頭頂のチャクラを癒す柑橘のハーブボールの作り方【ハーブボールマイスター講座 第19回】

ハーブヨガで頭を温圧するためのボールの作り方をご紹介します。

柑橘の皮と葉っぱ部分を用いて作ります。

私たちのタイのサロンではコブミカンを用いて作りますが、とても鮮烈な香りのするハーブボールです。

上写真:こぶミカン

温暖な日本では四季折々の柑橘類が出回りますので、その季節のものを吟味して用いるのがよいでしょう。

もし、あなたが自家菜園をやっていて、柑橘をオーガニックで育てているなら最高のものが手に入るでしょう。

私たちも日本橋馬喰町でユズやみかんを育てていますが、害虫や病気にも強く手間いらずでお勧めです。

柑橘のハーブボールの観想は?

柑橘のハーブボールは気血の循環を促進させ、過度の不安やストレスを取り去り、鬱血を防ぐというものです。

文献によっては老廃物を排出させる浄血作用や抗がん性まで記載しているものもあります。

作り方は国産の柑橘類の皮(色のついている部分がベター)を棒や包丁の背で叩いてつぶします。

タイ料理で用いる石臼(クロック)があればベストです。

それを包んでハーブボールを作ります。

柑橘類の葉が手に入る場合は良く洗って、使いましょう。

その季節で市場に出回っている柑橘類を使いましょう。使い勝手としては皮が厚めのものが良いようですが、香り等もありますので、色々なものを試してみるのも面白いでしょう。

柑橘系の爽快な香りをお楽しみましょう。

柑橘のハーブボールのレシピ:

  • 柑橘類の皮 20~30g
  • 柑橘類の葉 10g

※分量はお好みでOKです。大きめのボールが好きな人は多くしましょう。

※材料はドライにせず、全て生の材料を用います。

※こちらのハーブボールを使った後1~2時間は日光に当たらないように注意します。

※市販されているものを用いる場合には表面をきれいにみせるワックスをつかっている可能性があるので、脱脂綿やティッシュペーパーに焼酎などのアルコールをふくませて表面をふくと安心です。

代表的な使い方

こちらのハーブボールは頭皮を温圧するのに使います。

特に頭頂部の百会の位置をしっかりと温圧すると、余分なエネルギーがでていくことを促進できます。

考えすぎによるストレスや日常的なイライラを癒すのに使うことができます。

国際ハーブヨガ協会の公式アカウントです。宗冨美江(Fumie MUne)と宗健太郎(Kentaro Mune)による共同執筆の記事となります。

肩から顔の肌までを癒す米ぬかを使ったハーブボールのレシピ【ハーブボールマイスター講座 第18回】

顔と肩を温圧するための少し小型のボールです。

主成分は米ぬかを用いており、日本人とはとても相性のいい基本的なハーブボールのレシピです。

米ぬかは日本では古来より美肌美髪のためにもちいられてきました。

ぬかには多くの栄養素が含まれ、肌の保湿だけではなく、余分な油分を取り去る働きもあります。

戦前まではぬかで体を洗うこともあったそうです。

ぬかボールは冷蔵庫で1週間ほど保存できますが、発酵しやすいので注意しましょう。

米ぬかは一般に廃棄されることが多いとされていますが、素晴らしいハーブです。

オーガニックのものを入手して、ぜいたくに使用してください。

ハーブボール1個分のレシピ

  • 米ぬか(炒りぬか・生ぬかどちらでもOK):80g
  • ウコンのパウダー:5g

こちらはフェイス&ボディ用のモノとなります。

※顔の皮膚は弱いため、長時間の使用には注意します。

※ウコンをいれているためどうしても黄色く染まります。苦手な方はウコンを抜いて、ラベンダーシード3gを粉々にしたものを使うのもよいでしょう。

フェイス&ボディのためのハーブボールSPAセラピー(セルフ)

ぬかハーブボールはそのまま顔に使うこともできます。

しかし、肩をしっかり癒してから肌に用いると効果は倍増します。

特に、肩の僧帽筋の温圧を行ってから、顔に使いましょう。

以下では、肩への温圧と顔へのセラピーについて紹介します。

時間は5分から10分を目安にして下さい。

※目にハーブのエキスが入らないように十分に注意して下さい。

 

