枇杷(びわ)の葉のハーブボールのレシピ【ハーブボールマイスター講座 第22回】

びわの葉の観想

びわと聞いて、あなたはどんなイメージをするでしょうか?

どちらかというと、びわの果実をイメージするのではないでしょうか。

日本では千葉県や長崎県はビワの果実の一大産地です。

夏場にはスーパーマーケットに黄色くてかわいらしい果実が並びます。

日本人にとっては、とても身近なフルーツであるともいえますよね。

確かに、今の時代は路地上にしている民家も多く、植木市でも簡単に入手できます。

手間いらずで常緑の葉を茂らせるビワの木はちょっとしたシンボルツリーにもなりそうです。

しかし、その起源はとても古く、日本には奈良時代にもたらされたといわれています。(※)

びわの葉はお釈迦様のハーブともいわれます。

ハーブボールにするだけでなく、煎じてお茶にしたり、種を活用したり、応用範囲が広く、非常に優れたハーブです。

東条百合子先生が指導する日本の自然療法の世界では日本を代表するものと言っても過言ではありません。

このハーブには様々な使用法がありますが、びわの葉は温灸と言って、びわの葉っぱの上から灸を当てる方法でも知られています。

東条百合子先生の「家庭でできる自然療法」では、ビワの葉を用いた手当て法はアレルギーに始まり、がんや婦人病までを網羅するものです。

昔はビワの葉を家に植えると病人が来るため縁起が悪いともいわれましたが、これはビワの葉の持つ効能のためともいわれています。

また、日本を代表する高級リゾートである星野リゾートのSPAでも、このびわの葉っぱを用いたハーブボールの施術を行っていました。

強いハーブの観想をハーブボールに独自の視点で取り入れたのが、このレシピになります。

※実際には日本にはビワの野生種があったようですが、現在、自生しているのは中国からもたらされたものだといわれています。

びわの葉のハーブボールの作成法:

  1. びわの葉を数枚用意し、包丁で細かく刻むかフードプロセッサーで粉々にします。
  2. 粉々にしたものを米ぬか60g~100gに混ぜ合わせ、ハーブボールにします。

このハーブは頭のてっぺんから足の先まで使えます(※)。

ビワの持つ強い浄化の力を観想しながら、セラピーやヨガを行いましょう。

チャクラクレンジングや内臓への温圧にも適しているオールマイティなハーブです。

子どもにもお年寄りにも用いることができます。

常緑樹ですから一年中、新鮮な琵琶の葉っぱを用いることも可能です(時期的には夏季がベストです)。

ちなみにもし、あなたがビワの葉を大量に入手することができたなら、ビワの葉っぱだけでハーブボールを作ってみましょう。

それはとても贅沢なハーブボールができます。

ただし、蓄熱性が弱いために、ピンポイントで用いることになります。

 

※ただし、アレルギー様の症状については細心の注意を払い、調子が悪い時には用いてはいけません。

※ハーブボールを用いたハーブヨガおよびハーブボールSPAセラピーは西洋医学に代わるものではないことをご承知おき下さい。

国際ハーブヨガ協会の公式アカウントです。宗冨美江(Fumie MUne)と宗健太郎(Kentaro Mune)による共同執筆の記事となります。

ハーブボールだからチャクラや経絡にアプローチしやすい【ハーブボールマイスター講座 第9回】

ハーブヨガ・ハーブボールSPAセラピーで経絡やチャクラを重視する理由

ハーブヨガでは土着的なメソッドの限界を越えるためにチャクラや経絡を積極的に活用しています(※)。

中国医学やインドのアーユルベーダというものは長い年月をかけて、どんな人間にも応用できる普遍的な知恵を蓄積させてきました。

中医学でいえば、欧米でも鍼灸の治療家は存在します。

インド発のヨガを実践す人々の人口が世界にここまで増加しているのも、それが人類であれば誰にでも活用できるものだったからだと言えるでしょう。

逆に言えば、中国やインドのものであっても、あまりに地域色の濃すぎるメソッドはなかなか受け入れられていないのが現状です。

ハーブヨガ・ハーブボールSPAセラピーの理論体系では東洋医学の神髄ともいえる、経絡やツボ、導引、呼吸法やアーサナ、瞑想法などの技術を積極的に取り入れています。

上図:経絡図

ハーブボールで行う気の補瀉とは何か?

