私の婦人病克服記
もし、あなたが婦人病と診断されても、妊娠と出産を諦める必要はありません。
人の体はメッセージを放っていて、その意味さえ分かれば少しずつ解消されて行くからです。
婦人科系を癒すエキスパートとして、是非、あなたに聞いていただきたいお話があります。
婦人病のデパートからどうやって脱却したのか?
ここでは、私、鳥蝶代表の宗冨美江が経験してきた婦人病について、僭越ながら述べさせていただきます。
これはもう今から10年以上も前の話です。
私が直面した婦人病はリストするだけで辞書ができるほどでした。
(解説)
子宮内膜症・・・子宮内膜やそれに類似した組織が子宮内腔や子宮体部以外の骨盤内で増殖する疾患。
卵巣嚢腫・・・卵巣に液状成分が溜まって腫れている状態。卵巣頚捻転を起こすことがある。
多嚢胞性卵巣・・・卵胞が卵巣の中にたくさんでき、ある程度の大きさにはなるにも関わらず、排卵がおこりにくくなる病気。
卵巣頚捻転・・・卵管や卵巣がねじれること。激しい痛みが伴い、緊急手術が必要な場合もある。
排卵障害・・・排卵が定期的に行われないこと。
月経不順・・・月経が定期的に行われないこと。
激しい生理痛・PMS・・・月経の3日から10日前に身体、精神症状が出現し、月経開始とともにその症状が減退、消失するもの。身体症状としては乳房痛、乳房緊満感、腹部膨満感、頭痛(特に片頭痛)四肢の浮腫などが知られている。精神症状としてはイライラや抑うつ状態、不安感、易興奮性などが知られいる。
それ以外にも全く原因不明に子宮付近から、ベッドがぐっしょりと濡れるほどの液体が出たこともあります。
この症例は医学時点にも載っていない様な症例で、どのお医者様も聞いたことがないという症状でした。
これらは全て私が経験した女性特有の病気や症状です。
腫れた卵巣が頸捻転を起こしたときにはその痛みの激しさから救急車で病院に担ぎ込まれました。
私の卵巣は腫れ上がり、
「摘出した方が良い」
「子供はあきらめたほうがいい」
とすら言われたのです。
その後、数々の名だたる病院へ足しげく通いました。
日本一と言われる某国立有名大学病院から小さな町医者的な婦人科まで毎回同じ質問をしましたが、どこのお医者様も回答はほとんど同様でした。
質問「子宮内膜症や卵巣嚢種の症状が起きる原因は何なのでしょうか?」
医師の回答「現在のところ、原因は分かっておらず、その人の体質としか言いようがない」
それからでも、私は名だたる病院に行きました。
その一部始終を再現します。
私 「こういった痛みが数週間前からあって、こういった症状もあるのですが、関係ありますか?」
医師 「ああ、そうですか。。」
目を合わせずに沈黙してから
医師「それではこの腫瘍のガン検査もします(突然の報告)。・・・では次は一ヵ月後ですね。」
私「えっ!?がんの可能性もあるのですか?
検査がわかるのに一ヵ月もそれまでどう暮らせばよいのでしょうか?」
医師 「もちろん、腫瘍ですから、がんの可能性がないわけではありません。
普通のままで暮らせばとりあえず大丈夫です」
私 「そんな・・・・」
(某日本一の大学病院にて)
大学生の時、卵巣のう腫が発覚したときの病院の対応でした。
「がんかも知れないけれど、お前にできることは何もない」と言われたわけです。
私は激しく動揺しました。
実家に電話し、
「・・お母さん・・、もしかしたらガンの可能性もあるって・・・このまま死んだらどうしよう!?」
と電話口で涙を流しながら震えました。
実際に、がん検診の結果待ちのストレスだけでがんになってしまう人もいるのではないかと思います。
極度のストレスを感じた私は体調を崩し、必死に色々な療法に手を出しました。
例えば、今では全く行くとは思えない、胡散臭い催眠療法や精神世界を謳ったセラピーなどにも関心を持ち、調べ歩きました。
それぐらい必死だったわけです。
自分が突然、死に向き合うことになったわけですから。
この時の私には、今から、ここから、何をして、自分の健康に向き合えばいいのか全くわからず、
自分の無力さと無知さを嘆いて絶望するしかありませんでした。
そう、私たちの大半は病気になったときどうすればいいのか何も知らないんです。
自分の健康は自分の命そのものなのに、
自分では何もできないなんて、
そんな理不尽なことがあるでしょうか?
病院では一生懸命症状を説明しても、視線も合わせずにただ患者の数をこなしていくというような診療でした。
私も何千人、何万人といる彼らの患者の一人にしか過ぎないのです。
こちらは心も体も投げ出して、長い待ち時間を耐えて、やっと医師と話ができるという立場からすれば、まさに屈辱ともいえる体験です。
しかし、今の医療の現場を考えれば医師の態度がどうしても希薄になるのも仕方ないと思います。
だからこそ、違う方策が必要なんです。
私達の気付いたこと
色々な病院をはしごした結果、こういった女性の病気は現在の西洋医学で解明されていないのだと実感しました。
でも、私には分かったことがありました。
それは婦人病の場合、その人の生活習慣と感情習慣が大きく関わっていることです。
そのためどうしても、体にしかアプローチしない西洋医学では限界があると考えています。
その考えのもとになった経験について、以下で述べます。
面白いことに東洋医学ではこういった西洋医学で原因不明といわれる症状にも詳細な説明があることでした。
そこで東洋の代替医療と呼ばれるものを様々に試す事を始めました。
実践し続けるうちに、一定の効果を感じました。
当時は恋人だった、現在の夫(宗 健太郎)との関係性を向上させることによって、さらに回復していきました。
婦人病を克服するには、恋人の存在が大きいことも学びました。
そして、
『体質とはどのように形成されているのか?』
ということについて深く研究したいという欲求が芽生えたのです。
その結果、心と体と行動の三つが絡まりあって、体質ができていることを知りました。
体質とは変えられないものではありません。
生まれつきだと諦めるものでもありません。
一度は、お医者様に「妊娠をするのは難しい」と言われた私でした。
それでも、自分の力とパートナーの支えによってこれらすべての症状を短期間で克服しました。
そして今では妊娠を達成し、子育てを楽しんでいます。
残念ながら、婦人病は現代の医学ではそれほど解明できていません。
多くの場合、自然に婦人病になり、自然に治っていくと思われています。
しかし、結果には必ず原因があります。
私たちはその原因に少しでも近づき、妊娠や婦人病克服を望む方のお力になれればと思い、現在の活動をしているのです。