てきます。

よって、脾臓を観想する際には、「考えすぎなくていいんだよ」と手をさしのべて、一緒に呼吸を楽しみましょう。

脾臓のプラナヤマの動き

まず、プラナヤマとは体の内と外にあるプラーナ(エネルギー・気)をコントロールする技法です。

この技法では呼吸と観想を用いて、脾臓の位置をゆっくりと沈静化させていきます。

  1. 冷たいタオルをなるべく小さく折って左手でもつ
  2. 脇腹の胸(乳首の位置)とウエストのちょうど間くらいにある脾臓の位置にあてる (※前にずれると胃を冷やすので注意)
  3. 右手は丹田の位置に置き、吸ってお腹をふくらませ吐くときにゆるめる鎮静化の呼吸を行う
  4. 先ほど温めた肝臓と腎臓の位置を使用したタオルでさっと拭く
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動画でわかるハーブヨガのアーサナ研究:腎臓のアーサナ その1

ハーブヨガの腎臓のアーサナ

腎臓についての基礎知識

腎臓は腰の後ろ側にある一対になった器官です。

東洋医学では『腎』は体を駆け巡る気を蓄え、全てのものの根幹になると考えられています。

これらは体内の水分の代謝や再生産、分泌、そして脳内にも作用を及ぼすといわれています。

東洋思想では腎臓は成長と発展を司るとされ、そのための骨や血液の形成にも大きな影響を及ぼします。

腎は腎臓だけではなく、生殖器をも含む大きな器官として扱われ、主に水(老廃物)を司ります。

これは、腎臓は血液の浄化を促すことからもわかるでしょう。

特に体の老廃物を尿として対外に排出するときに大きな役割を演じています。

一般にたんぱく質を摂取しすぎると腎臓の負担が増すと言われています。

腎臓の動きをスムーズにするには温める事が肝要です。

また、足が冷えると腎臓の機能が低下するとも言われますので、腎臓を強化したい人は足の運動を欠かさずに行うことが重要です。

ハーブヨガで腎臓の調子を整える事で、体内の血液循環を促進させ、体内から冷えを追い出すことが出来ます。

同時に、このことは老廃物を効率よく代謝していく事にもつながるのです。

腎臓のアーサナの観想:

腎臓を司る感情は「恐れ」となります。

そのため恐怖心によって腎機能は低下し、膀胱炎やむくみを引きおるため、恐れの感情をしっかりと見据えておく必要があるとハーブヨガでは考えます。

観想の方法としてはアーサナを行うに先立って、腎臓が何に恐れているのかをTune-inして、そのメッセージを描き出してみよう。

アーサナ中には過度に恐れを感じている腎臓について、「恐れなくてもいいんだよ」と恐れに寄り添う気持ちでアーサナを行います。

腎臓のアーサナの動き

腎臓のセッションは二つの動きで構成されています。

最初にハタヨガの『肩立ち』のポーズを途中まで行います。

このポーズは高ぶっていた神経を落ち着かせ、血流を改善する事で腎機能を向上させます。

このポーズは甲状腺や前立腺、静脈瘤・更年期障害にも効果があります。

その後に脚と背骨を左右にストレッチするポーズを行うことで、腎機能をさらに向上させます。

インストラクション:

  1. 仰向けになった状態で、膝を立てます。
  2.  腹筋と背筋を使って、でん部・腹部を中に浮かせ、肩部分で持ち上がるようにします。
  3.  ハーブボールを両手で持ち、腎臓の位置(腰の辺り)に押し当て、数秒間、固定します。この時、呼吸はゆっくりと行ってください。
  4.  ゆっくりとでん部と腹部を下ろし、深呼吸をします。
  5.  仰向けの姿勢で、両腕を水平方向に持ってきます。最初は左手でハーブボールを持ちましょう。
  6.  左足を上げて、右手で左足を持ちます。柔軟性の問題で難しい場合は、右足の足首でも構いません。
  7.  左足を持ったまま、右方向に体をねじります。同時に左手で腰の部分にハーブボールを押し当てます。
  8.  10~20秒程度数えたら、左側にも同様の動きを繰り返してください。