この気の出入り口部分に刺激を与えることで、その部位が活性化し、それが全体へと波及していきます。

東洋医学的な知見からさらに説明すると、ツボ(マルマ)は元来、気(プラーナ)の出入り口であると考えます。

そのツボの部分に無駄に気がこもっている場合(実の状態)はハーブボールを当てることで、その気を排出することができます。

これを瀉(しゃ)と呼びます。

或いは、気が足りない場合はその部分を補うことができる。

これを補(ほ)と呼びます。

このメカニズムについても詳しくはハーブボールSPAセラピーの書籍で解説しています。

ただし、経絡上のツボの位置というものはかなり精妙なもので、素人がいきなり発見できるものではないとされています。

針でも灸でも指圧でも、そのツボを見つける訓練に多くの時間を費やさなければならないんですね。

しかし、ハーブヨガ・ハーブボールSPAセラピーではハーブボールという接触面の大きいもので温圧し、呼吸法や動き、そして何より観想(ビジョンの力)を連動させることで、初心者でも安心してその部位に響かせる事ができる方法論を確立しています。

(勿論、これには「気」をその部位に向かわせる観想が必要不可欠となります)

また、経絡やチャクラに注目することには解剖学的な意味も込められています。

経絡上にあるツボやチャクラ/マルマには神経や血管、或いはリンパ管の集合箇所であることが多いんです。

そのため、この部分をほぐしたり、刺激を与えたりすることによって、気血水の循環を加速させることができると考えています。

上図:体表のツボとチャクラ、そして血管・神経・リンパ管(節)には大きな関係があります。

図は各部位とチャクラ、ツボとの対応関係。各部位の対応する位置には神経叢などが位置する。

ハーブヨガ・ハーブボールSPAセラピーでは内臓からもアプローチ

また、ハーブヨガ・ハーブボールSPAセラピーでは内臓を直接温圧することも大きな特徴です。

これは日本の自然療法では「肝臓・腎臓・脾臓の手当て」として名高い手当法をハーブボールを用いて行うためのメソッドです。

上図:肝臓のアーサナ

 

これは人種問わず、たくさんの人々に実践され、感激の声をいただいてきたメソッドです。

内臓の位置は人類みな共通であって、それほど大きな違いはありませんよね。

また、内臓は経穴のように小さいものではないので、初心者であっても確実に温圧することができます。

その結果、初心者でも簡単に自分自身と向き合い、癒し、元気になるという階段を上っていくことができるのです。

 

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それでも海外のハーブを用いる理由【ハーブボールマイスター講座 第8回】