① 僧帽筋の温圧

僧帽筋とは図のように、首と肩、そして背中に通じる筋肉のことを指します。

多くの場合、肩こりは僧帽筋の疲労とも言われていますが、この筋肉は顔の筋肉とも大きな関係があるのです。

僧帽筋が慢性的に疲れることによって、顔の筋肉が下に引っ張られてしまい、結果として、顔の皮膚自体がたるむ事が報告されています。

よって、美容のためにも肩こりは大敵と言えます。深く息を吐きながら、僧帽筋の上部分(肩から首筋)にハーブボールを押し当てます。

ボールの熱が肩の強張りを溶かしていくことを観想(イメージ)して下さい。

② 首のマッサージ

首と手の皮膚は実年齢を表すとまで言われるように、普段からケアをしなければならない場所として良く挙げられています。

ハーブボールを喉元に当てて、ゆっくりと下からマッサージして下さい。

ボールが熱すぎる場合は、軽く冷ましてからマッサージをしても大丈夫です。

特に首の筋肉の筋を意識して、ボールを動かしましょう。

顔への温圧

※以下からの顔のマッサージは基本的に中医学のツボの概念に基づいて行われます。顔にはツボが多くありますが、その中でも効果の高いものを抽出してあります。顔の中心のツボを除いて、顔のツボは左右一対で存在します。顔の対象性のためにも左右両方のツボを刺激するようにしましょう。

※各ツボには番号を振ってありますので、位置の参考にして下さい。

※ツボは気の出入り口ですが、意識の働きかけによって開閉したり、寄せられたりします。そのため位置の正確性よりもあなた自身の観想(イメージ)の方が大事です。深く息を吐きながら、自分自身の顔が明るく輝く様子をイメージしましょう。

 

③ 24:承しょう

顔のアゴの中心にあるツボで、左右のバランスを調整するのに有効です。最初に顔のこのツボを刺激する事で均整の取れた筋肉を目指します。

④ 6:地倉

唇の両端にあるツボで、口の歪みに効果があります。三叉神経の通っているツボなので、美容のツボとして有効です。また、胃の状態を示すツボとして、口角炎などができる位置でもあります。

⑤ 10:かんりょう

頬骨の隆起のすぐ下にあり、美容において比重に重要なツボです。ここには三叉神経や顔面神経の一部である頬筋枝が通っています。中医学では美容に効果的なツボとして紹介されており、顔に出る横じわ、目じりの小じわにも効果がある地されています。他のツボよりも長めに刺激して下さい。
※分かりにくい場合は、目じりの外端から真下に伸ばした線と、鼻の下端の水平線が交わるところを目安にして下さい。

⑥ 5:こりょう

鼻の穴から指幅一本分の位置にあるツボで、6:地倉、10:かんりょうと同様に、顔の美容ツボとして名高いツボです。刺激する事で、顔じわの改善に役立ちます。

⑦ 4:四白

眼球の入っている骨のくぼみ(眼窩)の下のへりから、指幅一本分ほど下がったところにあるツボです。疲れ目や目の周りの筋肉のリラックスに効果があります。

⑧ 16:瞳子りょう

目じりの外側、指幅一本分ほどの骨のくぼみの中にあります。頭痛などにも効果がありますが、ハーブボールでじんわりと押し当てる事で、目じりのしわに効果があります。

⑨ 19:陽白

眉の中央から指幅一本分ほど上がったところにあります。目の筋肉神経を和らげるのに重要なツボです。

⑩ 額中(画像にはありませんが、額の真ん中に位置するツボです)から28:太陽

額中はヨガでいう第6チャクラがある位置です。ハーブボールでゆっくりと瞳の外側にある太陽の位置までマッサージする事で額のシワをとる効果があります。

 

その他:

目の下が気になる場合は、ハーブボールのエキスを指先に押し出して塗布して下さい。

※この内容をよりドラマチックにしたものがハーブヨガBeauty-Detourというスパイラルになります。

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ゴマだけで作るハーブボールのレシピ【ハーブボールマイスター講座 第17回】