※心地よくなる程度までストレッチして下さい。決して無理をしないようにして下さい。
※呼吸はゆっくりと瞑想的な気分で行ってください。

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動画でわかるハーブヨガのアーサナ研究:肝臓のアーサナ その1

 肝臓についての基礎知識

肝臓は右の乳下にある大きな臓器です。

肝臓の働きは様々にありますが、まずは腎臓と同時に体の浄化槽としての役割があります。

毒素や老廃物を解毒・分解するために働いています。

食事によってもたらされたアルコールや肉類、そして砂糖などを摂取しすぎると、肝臓の機能を弱める事になると言われています。

また、精神的にストレスが多い環境にさらされていても同様に肝機能は低下していきます。

肝臓は心の臓器と呼ばれ、精神衛生が肝臓の機能に反映されます。

特に怒りをつかさどる器官ですので、肝臓の機能が低下すると短気で怒りっぽくなる等、怒りのコントロールができなくなるとハーブヨガでは考えます。

現代人は過度のストレスや食習慣の悪化によって、この部位を痛める事が多いといわれています。

この部位は温めることによって機能を保全・向上させる事が出来るとハーブヨガでは考えます。

肝臓の観想(※)

まず、中医学の五行説では肝は「怒」の臓器として知られています。

肝臓のアーサナを効果的に行いたい人は、自分自身の肝臓を想像してみましょう。

特に、あなたが怒っているときに、あなたの肝臓がどんな顔をしているかを想像してみましょう。

あなたの中の「怒れる肝臓」をスケッチし、どんなことで怒ってるのかについて書き留めてみるのです。

肝臓のアーサナを行っているときは、肝臓に「怒りをためこまなくていいんだよ」と寄り添って、共感し、話を聞いてあげる気持ちで行います。

この対話する姿勢こそが肝臓を癒す観想の第一歩となるでしょう。

※観想とはアーサナの間にあなたが心がけておくべきビジョンのことです。

 

肝臓のアーサナの動き

行うポーズはハタヨガではシーリング(Sealing)ポーズとも言われ、下半身をロックし、上半身をロックすることで成り立っています。

ハタヨガの解剖学の中でも肝機能の向上に繋がるとされています。

ハーブヨガの場合は上半身をねじって、肝臓の位置に意識を集中させるのが特徴です。

一般的に蓮華座で行うのが理想ではありますが、半蓮華座で構いません。

見た目以上に強度のストレッチを要求しますので、無理をして行ってはいけません。

呼吸はゆっくりと鼻から行いましょう。

肝臓のアーサナのインストラクション

  1.  蓮華座を組みます。
  2.  最初に右腕を後ろに回し、左足のつま先を持ちます。
  3.  左手にハーブボールを持ち、肝臓の位置(右胸の下)に押し当てます。
  4.  呼吸をゆっくりと行い、15秒程度、温圧したら、吐きながら元の位置に手を戻します。
  5.  ハーブボールを右手に持ち替えて、左手を後ろに回し、右足のつま先を持ちます。
  6. 右手のハーブボールを右胸の位置に押し当てます。同様に15秒程度固定します。

※こちらは1セットで十分な効果がありますが、余力がある場合は3セットほど繰り返してください。

※蓮華座をしていて、膝や脚が痛い場合は半蓮華座やあぐらのポーズでも実行できます。

※呼吸を止めないようにして下さい。

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【Tune-in】ヨガ指導者やセラピストにこそ自然の観察が必須である理由

ヨガ指導者やセラピストにこそ自然の観察が必須である理由

人間の情報は大半が視覚から得られるといわれています。

だからこそ、観察力は指導力の要であるともいえるのです。

しかし、私たちは常に思い込みをもって世界に臨んでいるため、生徒さん・クライアントさんのあるがままを見ることがとても難しいのです。

ともすれば、自分自身の過去に照らし合わせたり、一般的な社会常識を持ち出してみたりなど、生徒さん・クライアントさんを色眼鏡で見てしまいます。

それでは、そもそものメソッド自体も揺らいでしまいますし、生徒さん・クライアントさんに真摯な姿勢で向き合っているとは言えないのです。

「それでは生徒さん・クライアントさんをしっかり観察すればいいじゃないか」と思えはすれど、人間というものはとても強い存在感を持っていますので、なかなか自分自身の感情を動かさずに冷静に観察することは至難のわざなのです。

では、どうすればいいのか?