前回はハーブボールの基本は地産地消であることを解説しました。

しかし、それでも私は地産地消のものだけで他のものは一切使ってはいけないなんていえません。

むしろ、海外産の珍しいハーブを活用することもとても大事だと考えています。

その理由として、以下の2つを挙げたいと思います。

習慣力を鍛えるため

99%の人間は慣れ親しんだものに飽きてしまう傾向があります。

これは残酷な真理ですが、ハーブボールであっても同じなのです。

どんなに素晴らしいハーブであっても繰り返し使い続けると飽きが生じ、感謝の心も薄れていきます。

これを我慢して自分を追い込んでいくというのは日本的な美徳ともいえるのかもしれませんが、ハーブヨガ・ハーブボールSPAセラピーは苦行ではありません。

今は流通革命が起きて世界中のハーブが手に入る時代です。

つまり、海外の珍しいハーブを活用することで、飽きの来ないようにハーブと向き合っていける時代でもあるのです。

飽きがこないということは、あなたは楽しみながらハーブボールを習慣にすることができるようになるということです。

どんなに素晴らしいハーブであっても、飽きて習慣にできなければ意味がありません。

習慣力を促進するためには、むしろ海外のハーブも積極的に活用しながら、ハーブというものを楽しみ、遊びつくす姿勢が必要なのです。

そして、その後に日本のハーブに触れると、素朴ながらも強い力を持っていることにきづくでしょう。

私たちのライフスタイル自体が「無国籍型」に変化しているため

朝起きて、スマートフォンを見て、ご飯とお味噌汁の朝ご飯を食べて、職場に向かう。

職場ではコーヒーを飲んで、時間になったらケーキとハーブティーを飲んで、お昼にはサンドイッチを食べて・・・。

というように、私たちの暮らしは純和風のものだけで成り立っていることの方が少なくなっています。

では、これが欧米化しているかというとそうではありません。

じゃあ、何が起こっているかというと、私たちのライフスタイルはもはやどこの文化圏や国に基づいているといえるほど確たるものではなくなっているということです。

私たちの食生活から海外のものを完全に抜こうとするととても難しくなります。

コーヒーやハーブティーなどの嗜好品はもとより、チーズ、スパイス、肉に野菜、かなりのものが輸入されています。

さらには私たちのみにつける衣服や雑貨、電子機器など、海外製品の方が多いぐらいです。

このように日本以外の波に包まれている私たちは、日本に住みながらも、日本という文化だけを生きているわけではないのです。

実を言うと、そんな時代は江戸時代までで完全に終わってしまっているのです。

そして、このように無国籍ともいえるライフスタイルをしている私たちだからこそ、海外のハーブはもはやよそよそしい存在ではなくなっているのです。

地産地消のハーブと同様に、癒しと活性化をダイレクトに伝えてくれる存在になるのです。

むしろ国産のハーブだけに頼ってしまっていては、今の自分自身のライフスタイルには合っていない可能性があるのです。

日本のハーブが見直されることはとても素晴らしいことだと思います。

しかし、「~だけ」と視野を狭くしてはもったいない!

ではどんなレシピがおすすめなのかというと、まずはシナモンやターメリックといった香りや色彩の豊かなスパイス・ハーブを活用しましょう。

レシピについてはまた後程紹介しますね。

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地産地消のハーブを用いる理由【ハーブボールマイスター講座 第7回】

前回も解説したように、人生を向上させるためのセラピーやメソッドというものは、その方法が生まれた土地の身体観や文化を大きく反映するものです。

その意味で外国の手法をそのまま日本に取り入れるのは無理があると言えるのです。

これは逆も同じことで、日本の方法をそのまま海外に持ち出しても効果がでないこともままあります。

そのためハーブヨガ・ハーブボールSPAセラピーで扱うハーブボールの材料はその土地で取れたものを、その土地で使うのが原則です。

つまり地産地消を心がけるということです。

もしくは、その文化圏の人々がもともとなじみのあるハーブを用いることを大事にします。

これに加えて、日本には四季があるので、これにプラスして、「その季節に」という要素も入るわけですね。

なぜ自分の文化圏になじみのあるハーブをまずは重視するかというと、自分自身の「今、ここ」をしっかり意識させてくれるからです。

ハーブを通じて、今の私を見て、今の世界を見るわけですね。

この日常世界という自分の足元をしっかり見つめる事ができないでいると、どうしても軸のないふらふらしたセラピーやヨガになってしまうのです。

あなたが常に接している日常的な自然に感謝して恩恵を受けることは、ハーブヨガ・ハーブボールSPAセラピーの実践者にとって基本的な姿勢です。

日本人であれば、米ぬかやゴマを主体にしたハーブボールで最初は練習するのがよいでしょう。

自分のアイデンティティに十分感謝して、ハーブというものの醍醐味を知ることができます。

このプロセスをすっ飛ばして、どこか遠い外国の非日常的な自然に感謝するというのは、どこかその人のコンプレックスなりを反映したいびつなハーブとの向き合い方であるように思います。

自分の身近な世界のハーブでは嫌だというのは、その背景には『今、私が存在している世界』=『日常生活』の否定が行われているわけです。

それでは「今、ここ」を子供のように祝福するハーブヨガのコンセプトから外れていると言えるのです。

ラベンダーやユーカリやマジョラムといったお洒落な名前のハーブは魅力的に目に映ります。

しかし、生姜や大根や蜜柑や牛蒡の本当の価値を知る事が、あなた自身の基礎を固めてくれることになるのです。

あなたの親たちと、あなたはその中で生まれ育ったのですから。

このように地域で撮れたハーブを活用することによって、自分と世界とのつながりがただのコンセプトではなく実感として感じられるようになります。

これもまたハーブボールの持つ大きな効用であるといえるのではないでしょうか。

例えば、あなたの庭の軒先でとれたビワの木の葉っぱを使ってハーブボールを作ってみましょう。

米ぬか80グラムにビワの葉っぱ一枚を刻んで入れるだけです。

 