ゴマを主成分としたハーブボールを紹介します。

アーユルベーダではゴマとその油を老廃物を溶かしだすものとして重宝しています。

ゴマは浄化のために欠かすことのできないハーブとされているのです。

このボールは肌に優しいため、一般的なハーブヨガ・ハーブボールSPAセラピーだけでなく髪と肌のためのスパイラルで用いることができます。

陰性の癒しの成分が大きいため、初級者向けのハーブです。

上写真:新聞社に取材されたときの記事

 

作り方:

ご家庭にある「ゴマ」を摩り下ろし、ボール状にして、水に浸し、蒸して、部位に当てるだけの簡単なステップでハーブヨガができます。

 

材料:

  • 陽性:白ごま50g→スパイラルで用いる場合は100g
  • 陰性:黒ごま50g→スパイラルで用いる場合は100g

※陰陽に分けていますが、全体から見ると非常に陰性(癒しの力)の強いハーブボールです。

※油がかなりにじみ出てきますので汚れてもいい服装でトライしましょう。

ゴマのハーブボールで頭皮から婦人科系までを癒す!

こちらのハーブボールを使って、以下の動画のスパイラルをされると頭皮から婦人科系までのラインを癒すことができます。

この理由は頭皮というのは子宮と密接につながっていると考えるからです。

さらに言えば、両耳は左右の卵巣とつながっている部位です。

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浄化のためのソルトハーブボールのレシピ【ハーブボールマイスター講座 第16回】

今日は浄化のためのハーブボールのレシピをご紹介します。

それは塩が主体となっているハーブボールです。

塩の観想の基本知識:

塩は古来より、心身の浄化のために用いられてきました。

たとえば、日本の盛り塩は聖なる結界を示すために今だって使われています。

他にも、お葬式の後には塩を使って、お清めをする習慣もあります。

身体的な視点では、日本でも塩枕といって、塩を枕に入れて浄化を促すものがあります。

あるいは、焼いた塩を患部に当てることで痛みを和らげる方法も自然療法では紹介されています。

アジアで見ると、タイのサムンプライ(自然療法)では塩鍋といわれる方法があります。

これは熱した塩を入れた鍋を体に当てる療法です。

塩の成分の大半は塩化ナトリウムという成分で、これは陰陽理論から言えば、きわめて強い陽性を示します。

塩を使った療法によって、体内の血圧が上がり、気血が集められ、隅々にまでいきわたると考えます。

その結果、これまではどうしても対処できなかった部位の老廃物が剥がれ落ちるように流れ出していくのです。

塩はこの他にも、殺菌作用や排毒作用といった作用が認められています。

塩サウナなども有名な療法です。

このように、素晴らしい力を持った塩をハーブボールにも活用できるに違いない。

そのような思いから、塩の持つパワーに注目し、ハーブヨガ・ハーブボールSPAセラピーに取り入れるべく塩のハーブボールを開発しました。

塩のハーブボールは岩塩ではなく、海塩を主原料にしています。

できるだけ丁寧に作られた海塩を使うとよいでしょう。

しっかりした海塩はただの塩化ナトリウムという化学物質ではなく、海という命の母そのものを凝縮した強い命の観想をもつものだからです。

使用感はどうしても固いですが。力強いハーブボールとして元気を出したいときに用いましょう。

 

塩のハーブボールのレシピ例

  • 陽(白色)のハーブボール:海塩80g・からし粉10g(可能であれば和からしの方が好ましい)・こしょう10g・玄米粉(または米ぬか)50g
  • 陰(黒色)のハーブボール:海塩80g・乾燥した柑橘類の皮20g・玄米粉(または米ぬか)40g

※陰性のものには、植物性のものを加え、癒し効果を出しています。

※陰陽はあくまで、関係性を示す指標です。植物由来のハーブボールに比べると、こちらのボールは陰陽のレシピ問わず、陽性が格段に強いです。

※からし粉を使うことで、塩だけよりも、さらに強い気血を集める効果を引き出します。日本の自然療法や西医学ではからしの粉を練って、体に貼り付けるという療法があり、これを一年に一度行うだけで病気知らずとも言われていますが刺激がとても強いので注意してください。

ご使用に当たって:

水に1分ほどつけ、シリコンスチーマーにいれ、電子レンジで加熱して使用してください。

温め時間の目安は1~1分半です。

皮膚に当てるとひりひりすることが多いですので、肌の弱い部分には当てないこと。

使用時間は10~20分を目安にします。

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癒しと活性化のためのハーブボールレシピGinger & Tofu【ハーブボールマイスター講座 第15回】

Relaxing & Revitalizing:生姜& 豆腐の概要

一番最初のレシピは癒しと活性化のバランスがとれているボールのものです。

陽のボールの主成分は生姜。

インドのアーユルベーダはもとより、日本の自然療法でも生姜を湿布の形で応用したり、様々な用途で用います。

生姜は気血水を集め、躍動的に躍らせるのに最も効率がよいハーブです。

癒しのボールでは豆腐を用います。

豆腐は強い陰性の働きを持っています。

簡単に言えば、当てた部位を沈静化させ、過度の好転反応を抑える働きがあるのです。

※豆腐は腐敗しやすいのきちんとにおいをかぎながら管理しましょう。

陽:生姜ハーブボールのレシピ

材料:

生姜100g くだいた玄米(or 玄米粉)20g 大根干葉(あれば)30gまたはシナモン5g

作り方:

  1.  生姜と大根葉を数日間、太陽に晒し、内部の水分をある程度飛ばします。
  2. 生姜を全て摩り下ろすか、クロックで細かく砕きます。
  3.  摩り下ろした生姜、刻んだ大根葉、玄米粉をボールの中に入れます。

解説:

生姜は体を温め、新陳代謝を活発にさせるハーブです。

世界中どこでも手に入るハーブとして、様々な文化圏で使われています。

玄米粉はつなぎの役割を果たしていて、ハーブボールに適度な弾力を与えます。

玄米粉がない場合には砕いた玄米でもOKですし、米ぬかでも代用できます。小麦アレルギーがないなら全粒粉やフスマでもよいでしょう。

大根干葉やシナモンは体を温める陽性の働きを持っています。

シナモンの方が即効性を持ち強い働きを持ちます。

一方、大根干葉は時間の経過とともに水分を含み、ハーブボールの使い勝手を上げてくれます。

陰:豆腐のハーブボールのレシピ

材料:

豆腐80g・小麦粉40g・青菜(小松菜・キャベツなど季節のもの)50g

作り方:

  1. 豆腐をペースト状にする
  2. 青菜をきざみ、小麦粉、豆腐と混ぜる
  3. 2の内容を陰のハーブボールにくるむ

豆腐や青菜は陰性の食品です。

当てた部位を沈静化する作用が大きいとされています。

生姜のハーブボールはとても強力ですので、場合によっては気血が集まりすぎる可能性があります。

その時に余分な熱を排出し、むくみやほてりの原因を取り除く作用を果たすのがこの豆腐のハーブボールなのです。

小麦粉は米ぬかや玄米粉で代用してもOKです。

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写真でわかるタイ式のオーソドックスなハーブボールの作り方【ハーブボールマイスター講座 第13回】

今日はいよいよハーブボールの作り方を公開します。

勿論、いろんな方法がありますし、個性豊かなハーブボールを見るのは楽しいものです。

今日はタイ式のハーブボールの最もオーソドックスなものをご紹介します。

作り方のポイントとしては取っ手部分をぎゅぎゅっと強く縛ることです。

作れば作るほど上達します。

大体、20個作ればどんなに不器用な人でも慣れてきますし、早く作れるようになりますよ。

準備するもの:(ハーブボール1個分)

ハーブボールの内側:

各ハーブ(レシピについては別のエントリーでご紹介しますね)

ハーブボールの外側:

30cm四方の綿布(無漂白のものが好ましい):1枚

太目の糸:60cm (文具店などでも購入できます)

用具:

タイ料理で用いるクロックという石臼(石臼がない場合には鬼おろしやフードプロセッサーでもOK)

※ただし、ターメリックなどを扱うと容器が黄色く染まり、匂いも移ってしまうので、ハーブ専用のものをご用意したほうがよいです。

作り方:

① 石臼にハーブを入れ、できるだ粉々になるまで砕きます。

② 分量がOKの場合は、そのまま他のハーブを投入し、注意深く混ぜてください。順番自体は気にする必要はありません。

③ 材料を混ぜ終わったら、テーブルに綿布を敷き、中央に石臼の中身を入れます。

④ 布を斜めに折り返し、三角形を作ります。

 

⑤ 中央部分にハーブの中身を集め、ボールを作ります。

⑥ ボール部分と布部分のつなぎ目に糸を絡ませて、一回だけ結びます。この時、ひもの片一方は5~6cm。

⑦ 布部分を整えます。

⑧ 布部分の先端1~2cmだけ折り返します

⑨ 布部分を半分に折りたたみ、⑧で折りたたんだ部分がボール部分の上につくようにします。

⑩ ⑨で折り畳んだ部分の左右どちらか片一方を中央側に折り畳みます。

⑪ もう片一方を内側に折り畳み、筒状にします。

⑫ 筒の部分を長いほうの紐を根元から巻いていきます。できるだけ強めに巻きましょう。

 

⑬ 上まで巻き終わったら、根元の短いほうの紐と結び付けます。

⑭ 出来上がりです。ボール部分の形を整えて球形にしましょう。

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ハーブと対話するから、ハーブボールが応えてくれる【ハーブボールマイスター講座 第12回】

さて、いよいよ調合の心構えについて解説していきます。

その肝はなんといっても、ハーブと対話すること。これです。

ハーブは単なる量産可能な「モノ」ではありません。

地球が産んだ一種の奇跡であって、そのものが命の結晶なのです。

その命を頂くのは地球から命をいただいていると言っても過言ではありません。

よって、ハーブヨガ・ハーブボールSPAセラピーを行う場合には、自然をきちんと感じ取ってメソッドを行ってきます。

ハーブと対話するには?

極端な例を挙げると、ハーブを入念に観察し、名前をつけて、愛で、挨拶をしあうほどの親密な関係を構築する事を行える事が理想的です。

決して、「~が効く」といった知識だけを先行させてハーブボールをとらえてはいけません。

トム・ブラウンJrという人の書籍「ビジョン」ではアメリカのネイティブアメリカンは薬草の知識を持っているのではなく、草花と対話することでそれらを引き出していく様子が紹介されています。

これは自分の内側にいるシャーマンが対象と対話することによって、植物の持つ力を100%引き出そうというリスペクトの表し方なのだと思います。

ハーブヨガ・ハーブボールSPAセラピーでもこのように、己の中のシャーマンを引き出すことを旨とします。

その自然とつながるシャーマン的な原始の姿勢こそがあなたの自然治癒力を劇的に上げてくれるのですから。

ハーブヨガ・ハーブボールSPAセラピーの書籍ではこの方法論をTune-inとしてまとめています。

しかし、最もこの対話の能力を鍛えることができるのは植物を育てること。

ドラえもんで小石を犬のようにかわいがるというお話がありましたけれど、まるでペットのように植物かわいがろうとする姿勢を体験するとハーブと対話する能力は一気に開花します。

私たちの場合にはそもそも生まれが冨美江・健太郎ともに田舎で植物を育てることが大好きです。

今もバンコクや日本橋で庭園を育てています。

あなたも是非、自分でハーブを育ててみましょう。

ハーブボールを調合する前の瞑想

あなたがハーブボールを一から調合したい場合には、調合の前には以下の瞑想を行うとよいでしょう。

もうこの時点であなたのハーブヨガは始まっているのです。

  1.  深く丹田の位置から呼吸をする(難しい場合は腹式呼吸を)
  2.  左手にハーブを手に取る
  3.  右手は左手首の脈を押さえ、あなたの鼓動をしっかりと感じとれるまで深く呼吸をする
  4.  鼓動を感じるようになったら、静かに目を開けてハーブを眺める
  5.  心の中で「はじめます」「よろしく」「ありがとう」など、浮かんできた言葉に注意を傾ける
  6.  調合を開始する

※この瞑想だけでも、あなたの精神はかなり解放されます。場合によっては感傷的になったり、今まで自分が食べ物を蔑ろにしてきたのが思い出されたりして、涙があふれるかもしれません。

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それでも海外のハーブを用いる理由【ハーブボールマイスター講座 第8回】