その答えは、私たちが子供のころに行っていた、自然の観察にありました。

自然に向き合って観察しているとき、私たちは自然から評価されたり、褒められたりしたいとは考えていません。

ただただ、その面白さに夢中になっているだけです。

だからこそ、大人はなかなか気づかないような微妙な変化や面白さを発見することができるのです。

この「夢中」の姿勢こそが、本当は生徒さん・クライアントさんにも発揮されるべき観察力であるともいえるのです。

だからこそ、ハーブヨガ・ハーブボールSPAセラピーではTune-inの姿勢はすべてのセラピストにおいてマストの能力であると伝えています。

そして、私たちは自然の美しさこそに気づくことは、セラピストに大きな示唆を与えます。

なぜかというと、自然の持つ美しさには無理がないからです。

そして、自然に生まれたものは、燃え上がるように育ち、勢力を伸ばしたら、やがては朽ちていき、新しいものが生み出されていきます。

例えば、もみじの新緑が芽生え、きれいな紅葉を見せ、冬の寒々しい空に枝を伸ばしている様子を想像しましょう。

三者三様に美しさをたたえています。

発生・発達・破壊の三つの過程すべてで、美というのものは生まれるからです。

上図:サンドロ・ボッティチェリ『ヴィーナスの誕生』 1486年頃

自然の観察法・対話法としてのTune-inのステップ

自然と対話するにあたって、あなたは全てを把握してやろうなんて思う必要はありません。

あなた自身が「自然」の一部であることを思い出して、肩ひじを張らず、遊ぶように対象に向かいましょう。

書く前に最初にごく簡単な瞑想を行います。

  1. 楽な姿勢で丹田呼吸法をします。まだ慣れていなくて苦しければ、腹式呼吸を行います。
  2. 自分の左手の手首を持って、静かに脈を感じます。
  3. ドクッドクッとその脈を感じながら、静かに呼吸を続けます。
  4. 次第に体は温かくなります。自分のみの周りに温かい層ができていることを感じます。
  5. この段階までできたら、あなたは自然の内側にいることを体感できています。

次に対象の全体をよく観てください。どんな様子ですか?

言葉が内側から湧き上がってくるのを感じてください。

そして、表してください。強そう?弱そう?硬そう?尖っている?丸い?悲しい?楽しそう?神々しい?雄大?女性らしい?

色んな言葉が頭の中を横切るはずです。絵を描く前にそれらをメモするのもいいでしょう。

五感を言葉で表現できるようになることはとても重要です。

(ここから先は対象を必要に応じて、触ってください。最初に出た言葉とどのように違うのかも考えましょう。)

 

描くTune-inのステップ

  • 対象の軸を描いてください。外側のラインではなく、内側のラインを描いてください。曲がっていますか?直線ですか?折れていますか?曲線ですか?
  • 対象の周りに肉をつけてください。
  • 対象の中心点を探してください。バランスを保っている場所はどこにありますか?
  • 対象の美しいポイントはどこでしょうか?その理由は?
  • 対象のいびつさはどこにあるでしょうか?その味わいは?
  • 対照を見て思い出す人物はいるでしょうか?
  • 絵の周りに文字で感じたこと、思い出したことを自由に描き出していきましょう。

 