あなたが身近なものがハーブになると気付いた瞬間、今までは何気ない存在だったものが、がぜん、世界に対する生命力を発揮し、輝きだすのです。

これは私たちが東条百合子先生の自然療法の知恵から学んだことでもあります。

そして、あなたは自分は決して一人で生きているのではなく、大事な人々、自然に支えられ生活できていることを再認識できるようになるでしょう。

この地産地消という実践があって始めて、ハーブヨガ・ハーブボールSPAセラピーは世界中のどこでも実行できるものになるのです。

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ハーブボール活用の法則 前編【ハーブボールマイスター講座 第6回】

従来のハーブボール施術とはどんなものだったのか?

ハーブヨガ・ハーブボールSPAセラピーは全世界で応用できるメソドロジーとして開発されました。

そのため、タイやインドといった熱帯・亜熱帯地域のハーブボールの扱い方とは理論的にも大きく異なっています。

一般的にハーブボールというメソッドはセラピーのためのものです。

その発祥地はインド・チベット地域とされ、タイをはじめとする東南アジアには仏教とともに伝来したと伝えられています。

インドにおけるハーブボールは特に南インドのものが著名で、例えばケララ州のセラピー方法では米をミルクに浸して蒸しあげたものをセラピーに用います。

日本ではアーユルベーダ由来のハーブボールより、タイの自然療法(サムンプライ)のものが有名です。

タイではタイ古式マッサージ屋さんで、セラピーメニューの一つとして受けることができます。

ただし、アーユルヴェーダにせよ、タイの古式マッサージにせよ、そのハーブボール施術は熱帯や亜熱帯という気候を反映したものです。

現地に行って受けてみるとハーブボールを当てる時間も短く、温圧(heat compress)というよりは熱いハーブボールで叩くというスタイルを取り入れています。

これは一般的なハーブボール施術の目的が筋肉疲労を軽減させるためだからです。

実際にタイの場合にはタイマッサージと併用しますし、インド・スリランカの場合にはオイルマッサージと併用します。

私たちはマッサージと併用しないハーブボール施術に出会ったことはありません。

つまり、ハーブボール単体でセラピーが完結するものではないのです。

ストレッチや手技を用いて筋肉の筋を伸ばした後でハーブボール施術を行うことで、肉体労働で疲れた部分の熱を取り去り、血行を促進することができるのです。

なぜ、このようなセラピーが普及したのでしょうか?

これは先にも述べたように気候が原因です。

タイで生活するとわかりますが、一年中、とても暑いです。

3月~5月の酷暑期には連日40度を越えます。

夜になっても熱帯夜です。

しかも、数カ月にわたって蒸し暑い時期が続きます。

インドもヒマラヤのある北インド以外は一年中暑いです。

そんな場所で生活すると、本来は気温が下がるべき夜になっても体から熱が抜けきらないんですね。

特に肉体労働をすると夜眠ることすらきついです。

このように、ハーブボール施術はどうしても現地の需要である「火照った体を冷ましたい」という欲求を叶えるために形成されているわけです。

神経や内臓の気血を整える体質改善と言うよりは、筋肉のほてりを冷ますことによる疲労回復のためのセラピーだといえるんです。

そのためのハーブもまた同様に、一旦温めるけれど、結局は冷めていく(熱を取る)という調合になっているものが主です。

 

ハーブヨガ・ハーブボールSPAセラピーにおけるハーブボールの扱いとは?

しかし、これでは東アジアに住む日本人の悩みには対応できないんじゃないか?と私たちは考えました。

なぜかというと、日本人というか現代人の多くは筋肉疲労だけに悩んでいないからです。

むしろ、血行不良(冷え)だったり、内臓疾患だったり、神経過敏だったりと内臓や神経の部分に悩みを感じています。

ライフスタイルや働き方が変わり、冷房機器が普及した昨今では、熱帯・亜熱帯に住んでいる人々であっても同様の悩みを抱え始めています。

筋肉疲労から、内臓疲労・神経疲労のレベルに対応するハーブボールの扱い方はないのだろうか?