前回はハーブボールの基本は地産地消であることを解説しました。

しかし、それでも私は地産地消のものだけで他のものは一切使ってはいけないなんていえません。

むしろ、海外産の珍しいハーブを活用することもとても大事だと考えています。

その理由として、以下の2つを挙げたいと思います。

習慣力を鍛えるため

99%の人間は慣れ親しんだものに飽きてしまう傾向があります。

これは残酷な真理ですが、ハーブボールであっても同じなのです。

どんなに素晴らしいハーブであっても繰り返し使い続けると飽きが生じ、感謝の心も薄れていきます。

これを我慢して自分を追い込んでいくというのは日本的な美徳ともいえるのかもしれませんが、ハーブヨガ・ハーブボールSPAセラピーは苦行ではありません。

今は流通革命が起きて世界中のハーブが手に入る時代です。

つまり、海外の珍しいハーブを活用することで、飽きの来ないようにハーブと向き合っていける時代でもあるのです。

飽きがこないということは、あなたは楽しみながらハーブボールを習慣にすることができるようになるということです。

どんなに素晴らしいハーブであっても、飽きて習慣にできなければ意味がありません。

習慣力を促進するためには、むしろ海外のハーブも積極的に活用しながら、ハーブというものを楽しみ、遊びつくす姿勢が必要なのです。

そして、その後に日本のハーブに触れると、素朴ながらも強い力を持っていることにきづくでしょう。

私たちのライフスタイル自体が「無国籍型」に変化しているため

朝起きて、スマートフォンを見て、ご飯とお味噌汁の朝ご飯を食べて、職場に向かう。

職場ではコーヒーを飲んで、時間になったらケーキとハーブティーを飲んで、お昼にはサンドイッチを食べて・・・。

というように、私たちの暮らしは純和風のものだけで成り立っていることの方が少なくなっています。

では、これが欧米化しているかというとそうではありません。

じゃあ、何が起こっているかというと、私たちのライフスタイルはもはやどこの文化圏や国に基づいているといえるほど確たるものではなくなっているということです。

私たちの食生活から海外のものを完全に抜こうとするととても難しくなります。

コーヒーやハーブティーなどの嗜好品はもとより、チーズ、スパイス、肉に野菜、かなりのものが輸入されています。

さらには私たちのみにつける衣服や雑貨、電子機器など、海外製品の方が多いぐらいです。

このように日本以外の波に包まれている私たちは、日本に住みながらも、日本という文化だけを生きているわけではないのです。

実を言うと、そんな時代は江戸時代までで完全に終わってしまっているのです。

そして、このように無国籍ともいえるライフスタイルをしている私たちだからこそ、海外のハーブはもはやよそよそしい存在ではなくなっているのです。

地産地消のハーブと同様に、癒しと活性化をダイレクトに伝えてくれる存在になるのです。

むしろ国産のハーブだけに頼ってしまっていては、今の自分自身のライフスタイルには合っていない可能性があるのです。

日本のハーブが見直されることはとても素晴らしいことだと思います。

しかし、「~だけ」と視野を狭くしてはもったいない!

ではどんなレシピがおすすめなのかというと、まずはシナモンやターメリックといった香りや色彩の豊かなスパイス・ハーブを活用しましょう。

レシピについてはまた後程紹介しますね。

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地産地消のハーブを用いる理由【ハーブボールマイスター講座 第7回】

