前回の記事では、誰でもゴッドハンドになるためのワークをご紹介しました。
今日のテーマはセラピーをどう学ぶのかについてです。
まずは次のワークについて考えてみてください。
KW:あなたはどのようなことを意識してセラピーを学んでいますか?
フィーリングで覚えていくものですし、自分の感覚の中で身に着けた方も多いと思います。
また、セラピーというのは暮らしの一部でもあります。
日常的に家族にしてあげたり、自分で実践したりなどされている方も多いと思います。
その場合には本を通じて学んだり、YouTubeで学んだりすることもできますよね。
しかし、プロとしてやっていきたい、家族のためであっても、もっと効果のある方法を知りたいという方の多くはスクールなどに通って学ばれるでしょう。
深い部分まで学ぶためには専門的な場所で学ぶこともやっぱり必要なことだと思います。
なぜスクールで学ぶのか?
それは専門的な場所であれば、きちんとした道順で学ぶことができると期待しているからですよね。
しかし、スクールと名がついていればどこも同じかといったら全く違うんです。
これは、私自身も複数のスクールを受講し、現・スクール運営者の視点からお話したいと思います。
これからセラピーをしっかり身につけていきたいという方にはとても大事な視点ですので、きっとあなたのお役に立てるでしょう。
かくいう私も複数の養成講座を受講した経験があります。
しかし、どの講座で学んでも、すぐにその資格を活かせる自信が湧きませんでした。
それどころか、
「ああ、私は絶対にセラピストになんか、なれないんじゃないか!?」
と資格取得後にもかかわらず、絶望的な気持ちになりました。
1週間、全ての仕事も家庭の用事も整理して日程を確保して講座に参加した私にとっては愕然とする状況です。
1週間朝から夕方までみっちり学んで、練習時間もしっかりとっているにも関わらず、なんです。
「あぁ、私にはセラピーの才能がなかったんだな」とため息をついたものです。
私の場合、1時間もの施術を初心者が一週間で全て覚えて、その施術を完全に再現することが試験でした。
物覚えが悪いのか、私は試験前日はほぼ徹夜で練習しました。
試験にはギリギリ合格できましたが、合格したにもかかわらず、60分の施術をしっかりと再現する技術が身についた気がしませんでした。
講座では、ただ正しい部位や手順をすべて暗記しているかどうかだけが問われました。
その部位を気持ちよく効果的に施術しているかどうかを先生は確認していませんでした。
だから、押す位置が正しかったとしても、気持ちよく押す事ができていないのです。
その講座には、私のようなセラピー初心者だけではなく、セミプロの方、プロとして活動している方も多く参加していました。
練習時間や試験の際に彼女たちの施術を受けてみても、講座で学んだ手順でスイスイしっかり施術してくれているんだけど、
「ちっとも気持ちよくないな~」
これが現実の感想だったんです。
つまり、今、考えてみれば、単に効率の悪い学び方をしていた、というだけだったんですね。
昨日もお話しましたが、セラピーというのは才能はもちろんありますが、どんな人でも一定以上のレベルを身に着けられるものです。
にもかかわらず、スクールがその人の才能を引き出す努力をしていない場合があるのです。
単に知識に偏った暗記重視の方法で合格させてしまうことも多いんですよ。
すると、体感としての気持ちよさやコミュニケーションといった、サービスをする上で一番大切な部分を身につけることができないのです。
私の場合はそうでした。
そのようなスクールを出てしまうと、、そのセラピストが本当にお客様に喜ばれる施術者になれるか怪しいというのが現実なんです。
それどころか、かつての私のように認定書をもらった後で、
「やっぱり向いてないみたい」
なんて夢を諦めさせてしまうようでは最悪です。
時が経ち、自分でハーブボールを主体としたホリスティック体質改善サロンを開き、お客様に寄り添うサービスを行ってきました。
その結果、ハーブボールを使えば誰でもすぐにお客様に喜ばれる施術ができるのではないかと思い至りました。
そして、私自身が家族を癒やすために行ってきた方法を結晶させて、ハーブボールSPAセラピーという施術方法を編み出しました。
2014年、この方法を世界に伝えていかなければと思いセラピスト養成講座を開講するに至りました。
その時に私自身が経験して失敗したことを全て撃退した講座運営をすることを念頭に置きました。
私の感じた「こんなスクールは嫌だ!」という部分はなくし、
「こんなスクールがあったら通ってみたい!」と私自身が思う講座を作ったのです。
そこでこちらのワークをやってみましょう!
Work07:あなたにとっての理想のスクール
- あなたにとって「こんなスクールは嫌だ!」というスクールについて想像してみましょう。
- さらに「こんなスクールがあったら通ってみたい!」というスクールについて想像してください。
明日は私自身が経験して失敗したことを全て撃退した講座運営とはどんなものなのかについてお話しますね!
国際ハーブボール協会
宗 冨美江

国際ハーブヨガ協会の公式アカウントです。宗冨美江(Fumie MUne)と宗健太郎(Kentaro Mune)による共同執筆の記事となります。