そして、もっと言えば、単なる体の側面だけではなく、心の側面・関係性の側面にまでアプローチできるハーブボールの扱い方。

これこそが現代人にとって最も知られるべき内容だと考えました。

そこで、私たちは自分たちのバックグラウンドをいかして新しい方式でハーブボールを扱うことにしたのです。

それがハーブヨガ・ハーブボールSPAセラピーというわけなんですね。

次回からはハーブヨガ・ハーブボールSPAセラピーにおけるハーブボール活用のヒントについて解説しましょう。

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ハーブボールにおける滋養と強壮とは何か?【ハーブボールマイスター講座 第5回】

私たちは世界中の様々な地域で自然療法を体験し学んできました。

その結果、多くの場合、古来のハーブというものは陰性=癒やしのものが多いと感じています。

陰性のハーブの目的は疲労の軽減と回復です。

その理由は古来より多くの人間は肉体労働が主であり、栄養状態も悪かったため、疲れを感じている人が殆どだったからなんですね。

どこに行くにも徒歩の社会が長く続いたのですから。

富裕階級であっても現代人よりも運動量が多かったのは間違いがないと思います。

馬に乗るといっても大変な運動量を要しますよね。

その意味で昔は活性化よりも癒やしこそがまず最初に求められていたわけですね。

しかし、現代人の運動量は極端に少ないのが実情です。

オフィスワーカーのほとんどは座って一日を過ごします。

彼らに起きているのは筋肉疲労ではなくて神経の疲労です。

これは体のエネルギーバランスが崩れることによって生じる反応です。

そのため、筋肉疲労を回復させることに特化したハーブでは限界があるのです。

東洋医学には滋養・強壮の両方をもたらす『万能薬』というものが多々あります。

それは滋養=癒し=陰性、強壮=活性化=陽性の二つの役割を発揮できる薬剤をそのように呼びます。

例えばウコンと生姜を調合した場合、滋養強壮の二つの働きが得られます。

ハーブヨガで用いるハーブボールはその万能薬のもつ陰性と陽性の働きを皮膚を通じて精神と肉体の両面にもたらすものなんですね。

癒し、活性化させる滋養強壮の働きがあるのがハーブボールなのです。

そのため、ハーブの扱いには細心の注意が必要で、場合によっては調合する作業だけでもハーブの力に圧倒されてしまうことがあります。

よって、実践者はレシピを基本的なレシピとして守り、それから自分の体質に合わせてチェックを行うことが大事です。

扱う素材にアレルギーを持っている場合は無理に用いることはせず、代替できる素材を探すようにします。

※レシピについては後ほど紹介しましょう。

国際ハーブヨガ協会の公式アカウントです。宗冨美江(Fumie MUne)と宗健太郎(Kentaro Mune)による共同執筆の記事となります。

「これを読めばハーブボールのマイスターになれる」そんな連載始めます【ハーブボールマイスター講座 第1回】

 

連載にあたって

今回の投稿よりハーブボールについての知見をご紹介します。

こちらはそもそもハーブボールマイスター講座という有料の通信プログラムの内容の一部無償で公開するものです。

これまで有料でご案内して沢山の方にお役立ていただきました。

実際にこの内容を通じてセラピストをされているかたもいらっしゃいます。

その意味では値千金の内容です。

それでも公開に踏み切った理由は「ハーブボールをもっと身近に活用してほしい」という一心からです。

あなたの生活はハーブボールがあることでもっと楽しく、健康的に、エコフレンドリーになります。

そして、あなたが誰かの親であるならば、子供たちの教育にも貢献します。

観光客が押し寄せるこれからの日本は癒しをテーマに発展していくと私たちは考えています。

その意味でハーブボールはこれからの農業においても大きな役割を果たしていくと考えています。

もっともっと身近にハーブボールを置くことで、日本と世界がより良い方向に変えていく。

これが私たちのミッションです。

だからこそ思い切って公開したいと思っているのです。

ハーブボールの知見について

2012年、私たちは日本で初めて現代人向けのハーブボールのレシピを公開する書籍ハーブヨガを出版しました。

その後、2017年には念願のハーブボールを用いた「ハーブボールSPAセラピー」を出版し、ハーブボールについての知見を日本全国に普及させています。

こちらはクラウドファンディングでたくさんのご支援をいただいてできたものです。

英語の書籍を含めて、ハーブボールについての知恵はこちらのSPAセラピーの書籍以上に詳しいものは世界的に見ても現時点では存在しないと私たちは自負しています。

この本では東条百合子先生由来の日本の自然療法、あるいは常岡一郎先生由来の遊び心という視点を通じて、ハーブボールSPAセラピーが自然療法の本流であることを宣言しています。