前回も解説したように、人生を向上させるためのセラピーやメソッドというものは、その方法が生まれた土地の身体観や文化を大きく反映するものです。

その意味で外国の手法をそのまま日本に取り入れるのは無理があると言えるのです。

これは逆も同じことで、日本の方法をそのまま海外に持ち出しても効果がでないこともままあります。

そのためハーブヨガ・ハーブボールSPAセラピーで扱うハーブボールの材料はその土地で取れたものを、その土地で使うのが原則です。

つまり地産地消を心がけるということです。

もしくは、その文化圏の人々がもともとなじみのあるハーブを用いることを大事にします。

これに加えて、日本には四季があるので、これにプラスして、「その季節に」という要素も入るわけですね。

なぜ自分の文化圏になじみのあるハーブをまずは重視するかというと、自分自身の「今、ここ」をしっかり意識させてくれるからです。

ハーブを通じて、今の私を見て、今の世界を見るわけですね。

この日常世界という自分の足元をしっかり見つめる事ができないでいると、どうしても軸のないふらふらしたセラピーやヨガになってしまうのです。

あなたが常に接している日常的な自然に感謝して恩恵を受けることは、ハーブヨガ・ハーブボールSPAセラピーの実践者にとって基本的な姿勢です。

日本人であれば、米ぬかやゴマを主体にしたハーブボールで最初は練習するのがよいでしょう。

自分のアイデンティティに十分感謝して、ハーブというものの醍醐味を知ることができます。

このプロセスをすっ飛ばして、どこか遠い外国の非日常的な自然に感謝するというのは、どこかその人のコンプレックスなりを反映したいびつなハーブとの向き合い方であるように思います。

自分の身近な世界のハーブでは嫌だというのは、その背景には『今、私が存在している世界』=『日常生活』の否定が行われているわけです。

それでは「今、ここ」を子供のように祝福するハーブヨガのコンセプトから外れていると言えるのです。

ラベンダーやユーカリやマジョラムといったお洒落な名前のハーブは魅力的に目に映ります。

しかし、生姜や大根や蜜柑や牛蒡の本当の価値を知る事が、あなた自身の基礎を固めてくれることになるのです。

あなたの親たちと、あなたはその中で生まれ育ったのですから。

このように地域で撮れたハーブを活用することによって、自分と世界とのつながりがただのコンセプトではなく実感として感じられるようになります。

これもまたハーブボールの持つ大きな効用であるといえるのではないでしょうか。

例えば、あなたの庭の軒先でとれたビワの木の葉っぱを使ってハーブボールを作ってみましょう。

米ぬか80グラムにビワの葉っぱ一枚を刻んで入れるだけです。

 

あなたが身近なものがハーブになると気付いた瞬間、今までは何気ない存在だったものが、がぜん、世界に対する生命力を発揮し、輝きだすのです。

これは私たちが東条百合子先生の自然療法の知恵から学んだことでもあります。

そして、あなたは自分は決して一人で生きているのではなく、大事な人々、自然に支えられ生活できていることを再認識できるようになるでしょう。

この地産地消という実践があって始めて、ハーブヨガ・ハーブボールSPAセラピーは世界中のどこでも実行できるものになるのです。

国際ハーブヨガ協会の公式アカウントです。宗冨美江(Fumie MUne)と宗健太郎(Kentaro Mune)による共同執筆の記事となります。

「これを読めばハーブボールのマイスターになれる」そんな連載始めます【ハーブボールマイスター講座 第1回】

 

連載にあたって

今回の投稿よりハーブボールについての知見をご紹介します。

こちらはそもそもハーブボールマイスター講座という有料の通信プログラムの内容の一部無償で公開するものです。

これまで有料でご案内して沢山の方にお役立ていただきました。

実際にこの内容を通じてセラピストをされているかたもいらっしゃいます。

その意味では値千金の内容です。

それでも公開に踏み切った理由は「ハーブボールをもっと身近に活用してほしい」という一心からです。

あなたの生活はハーブボールがあることでもっと楽しく、健康的に、エコフレンドリーになります。

そして、あなたが誰かの親であるならば、子供たちの教育にも貢献します。

観光客が押し寄せるこれからの日本は癒しをテーマに発展していくと私たちは考えています。

その意味でハーブボールはこれからの農業においても大きな役割を果たしていくと考えています。

もっともっと身近にハーブボールを置くことで、日本と世界がより良い方向に変えていく。

これが私たちのミッションです。

だからこそ思い切って公開したいと思っているのです。

ハーブボールの知見について

2012年、私たちは日本で初めて現代人向けのハーブボールのレシピを公開する書籍ハーブヨガを出版しました。

その後、2017年には念願のハーブボールを用いた「ハーブボールSPAセラピー」を出版し、ハーブボールについての知見を日本全国に普及させています。

こちらはクラウドファンディングでたくさんのご支援をいただいてできたものです。

英語の書籍を含めて、ハーブボールについての知恵はこちらのSPAセラピーの書籍以上に詳しいものは世界的に見ても現時点では存在しないと私たちは自負しています。

この本では東条百合子先生由来の日本の自然療法、あるいは常岡一郎先生由来の遊び心という視点を通じて、ハーブボールSPAセラピーが自然療法の本流であることを宣言しています。

