第15回 ハーブヨガの上達の目安は平均体温

2018年1月31日

ハーブヨガプログラムでは体温を健康生活の指標として考えます。

それは人間は体温が低くなると免疫力が一気に低下するなど、致命的な役割を担っているからです。

平均体温から1℃下がると免疫力は約37%下がり、平均体温から1℃上がると免疫力は約60%活性化するといわれます。風邪をひいたとき熱が出るのも、体温を上げて免疫力を上げようとする防衛反応といわれています。

悪寒がするのは体の筋肉をブルブルと震えさせて、熱を上げようとしている状態なのです。

通常、外気が暑くても寒くても、人間の体温は36.5℃~37℃の範囲に保たれています。人はこの平熱より5℃高い41.5℃の発熱ですぐに死ぬことはありませんが、逆に5℃低い31.5℃では、体内での代謝活動などが阻害されてしまうため、確実に生きていくことができません。

33℃ですら簡単に生死の境に至ってしまいます。

つまり、人間の体は体温の低下には非常に弱いといえます。

体が冷えることで起こるデメリット

体が冷えていると、冷えている部分の代謝活動が落ち、大切な栄養素や老廃物を運ぶ血行も悪くなり、そのため、婦人科系の病気だけでなく、心筋梗塞や脳卒中、ガン、アレルギー、うつなどの精神病など、あらゆる疾患の発病に影響を与える可能性があります。

例えば、ガン細胞は、どんな人でも毎日数百から数千個が新たに生まれているといわれますが、最も増殖しやすいのは体温が35度台です。 これは、低体温の人ほどガン等 にかかりやすいことを示唆しています。

そして、「体内酵素」は生命維持に欠かせない物質ですが、 これらの酵素が最も活動しやすい温度が体温と同じ37度なのです。

人間は体温が下がると酵素が働きにくくなり体の機能が落ちるメカニズムになっています。

いくらローフードや酵素ドリンクで食物から『生きている酵素』を積極的に摂ったとしても、それが体内で働くような環境を作らなければ意味がないのです。

グリーンスムージーなどはすでに市民権を得ていますが、それだけやっていても健康になれるわけではないのです。

そこで、ハーブヨガは以下の枠組みで体温をあげて行きます。

ハーブボールで内臓を『効率よく』温める

全身を直接的に温める例として、温泉やお風呂、或いは、岩盤浴、そして、サウナ等が挙げられます。これらは全身にダイレクトにアプローチするので温め効果は強いですし、実際にホットヨガやマグマヨガなど、ヨガと温めるメソッドを組み合わせたものもあります。

しかし、ここで重要なのが『本当に体を温める事とはどういうことなのか』という人間の習慣についての理解です。

温泉に入ったからといって、その熱がずっと続くわけではありませんよね。

私たちが目的としているのは、その場だけで血行が良くなる他力的なアプローチではなく、日常生活の中で継続的に血行を良くして行く方法です。

そのためには、日常生活の中でピンポイントに血行を良くするハーブヨガがお勧めできるのです。

特に、内臓が温まる事で、全身の血行が改善し、結果として自力で自分の体を暖めることが出来るようになります。

ハーブヨガスパイラルで全身の気血水のバランスを改善

ハーブヨガの特徴として、ハーブヨガスパイラルという幾つかのポーズを組み合わせたものがあります。これはハーブヨガ専用に開発されたポーズですので、効率よく自分の中の熱を引き出すことが出来ます。

また、チャクラと呼ばれる全身のエネルギーのツボを刺激する事でさらに効果を倍増させます。

無理のない坐法:安全性の確保

ヨガのアーサナを行って、関節を痛めたり、気分が悪くなったりする方も多いようです。

ヨガのポーズには一般的な生活者では無理があるようなものも多々見受けられますし、また、加減が分からずに無理をして行ってしまうことも多いようです。

ハーブヨガの動きはゆっくりと行うヨガですので、意識を十分に払いながらポーズを調整して行うことができます。

そして、ハーブボールの助けがありますので、十分に体の中の熱を感じることができます。

また、体が温まれば関節や筋肉は柔軟になりますので、その分、安全性も高まるのです。

国際ハーブヨガ協会の公式アカウントです。宗冨美江(Fumie MUne)と宗健太郎(Kentaro Mune)による共同執筆の記事となります。

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