姿勢の歪みは婦人科系の状態に大きく関連しているため、私達はセッションを通じて、姿勢の歪みの解消に大きく貢献する姿勢美法を指導しています。
ここでは姿勢の歪みと婦人科系の関係についてお伝えします。
姿勢の歪みはあなたの心・体・人間関係の傾向を示しています。
姿勢の歪みは単なる外見上の問題ではありません。
私達の書籍『姿勢美法』にもあるように、あなたの内側にある感情の使い方の傾向が現れているのです。
これは野口整体をはじめ、多くの東洋医学・自然療法の先達達が伝えている事象です。
姿勢の歪みは以下のようなステップで形成されていきます。
1.心理的な緊張や葛藤が生じる 2.体の動きにも緊張が生じる 3.緊張が日常的になり、歪みが定着する 4.歪みが日常生活の中で発露していく |
STEP1:感情的・心理的な側面での歪みの発生:
日常生活を過ごすにつれて、あなたの内側にある心理的な葛藤や緊張が蓄積していきます。
これはあなたが知らず知らずのうちに感じているストレスによって生じます。
STEP2:体の動きに緊張が伝わる
心が緊張すると、体も緊張するのが人間本来の生理です。
この段階ではまだ突発的な緊張であって、歪みとして現れはいません。
STEP3:歪みの定着
心と体の緊張が日常的なものになり、生活の中でパターン化されると、それは歪みとなって外見からも判断できるようになります。
その結果、歪みが姿勢の中で定着するのです。
STEP4:歪みの発露
この段階では姿勢の歪みが人間関係の中で発揮されたり、身体への負担の形で現れ始めます。
姿勢の歪みはあなたの現在・過去・未来を映しています
このように姿勢の一定の時間軸を持って形成されていき、あなたの過去・現在・未来を映しています。
・過去:あなたがこれまでの人生をどのように生きてきたか
・現在:あなたが今の人生をどのように生きているか
・未来:あなたがこれからの人生をどのように生きていくのか
これらの三つの要素があなたの姿勢に現れるため、外部的な施術だけではどうしても持続的に姿勢を改善することは難しいのです。
姿勢の歪みと婦人科系の関係
姿勢の歪みのもたらす婦人科系の影響として、以下の側面が挙げられます。
・体内の気血水の循環の阻害
・婦人科系部位の圧迫
・女性ホルモンのバランスの悪化
これらの三つはそれぞれが相互に関係していますので、スパイラル的に悪影響が現れるのです。
特に影響の大きいのは、体内のエネルギーバランスである気血水の循環が悪化することによって、万病のもとである冷えが生じることです。
東洋医学では酷いPMSや生理痛を抱えている方や内膜症といった症状には冷えが大きく関係していることが伝えられています。
『冷え』とは西洋医学風に言えば、血行不良のことで、その部位に血流が行き渡りにくくなっていることから生じます。
姿勢に歪みが生じると、一つの部位をかばうように他の部位を圧迫するため、全身のバランスが悪化するのです。
これは例えばつま先や手首の歪みであっても同様です。
体全身は繋がっていますので、一部分だけに影響が留まることはなく、全身に波及していきます。
その結果、姿勢の歪みは関節や筋肉への痛みだけではなく、内臓にも大きく負担をかける結果になります。
婦人科系を癒やす姿勢美法というアプローチ
ハーブヨガではオリジナルメソッドである姿勢美法を導入し、あなたの姿勢を改善するお手伝いをします。
外部的な施術とは異なり、あなたが自分の気持ちいいと思う範囲で、無理なく歪みと対話し、解消していくためのステップを指導します。
今回のセッションでは一人一人個別に姿勢の歪みを診ていきますが、姿勢美法では以下の3つの側面からあなたの歪みを解消していきます。
姿勢美法は小学生からお年寄りまで老若男女が実践してきた方法ですので、どなたでも実践できます。
1.脱力の徹底
多くの人が勘違いをしているのは、歪みを解消するために必要なのは、筋肉を鍛えるエクササイズではなくて、筋肉の無駄な緊張を解消してあげることです。
自分が無理な姿勢を取っているのは、その部分に無理な力みが生じているのです。
心と体の影響を脱力の受けやすい『水』の臓器である婦人科系にとって、無理な姿勢を取ることはとても影響が大きいことです。
そのために一番必要な要素、それが脱力です。
姿勢美法のセッションを通じて、あなたは自分の体のどの部位に無駄な緊張があるのか、無駄な力みがあるのかを伝えられ、そして、自分の体で理解します。
そして、一人一人様々にアレンジされたワークを通じて、無駄な力みを解消していくことができるのです。
2.軸の徹底
体から無駄な緊張がとれるようになったら、次に軸の力をつけるためのワークに入ります。
軸の力とは体の中心のツボである丹田(たんでん:下図参照)の力です。
この部位の周りには子宮や卵巣という婦人科系が存在しており、丹田を鍛えることは婦人科系には大きく貢献します。
あなたを支える軸を身に付けることで、あなたの婦人科系のバランスは改善し、症状の早期経過を期待できるのです。
3.姿勢カウンセリング
そして、さらに特徴的なのが姿勢のカウンセリングです。
以下の画像を見てください。
どの部分に姿勢の歪みがあるか分りますか?
それは「腰を大きくそりすぎている」こと。
ちょっと極端に見えるかも知れませんが、こういう姿勢を取っている女性は沢山います。
実際に彼女はモデルをしているような、とてもキレイな方なのです。
しかし、彼女は普段から腰痛・生理痛に悩まされていましたが、この姿勢であれば当然とも言えます。
腰の位置を日常的に圧迫しているわけですから、その部位に近い婦人科系にも大きな影響があるのです。
彼女が姿勢美法を実践した結果、以下のように変わりました。
結果を見ても分かりますが、腰の反りが改善され、彼女自身がその変化に一番驚いています。
姿勢美法で癒やされる婦人科系
最後に一番肝心な部分について、お伝えします。
姿勢美法を行うことで、自分の心や体と対話することができるようになると言うことです。
それがどうして大事なの?
と、思うかも知れませんね。
しかし、『自分自身の症状と対話することによって、症状は解消されていく』と東洋医学では考えます。
自分の症状に声をかけてあげること、その訴えを聞いてあげることから始まります。
東洋医学では例え疾患があっても、いきなり問答無用でメスで切りつけることを促進しないのはそのためだと言えるでしょう。
まずはあなたの内側にある症状の種を発見し、それに優しく『緊張しないで良いんだよ』と声をかけてあげること。
そのために必要な要素が全て姿勢美法には詰まっているのです。