
「ヨガを教えることをライフワークにしたい人」
「癒しの仕事について深く考えたい人」
を私は応援したいからです。
私は、自立した働き方ができる女性を応援しています。
自立とは、自分の責任で悩んだり、問題を見つけたり、解決方法を
そのために工夫することができる働き方。
本当に他者と輝く時間をシェアするためには、少なくともそれが必
それと対照的なのが過去の私の経験したヨガスタジオでの働き方だったのです
そこで感じたのは、ジムやスタジオ運営者からの
「じゃあ、このコマあいてるからヨガ教えてくれない?」
という期待だけに応えていたのだと理解したのです。
そして、私がヨガの先生たちを育てる側に回ってからは、このよう
「何時に何分間でヨガを教
生徒さんがどんな感想を抱いていても、時給は頂けるのだから。
本気で生徒に向き合って教えていたら、毎日が気付きの連発のはず
だって、毎日が真剣勝負だもの。
人の美と健康のために、どう考え、どうお伝えすべきかっていうことが現実的な問題に
「どうやったら、体中の痛みが消えていって、顔に輝きが溢れて毎日が充実するのか」ということを伝えたくて仕方なくなってしまう。
生徒さんと触れ合うたびに、問題に気付いて新たなアイデアがどんどん
そうすると、「ただの箱の中で気持ちよくヨガやってればいいんですよ」ってい
もし、本気でやっているのなら、はみ出さざるをえないはずだと思
本当に人を変えたいと思っていたら、試行錯誤したくなって当然の
おせっかいしたくて仕方ない。
だから、私は、あるスタジオでヨガを教えている時に提案書を作っ
それを運営者に渡して、スタジオのクラス運営を充実させたいと考
私のクラスだけでなくて、他の先生たちもみんなで協力してスタジオ全体の生徒さんたちに喜んでもらえると確信していたからです。
それではその頃の話をしましょう。
私がタイのバンコク郊外に住んでいた時のことです。
「女性とその家族のWellbeing(生き方の質の向上)」
のために特化したというそのコンセプトに共鳴して私はバンコク都
そこは、NYでダンサーとして活躍した経歴を持つ自身もヨガやピ
そこには、かわいらしいキッズルームや赤ちゃんの授乳、オムツ換
ヨガスタジオの窓からは蓮の花が浮かぶ池のあるお庭まである充実
しかし、「ヨガを教えることで人に美と健康と人生の気づきを与え
試練が待ち構えていました。
実際に生徒を教え始めると私の心は満足しなかったのです。
オーナーが設立当初に打ち立てたコンセプトがそのスタジオで生き
講師たちは受付の女性たちと険悪な雰囲気を作り出していた。
オーナーは姉妹店を行ったりきたりで、
今の生徒たちのために何をすべきかにフォーカスしていないように
予約が入らずにキャンセルになってしまうクラスも続出していた。
バンコク郊外に住む私が、1時間半かけてスタジオに教えにやって
「ごめんなさい、今日は予約が全員キャンセルになって今日はクラ
受付のお姉さんからこう聞かされることも何回かあった。
「えー、そんなぁ!!」
こんなことが重なると、いてもたってもいられなくなった。
クラスを開催した時には、生徒さんは本当に満足気な顔で帰ってい
「それじゃあ、なんで、クラスがキャンセルになってしまうの?
クラスの場で生徒さんが何を感じてくれているの?
ねえ、何をもっと知りたいの?
ねえ、何をもっと求めているの?
他のクラスと私のクラスの違いについて知ってほしい。
私は彼女たち・彼らのためにもっともっと何かしたい!
何をすればいいの?」
グルグルグルグル、私の頭は動き出した。
「ねえ、教えてほしい!
どうすれば教えてもらえるの?
