呼吸の中で『世界のハーブになる』を実践する

呼吸の中で『世界のハーブになる』を実践する

ハーブヨガのモットーである、『世界のハーブになる』という言葉は決してコンセプトだけのお題目ではありません。

あなたがハーブヨガを実践する際に常に意識しておくべきことです。

例えば、ハーブヨガでは地球と一緒に呼吸をすると考えます。

一般的なハーブヨガクラスではセッションの最初に香りのTune-inを行います。

このコンセプトを学ぶには以下の動画を閲覧されるとよいでしょう。(英語版ですが、概要はわかると思います)

 

香りのTune-inの際には、手のひらにハーブを置いて、その熱がだんだん体中に広がっていくという観想を行います。

この時にTune-inが深まっていけば行くほど、私達の持っている気の体と地球が一体化していきます。

まるで私達の体から根っこが伸びて地球の中心へと伸びて行くイメージです。

目には見えませんが、実践を積むことで地球全体へとつながる実感がもてるようになるでしょう。

この地球と一緒に行なう呼吸法というのはとても心地よいものです。

 

しかし、観想が深まれば深まるほど、むしろ、一抹の苦しさを感じるようになります。

それは地球が傷ついている状態が、あなたの呼吸の苦しさに反映されているからです。

この苦しさは呼吸法が未熟だからではなく、むしろ、ある一定のラインまで高まっているからこそ起きる現象です。

勿論、軸の力を鍛えることで苦しさは消えていきますが、この痛みをも引き連れて私たちはハーブヨガに臨むべきなのです。

地球環境が瀕死の時代に産まれているからこそ、私達にしかできない使命があります。

それは地球から収奪的にハーブを奪って、ただただケアされることだけを考える受動的な姿勢ではなく、身近な人間関係に始まって、最後には地球全体をケアしようという積極的な姿勢です。

それがハーブヨガの使命だと言えるのです。

 

『世界をあなたのハーブに変える』とは?

では、少し時間を作って以下のことについて考えてみましょう。

ハーブヨガにおけるハーブとは一体何でしょうか?

考えてみましょう。

これには「ハーブヨガでデキル」の書籍にも定義が書いてありますが、ハーブとは癒しと熱を与える存在と言えます。

ハーブボールをみてもわかりますが、温かくて熱があって、そして癒しがある存在です。

ハーブヨガにおける「ハーブ」とは特殊な植物だけがハーブであるというわけではありません。

あなたに癒しと熱を与えてくれる存在すべてのものを私たちはハーブと呼びます。

人間もハーブですし、空間や記憶など、どんなものでもハーブになります。

よって、世界の全てのものをハーブにするというのは、世界中のハーブ製品を貪るだけの消費者になることではありません。

世界が私のハーブなのだと考えて行動していくということです。

つまり、目の前に起きている全て現象から気づきを得るという姿勢なのです。

国際ハーブヨガ協会の公式アカウントです。宗冨美江(Fumie MUne)と宗健太郎(Kentaro Mune)による共同執筆の記事となります。

第9回 ハーブヨガの呼吸の特徴とは?

ハーブヨガを行うと、パートナーから「化粧品変えた?」と聞かれたり、しばらく会わない友人から「肌が1トーン明るくなった」と言われたりする人が続出します。それは無論のこと、高級な化粧品を使っているからではありません。

その鍵は呼吸法、正確にはプラナヤーマ(調気法)にあります。

そして、ハーブヨガのプラナヤーマの基本は丹田呼吸法の活用にあります。これはあなたの丹田部分(子宮周り)に気を送り、丹田を活性化させ、その部分のエネルギーを全身に回すことで、体の中心から温めることにつながります。

丹田部分にある婦人科系は体内の女性ホルモンをコントロールしていることから、この部位を整えるということは、肌や髪を司る女性ホルモンの分泌をも整えるということになるわけです。また、呼吸系を適度に鍛えることによって、それと連動する呼吸する器官である皮膚も美しさを発揮するようになります。

中国医学ではこの部位を意識することを「意守丹田」といいますが、この呼吸法を活用することで自分自身の意思を司る軸の強さと、透き通った肌などの女性の美を得ることが両立可能になります。

これは肺と肌が同じ『呼吸器』として強い関係を持っているからなのです。このことについては五臓の項目でまた後ほど解説することになるでしょう。(または拙著「ハーブボールSPAセラピー」のP89をご覧ください)

丹田抱雛(たんでんほうすう):優しい呼吸をしよう

また、ハーブヨガでは丹田呼吸法であってもそれを激しく行うのではなく、静かに優しく行うことが特徴です。まるで親鳥が子どもの雛を抱いているときのような優しさを持って丹田を抱っこしているのが特徴です。これを丹田抱雛とよびます。

上図:親鳥は危険を察知すると雛を自分の羽の中に隠してしまう

ハーブヨガでは特に注意のない時は、優しくストローから呼吸をするように細く長い呼吸を行うことを理想とします。吐くときも、吸うときも力を入れすぎることはありません。

ヨガでは反動を使ってアーサナをしないと説きます。反動を使うということは、勢いに任せるということです。つまり、自分がどのような動きをしているか観察していない状態なのです。これでは一切の気付き(マインドフルネス)は発生しません。

これは呼吸においても同様です。激しい呼吸とは反動を使った呼吸になりがちなのです。強さとは観察の欠落を生み出しがちなのです。そして、激しい呼吸を行いすぎるとその呼吸によって、あなたの体は傷ついてしまいます。血中の活性酸素が増えて、あなたの髪や肌は老化してしまうからです。

国際ハーブヨガ協会の公式アカウントです。宗冨美江(Fumie MUne)と宗健太郎(Kentaro Mune)による共同執筆の記事となります。