そのためハーブボールをもっとライトにSPA・セラピーグッズとして使いたい方には賛否両論ある内容かもしれません。

もちろんそれでOKです。

「レバレッジシリーズ」でベストセラー作家の本田直之さんも仰っていますが「賛否両論こそがオリジナリティ」だからです。

誰もがいい顔をする内容というのは多くの場合、退屈で刺さらないものでしかありません。

そこでハーブボールについて詳しく学びたい方はまずはこちらの書籍をご覧ください。

あなたの心を揺さぶることをお約束します。

そんな私たちにとっての原点とも呼べる知見について解説していきます。

こちらは過去の養成講座参加者向けのもので、書き方がだいぶ異なります。

どちらかというと、アートブックである「ヨガマット一枚の革命」と似ている書き方です。

この書き味も一つのテイストとして受け取ってお読みいただければ幸いです。

ハーブとは何か?

古今東西のあらゆる文化で人々は癒やしと活性化を求めてきました。

ハーブヨガでは人々にその二つの効能をもたらすものを「ハーブ」と位置づけてます。

その意味で、特殊な薬草や食品だけがハーブではありません。

むしろ、あなたを生かしてくれている世界そのものを「ハーブ」として認識しましょう。

そして、あなた自身が世界を癒やし、活性化させる役割があることを自覚すべきなのです。

その意味でハーブは特殊なものではない。あなたの内側に存在するものなのです。

例えば、あなたの大事な人。あなたの大事な思い出。あなたの空間。

そのどれもがあなたを癒やし、元気づけてくれているはずなのですから。

あなたは今まで無自覚にその効果を感じ取っていたかもしれません。

しかし、「周囲に生かされている」ということに気づくことによって、その効果を自覚的に駆使することができるようになるのです。

同時に、ハーブを愛でるということは世界との接触(コンタクト)と言って過言ではありません。

あなたは地球の生み出した種々様々なハーブに接し、命を分け与えられるのですから。

地球が見返りなく与えてくれる姿勢を見た結果、あなたこそが世界のハーブとなって歩き出すのです。

ここにハーブヨガの究極の目的があります。

あなた自身がハーブになるために、現実のハーブを先生としてしっかりと対話するのです。

ハーブヨガを行うに当たって、こんな質問をよく頂きます。

 → 婦人科系に効くハーブってありますか?
 → 便秘に効くハーブはありますか?
 → 運がよくなるハーブってありますか?

ないことはないんです。

むしろ、ハーブヨガでは、これらの悩みにどんぴしゃで答えられると思います。

しかし、まずはあなたがその症状と対話しようとすること自体が大いなるハーブになります。

「なぜ、私はその悩みを持つに至ったのか?」

「どんな生活をしているから?」

「私はどれだけ自分自身ついて観察してきたんだろうか?」

その視点無しにハーブに外部的に解決してもらおうという発想では、その効果は限定的なものになってしまいます。

薬剤でも薬草でも、確かに短期的・集中的に活用すれば、一瞬だけ効果があるように見えるかもしれません。

しかし、その人の習慣が変わらない限りは、どんなに高価で希少なものを用いても長期的な効果は殆どないこともしばしばです。

何度何度も症状がぶり返すことを経験されている方も多いのではないでしょうか。

そして、自分と対話をせずに外部的なものに依存して、症状を無理やりに押さえつけてしまうことは危険ですらあるのです。

その意味で好転反応を活用して、自分の内面に向き合うことをハーブヨガ・ハーブボールSPAセラピーでは勧めています。

好転反応については以下の記事を参照のこと:

第32回  ハーブヨガにおける好転反応とは何か?前編

第33回 好転反応をするっと経過しよう(好転反応とは何か?後編)

国際ハーブヨガ協会の公式アカウントです。宗冨美江(Fumie MUne)と宗健太郎(Kentaro Mune)による共同執筆の記事となります。