そのためハーブボールをもっとライトにSPA・セラピーグッズとして使いたい方には賛否両論ある内容かもしれません。

もちろんそれでOKです。

「レバレッジシリーズ」でベストセラー作家の本田直之さんも仰っていますが「賛否両論こそがオリジナリティ」だからです。

誰もがいい顔をする内容というのは多くの場合、退屈で刺さらないものでしかありません。

そこでハーブボールについて詳しく学びたい方はまずはこちらの書籍をご覧ください。

あなたの心を揺さぶることをお約束します。

そんな私たちにとっての原点とも呼べる知見について解説していきます。

こちらは過去の養成講座参加者向けのもので、書き方がだいぶ異なります。

どちらかというと、アートブックである「ヨガマット一枚の革命」と似ている書き方です。

この書き味も一つのテイストとして受け取ってお読みいただければ幸いです。

ハーブとは何か?

古今東西のあらゆる文化で人々は癒やしと活性化を求めてきました。

ハーブヨガでは人々にその二つの効能をもたらすものを「ハーブ」と位置づけてます。

その意味で、特殊な薬草や食品だけがハーブではありません。

むしろ、あなたを生かしてくれている世界そのものを「ハーブ」として認識しましょう。

そして、あなた自身が世界を癒やし、活性化させる役割があることを自覚すべきなのです。

その意味でハーブは特殊なものではない。あなたの内側に存在するものなのです。

例えば、あなたの大事な人。あなたの大事な思い出。あなたの空間。

そのどれもがあなたを癒やし、元気づけてくれているはずなのですから。

あなたは今まで無自覚にその効果を感じ取っていたかもしれません。

しかし、「周囲に生かされている」ということに気づくことによって、その効果を自覚的に駆使することができるようになるのです。

同時に、ハーブを愛でるということは世界との接触(コンタクト)と言って過言ではありません。

あなたは地球の生み出した種々様々なハーブに接し、命を分け与えられるのですから。

地球が見返りなく与えてくれる姿勢を見た結果、あなたこそが世界のハーブとなって歩き出すのです。

ここにハーブヨガの究極の目的があります。

あなた自身がハーブになるために、現実のハーブを先生としてしっかりと対話するのです。

ハーブヨガを行うに当たって、こんな質問をよく頂きます。

 → 婦人科系に効くハーブってありますか?
 → 便秘に効くハーブはありますか?
 → 運がよくなるハーブってありますか?

ないことはないんです。

むしろ、ハーブヨガでは、これらの悩みにどんぴしゃで答えられると思います。

しかし、まずはあなたがその症状と対話しようとすること自体が大いなるハーブになります。

「なぜ、私はその悩みを持つに至ったのか?」

「どんな生活をしているから?」

「私はどれだけ自分自身ついて観察してきたんだろうか?」

その視点無しにハーブに外部的に解決してもらおうという発想では、その効果は限定的なものになってしまいます。

薬剤でも薬草でも、確かに短期的・集中的に活用すれば、一瞬だけ効果があるように見えるかもしれません。

しかし、その人の習慣が変わらない限りは、どんなに高価で希少なものを用いても長期的な効果は殆どないこともしばしばです。

何度何度も症状がぶり返すことを経験されている方も多いのではないでしょうか。

そして、自分と対話をせずに外部的なものに依存して、症状を無理やりに押さえつけてしまうことは危険ですらあるのです。

その意味で好転反応を活用して、自分の内面に向き合うことをハーブヨガ・ハーブボールSPAセラピーでは勧めています。

好転反応については以下の記事を参照のこと:

第32回  ハーブヨガにおける好転反応とは何か?前編

第33回 好転反応をするっと経過しよう(好転反応とは何か?後編)

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