Tune-inを鍛える練習問題

01:木を観察し、スケッチを作成しましょう。根っこはどのようになっているかも同様に想像してください。余白に特徴を書き入れてください。

02:野菜を観察して、スケッチを作成しましょう。余白に特徴を書き入れてください。

03:フルーツを観察し、スケッチを作成しましょう。余白に特徴を書き入れてください。

04:街へ出て、男性を観察して、そのイラストを描いてください。その人の視線、姿勢なども再現してください。余白に特徴を書き入れてください。

05:街へ出て、女性を観察して、そのイラストを描いてください。その人の視線、姿勢なども再現してください。余白に特徴を書き入れてください。

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過去記事のまとめ:【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル】

 

ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル

こちらのページではヨガ指導やセラピー施術の運営の要となる、クレドについて解説しています。

ハーブヨガ・ハーブボールSPAセラピーはもとより、いかなるヨガの指導、セラピーの施術のためにご活用いただければ幸いです。

ヨガ指導とセラピー施術者のためのクレドを連載します【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル はじめに】

多くの人が「いいこと」を習慣にできない理由【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第0回】

自分のこととして引き受ける【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第1回】

ヨガ指導やセラピー施術をしているとき時の潜在意識の働き【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第2回】

セラピストに必要な2つの「見る力」【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第3回】

人生の主人公を生きるということ【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第4回】

今から24時間以内に関わる全ての人に必ず笑顔を見せる【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第5回】

ヨガ指導者・セラピストだからこそ断る力を磨く【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第6回】

マニュアル作りがあなたを成長させる【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第7回】

ヨガ指導者やセラピストのためのコミュニケーションの心がけ【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第8回その1】

コミュニケーションから怒りを抜こう【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第8回その2】

えこひいきされるヨガ指導者やセラピストになろう【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第8回その3】

数字(具体化)にすると恐怖が消える理由とは?【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第9回】

潜在意識をクリーニングする方法【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第10回】

ヨガ指導者やセラピストのための母性を引き出す身だしなみ【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第11回】

ヨガ指導者とセラピストにとっての褒め力とは?【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第12回】

あなたのクラスや施術はどこから始まっている?【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第13回】

あなたの声もサービスの一部【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第14回】

感想シートがなければクラスの効果は半減する【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第15回】

ヨガやセラピー空間の高め方入門【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第16回】

どうしようもない怒りをコントロールする魔法の質問【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第17回】

人の嫌な面が見えた時、どう行動すべきか?【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第18回 前編】

コミュニケーションを劇的に変える4つのワーク【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第18回 後編】

あなたの偏見をハーブに変える【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第19回】

犠牲を強いる心は幸せを生まない【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第20回】

ウェルカムトラブルを可能にする自問自答の作法【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第21回】

シェアをすることでしか自分の問題を冷静に認識することが出来ない【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第22回】

笑顔!笑顔!!笑顔!!!【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第23回】

日常生活での実践こそがファンを作り出す【ヨガ指導・セラピー施術を向上させるクレドサークル 第24回】

 

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過去記事のまとめ:ハーブボールマイスター講座

ハーブボールマイスター講座

こちらのページではハーブボールマイスター講座として連載していた記事についてまとめています。

ハーブボールについての基礎理論及び、国際ハーブヨガ協会ならではの視点やレシピについても記載しています。

ぜひ、お役立てください。

 

