喉の痛み、鼻水、目の痒みなど粘膜系の症状に悩まされている方も多いかもしれません。
なぜなら目下、花粉症の季節ですから!
夫の健太郎さんも、約10年前まではものすっごい花粉症でした。
まさに、目の痒みや充血を通りこして、鶏のような顔になるほどただれていました。
鼻は常時、滝のように鼻水が流れていました。
そして、鼻水が詰まっているため、耳が聞こえにくくなるんです。
こうなると、話しかけても「え?ごめーん。何?」と、ようやく気づくくらい、頭までぼんやりしてしまっていました。
まさに、見ざる聞かざる言わざる状態でした。
かと言って薬を飲むと、副作用で頭痛と眠気が起きてしまい、さらにコミュニケーションに難がでます。
つまり、この季節になると、一ヶ月ほど人間生活を休業しているような状態といっても過言ではありませんでした。
本人以上に、身近で接する人間はこの猛威を振るう花粉症に対して「どうにかせねば!!」と考えていました。
そんな状況を脱するきっかけになったのがハーブヨガの知恵を結集したライフスタイルです。
花粉症をはじめとするアレルギーとは、ただの先天的な体質と思われている方が多いと思います。
しかし、生活習慣と大きく結びついています。
その中でも、人間の三大欲求の一つである睡眠の質と時間はとりわけ重要です。
何故かと言うと、人は眠っている間に体を調整するからです。
この季節にアレルギーが出るのは、季節の変わり目に体が対応しきれていないからです。
しかし、時間を十分取ったとしても、その質は疑わしいという場合が多いです。
眠るということをワクワクするような価値あるものにすることが出来ずにいるのが現代人のほとんどなんじゃないかと思います。
だけど、私たちに言わせれば、「質のよい眠りこそ、人生の目的」なのです!
よく眠れるということは、幸せのバロメーターでもあるのです。
つまり、健康や美容も叶え、そしてそれを越える目的があるのです。
魂の世界と繋がる眠りの不思議を探究してほしい。
私達の人生は3分の1が睡眠です。
気持ちよく眠れれば、バイタリティが湧き上がってくるものです。
「質の高い睡眠をしたい!」
「美しい夢がみたい」
このような人類の究極の欲求でもある睡眠を応援するためにハーブボールを役立てることができます。
もちろん、効果効能を保証するものではありませんが、ハーブの持つ大地のビジョンには確実に触れられるものと確信しています。
【睡眠と花粉症の関係】
東洋では季節に応じて骨格が開閉すると昔から考えます。
暑い夏になれば骨盤や肩甲骨が開き、熱を発散し、寒い冬になれば骨盤や肩甲骨が閉じる傾向にあるのです。
体が正常に働いていれば問題はないのですが、普段からエアコンが効いた場所やストレスに晒されている場合には、この開閉が上手く行かなくなるのです。
その結果、アレルギーという形でエネルギーを外に出す動きが生まれるのではないかと考えられます。
ハーブボールではあてた場所のみならず、経絡などを通じて、体全体の気血の巡りをよくします。
その結果、アレルギー症状を出さずとも改善できる例があるのではないかと考えています。
【花粉症を癒やすハーブボールSPAセラピー 5つのステップ】
1.ハーブボールを作ろう
まずはキッチンにあるものでいいのでハーブボールを作りましょう。
例えばゴマ80g、シナモン3gで基本的なハーブボールができてしまいます。
ゴマは一旦フライパンで炒って、すりつぶして使います。
→具体的なハーブボールの作り方はこちらの記事をご参照ください
2.肩甲骨の周りにあてる
そして、電子レンジで1分30秒ほど加温したハーブボールを肩甲骨の周りにあてましょう。
これは冬にカチコチになった肩甲骨の周りに気血を通すためです。
この場所は一人では当てにくいので、ご家族などにあててもらうと更に良いですね。
※一人で当てる場合にはソファやイスの背もたれに挟むとGoodです。
3.肝臓の周りにあてる
次に肝臓の位置にあてます。
肝臓の状態は私たちの免疫とも大きく関係します。
ストレスなど心の状態も大きく肝臓に影響しますので、なだめならがら癒してあげてください。
場所は右下の乳房の下の部分です。
ゆっくりと呼吸をしながらじっくりあてましょう。
4.首の後ろ(と眉間)にあてる
次に首の後にあてます。
この位置からもエネルギーが出て行くポイントになります。
もし、目の花粉症が出る場合には第三の目のある、眉間の間の位置にあててもよいでしょう。
5.脾臓を冷やす
1~4の行程を20分ほど行ったら、最後に脾臓を濡れたタオルで冷やしましょう。
脾臓の状態もまた免疫と大きく関係があります。
場所は左の脇腹の位置です。
時間は30秒~1分の間でOKです。
と、こちらのプロセスをできれば寝る30分前に行ってみましょう。
呼吸の状態も改善されますから、 眠りは深くなります。
花粉症でお困りの方、是非、お試しください。
国際ハーブヨガ協会の公式アカウントです。宗冨美江(Fumie MUne)と宗健太郎(Kentaro Mune)による共同執筆の記事となります。