そうだ、生徒さんから教えてもらうためのシートを用意すればいいんじゃないの
私にとっては、街にあふれる数あるヨガ施設の中で、
せっかくここを選んでくれた今の生徒たちがもっと楽しめること、
もっとわくわくしながら継続して、体にも心にも効果を感じてくれ
そのためには生徒さんたちから、
「クラスを受けた後の意見を聞くためのシートを用意すること」
「そもそもどんな動機で生徒さんがここを選んでくれたのかをしっ
これを徹底して行い、聴いたことを片っ端から実践するべきだと思
そのための書類のサンプルを用意したのだ。
それが、後に私のサロンで「事前カウンセリング」という必須事項
しかし、この時点の私はまだそのことを知る由もない。
この時の私は「このままではいけない、もっとこうしたらどうだろ
皆にプレゼンしようと、書類をがむしゃらに作ったのだった。
丁度そのとき、講師全員が集められて緊急会議が開催されるとオー
「なんていいタイミング!」
オーナーに話ができるいい機会だと思った。
私は提案書を持って会議に参加することにした。
急いで、全員分の書類をコピーして枚数を確認しバッグに詰めた。
それは、昔の電話帳ほどの厚みになった。
行きのバンと電車を乗り継ぐ間に、私は何度もプレゼンのシュミレ
「この話を聞いたら、オーナーはどんな反応をするだろう?喜んで
ドギマギしていた。
関係者全員が集まるとオーナーは深刻そうな顔をしてゆっくりと話
しかし、その会議で聞かされた内容は私が予想だにしないことだっ
「・・・え!? このスタジオが閉鎖される!?
うそでしょ、ありえない!そんなそんな・・・!」
まだできて数年のスタジオだったが、経営難に陥り急遽閉鎖を余儀
「せっかく、提案書を作ったのに!
せっかく私が用意した提案書をオーナーに話す意味がなくなってし
帰り道、まだ私は茫然としていた。
手元には、
「あーあ、この書類の束、どうしよう?」
この書類をもう一度、一枚ずつ手に取って眺めていた。
「・・・だって、だってさ、
クラスで生徒さんが何を感じたのかをしっかり聞いて、
クラスに来たいという生徒さんが何を求めてどんな理由や動機から
生徒さんを本気で応援すれば、
やりもしないで諦めるなんてもったいないよ。
だって、そう、私は確信してるんだもの。」
私の目の前には、
毎日、情熱と笑顔で溢れたサロンで生徒さんたちが切磋琢磨する様子が。
「そうか、この提案書どおりに私がコンセプトを本当に生かしたサ
私がチャレンジするんだ!
いや、私だからチャレンジできるんだ!」
私が決意した瞬間だった。
今思い出すと、私はこの時、これらの紙切れを眺めながら、手の平には熱を感じていた。
私のサロンで将来、「事前カウンセリングシート」と「感想シート」として大活躍するようになるこの紙切れ達には
この時点から既に魂が吹き込まれてしまったとしかいいようがない。
茫然とした私のことをこの紙切れたちこそが、引っ張ってくれたのだ。
今の私はそう感じてならない。
それから、本当に私はやってのけてしまった。
世界で二つとない夢のサロンを実現してしまった。
海外からも取材にくる、大評判のサロンを作り、
人に癒しと気づきを与えて、人生が変わったと感謝されるサロンを
ほんの数年前まで、子供と一緒に昼寝するのが一日の最大の仕事で
やる気もなく殆ど社会経験もなく、病気がちな主婦だった私がだ!
そして、これはあなたの未来の姿でもある。
私の運営する養成講座は、あなたのワクワクする夢を叶えるためにあります。
あなたが今、会社員であっても、その夢を諦める理由にはなりませ
週末や開いている時間に少しずつ夢に取り組むことが可能です。
その方法を私たちは教えています。
だって、一人で幸せになってもつまらないからです。
多くの人と一緒に夢を分かち合いたいし、
人が集まればもっともっと大きなことが実現できると信じているか

国際ハーブヨガ協会の公式アカウントです。宗冨美江(Fumie MUne)と宗健太郎(Kentaro Mune)による共同執筆の記事となります。