「これを読めばハーブボールのマイスターになれる」そんな連載始めます【ハーブボールマイスター講座 第1回】

ハーブの種類には何があるの?【ハーブボールマイスター講座 第2回】

ハーブボールの持つ大きなメリット【ハーブボールマイスター講座 第3回】

ハーブボールの陰陽理論【ハーブボールマイスター講座 第4回】

ハーブボールにおける滋養と強壮とは何か?【ハーブボールマイスター講座 第5回】

ハーブボール活用の法則 前編【ハーブボールマイスター講座 第6回】

地産地消のハーブを用いる理由【ハーブボールマイスター講座 第7回】

それでも海外のハーブを用いる理由【ハーブボールマイスター講座 第8回】

ハーブボールだからチャクラや経絡にアプローチしやすい【ハーブボールマイスター講座 第9回】

ハーブボールを活用することで集中力が鍛えられる【ハーブボールマイスター講座 第10回】

ハーブヨガがヨガ初級者だけでなく上級者にもお勧めできる理由【ハーブボールマイスター講座 第11回】

ハーブと対話するから、ハーブボールが応えてくれる【ハーブボールマイスター講座 第12回】

写真でわかるタイ式のオーソドックスなハーブボールの作り方【ハーブボールマイスター講座 第13回】

ハーブボールの蒸し方・使い方の注意点をご紹介【ハーブボールマイスター講座 第14回】

癒しと活性化のためのハーブボールレシピGinger & Tofu【ハーブボールマイスター講座 第15回】

浄化のためのソルトハーブボールのレシピ【ハーブボールマイスター講座 第16回】

ゴマだけで作るハーブボールのレシピ【ハーブボールマイスター講座 第17回】

肩から顔の肌までを癒す米ぬかを使ったハーブボールのレシピ【ハーブボールマイスター講座 第18回】

頭頂のチャクラを癒す柑橘のハーブボールの作り方【ハーブボールマイスター講座 第19回】

ハーブの力を引き出すには?【ハーブボールマイスター講座 第20回】

ハーブとの対話力をあげるハーブボールの作り方【ハーブボールマイスター講座 第21回】

枇杷(びわ)の葉のハーブボールのレシピ【ハーブボールマイスター講座 第22回】

 

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過去記事のまとめ:ハーブヨガの生活習慣の基礎

 

ハーブヨガの生活習慣の基礎をおさらいしよう

こちらの記事ではハーブヨガの生活習慣についてまとめを行っています。

第一回目からご覧頂くことで、ハーブヨガの基礎理論と生活習慣についてのコツを理解することが出来るでしょう。

是非、お役立てくださいませ。

第1回 ハーブヨガを実践することで、あなたに起こる魔法とは?

第2回 ハーブヨガを身につける4つの心がけ

第3回 GREENで考えることで次に何をするべきかわかる

第4回 ハーブヨガでは人間の存在をどう捉えるの?

第5回 子どもに戻る「Tune-in」とは?

第6回 姿勢美法を構成する3つの要素

第7回 Kotodama Workとは言葉にエネルギーを授ける

第8回 ハーブヨガの坐法(アーサナ)の基本の話

第9回 ハーブヨガの呼吸の特徴とは?

第10回 デトックスを促すアーサナ

第11回 ハーブヨガのアーサナで神経系・免疫系を鍛えるには?

第12回 ハーブヨガのアーサナでエロス(根源的な生命力)を高める

第13回 ハーブヨガで癒やす肝臓・腎臓・脾臓

第14回 ハーブヨガの体の見方:チャクラ・マルマ・ツボ

第15回 ハーブヨガの上達の目安は平均体温

第16回 Seeding:潜在意識に種植えをするハーブヨガの瞑想

第17回 ハーブヨガで生活習慣を改善するには?

第18回 人生に恋する人のためのGREEN食美法

第19回 GREEN食美法の一日の食事法

第20回 GREEN食美法の一週間の食事法

第21回 砂糖中毒はどうすればいいの?

第22回 夢を生きる睡眠法

第24回  1日3回のお通じがなければ便秘?次元の違うデトックス

第25回 性愛の取り扱い:命に必須なもの

第26回 心と体と関係性の歯車という考え方

第27回 非日常(リトリート)と日常(生活習慣)の両方から変えていく

第28回 5分間の習慣があなたに革命を起こす理由

第29回 無意識に働きかけるから効果が出る?

第30回 習慣の力が波のように人生全体に波及していく

第31回 毒素とは何か?デトックスとは何か?

第32回  ハーブヨガにおける好転反応とは何か?前編

第33回 好転反応をするっと経過しよう(好転反応とは何か?後編)

国際ハーブヨガ協会の公式アカウントです。宗冨美江(Fumie MUne)と宗健太郎(Kentaro Mune)による共同執筆の記事となります。